ほのぼのスポーツクラブ

プラス思考のすすめ

 第一話
  
  発明王エジソンの話です。

 エジソンは、1914年2月火災に遭遇しました。
 自分の実験室が全焼です。
 
 生涯かけて作ってきた試作品が全部焼失し、そのショ
 ックは計り知れません。
 
 この時エジソン67歳、普通の人なら「この歳になっ
 て・・・」とお先まっ暗で、生きる気力さえなくしか
 ねません。
 
 ところがエジソンはプラス思考の人「この火災は私に
 何かを教えている。私のこれまでのやり方は間違って
 いる。だから試作品を全部焼いてくれたんだ。
 心気一転、ゼロからやり直せということだ。」と陽転
 思考しました。
 
 その火災から一ヶ月後の事、エジソンは世界初の蓄音
 機を世に出したのです。
 まさに陽転思考のなせるわざです。

          第二話
 
 スランプに陥る事があります。そんな時たいていの人
 はスランプから脱しようともがきますが、簡単には立
 ち直れません。
 
 段々あせって来ます。
 あせるからますます落ち込みます。
 悪循環を断ち切る方法があります。
 
 あれもダメ、これもダメでどうしようも無いときは、
 悪あがきをしない事。
 
 あれこれ考えないで、さっさとフトンをかぶって「ふ
 て寝」してしまうのです。
 
 始めのうちはクヨクヨ考えますが、そのうち本当に眠
 ってしまいます。
 
 疲れ切っている体と精神には睡眠が大きな安らぎとな
 ります。
 
 まずはひと眠りして体の回復と精神のリフレッシュを
 することです。
 「ふて寝」は、スランプの特効薬です。
 
          第三話

 どんな快活な人でも、失敗がたび重なると自信を喪失
 してしまいます。
 なぜか、大脳生理学の権威である林 髞(たかし)博
  士は、次のように説いています。
 
 「自信をなくす原因は過去の失敗体験にあり、失敗体
 験の蓄積回路が大脳にバッチリ組み込まれます。この
 失敗回路をそのままにしておく限り自信はなかなか取
 り戻せません。」
 
 失敗感を直していくひとつの方法として、次のような
 神話があります。
 ― 男は毎日仔牛を持ち上げて自分の体を鍛えてい 
 た。仔牛は成長し少しずつ体重が増える。それでも男
 は毎日欠かさず仔牛を持ち上げている。
 そうしているうちに男はいつの間にか、成牛を持ち上
 げる程の力もちになっていた ―
 
 この神話のように「小さな成功」を重ねながら「成功
 集積回路」を作っていく方法もあるのです。

          第四話
  
 思いがけない緊急事態が生じます。
 そのような時の基本は「決してあわてない」というこ
 とです。
 
「そう言われてもパニックの時は無理なはなし・・・」
 と反論が聞こえて来そうですが、実は日頃の考え方が
 重要なのです。
 
 日頃から次のように考えておきます。
 法則沿って考えます。
 
 ひとつ目の法則は、「その人に解決できない問題は、
 その人に降りかかっては来ない」という自然の法則で
 す。とは言え、現実的にはとても解決できない難問に
 直面する事があります。
 
 そのような時は、ふたつ目の法則が生きます。
 「解決策は思いがけないカタチでおとずれる」という
 法則です。
 
 「解決できない問題はない」という法則と「思いがけ
 ないカタチで・・・」という法則をセットで考える習
 慣をつけておきます。
 
 難関に直面した時、この習慣がものをいいます。

          第五話
  
 阪神淡路大震災の時の話です。
 夜12時過ぎ、避難所におにぎりが届きました。
 まだ大火災が続いている中をぬって、市役所の職員が
 必死になって届けたものです。
 
 おにぎりの数は僅か、老夫婦がひとつ分けてもらいま
 した。「こんな火災の中有難うございます。ひとつを
 夫婦で半分ずついただきます」と涙ながらに合掌
 しています。
 
 一方、隣の若夫婦は「ワシら朝から何も食べとらん。
 こんな夜ふけになって冷たいにぎりめし一個だけか!
 ワシらを餓死させるつもりか!」
 
 同じ現実でもこうも違うのです。
 犬が吠えてもシャクにさわる。上司に注意されても腹
 が立つ。マイナスに受け止めると、何でもかんでも腹
 が立ちます。
 
 マイナス感情は体に良くありません。そのことは現代
 医学でも証明されています。
 腹を立ててばかりいると、腹も立てられない病人にな
 ってしまいます。

          第六話
 
 会社の上司が部下の仕事の進行状況をチェックしま 
 す。期限が五日後に迫っている作業が八割ほど終わっ
 ています。
 
 そこで「まだ二割も残っているのか」と上司に言われ
 れば、部下はプレッシャーを感じます。
 
 作業の進み具合がモタついていると批判されているよ
 うだからです。
 
 ところが「もう八割も終わっている。あとひと息だ 
 ね」と言われれば、あと二割をはやいとこ片づけよう
 と、部下はやる気を出します。
 
 「まだ」と言うか「もう」と言うか、どちらに焦点を
 当てるかによって、言われた方のやる気は違ってきま
 す。
 
 「もう六十歳」と自分を老け込ませる人「まだ六十 
 歳」と張り切る人、言うまでもなく「まだ」と受け止
 めている人の方が底ヂカラが出ます。

          第七話
 
 キリンという動物がいます。首が長いのが特徴です。
 背丈の高い木の葉っぱを食べるのが得意です。
 
 ワニは水陸両用です。水の中を泳いで魚を食べます。
 地面をはって羊でも牛でも食べます。
 
 ワニに向かって「地面をはってばかりいないで、タマ
 には立ち上がって歩け」と注文をつけても無理なハナ
 シです。
 
 キリンに向かって「タマには地面をはって歩け」と忠
 告しても無理なこと、人間も同じこと「○○さんの性
 格はこのように直した方がいいよ」と忠告しても、
 一朝一夕には直りません。
 
 持って生まれた性格だからです。ワニに「立って歩 
 け」と言っているようなものです。

 「○○さんは、こういう性格の人なのだ」と容認する 
 ことです。
 
 「容認の境地」に立てば、コミュニケーションもうま
  くいきます。

 皆様の参考になれば幸いです。


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