CASSIOPEIA 2

ちょっと贅沢に寝台特急カシオペアの旅 2 

夕食

IMGP2050.jpg列車の旅の楽しみといえば、流れゆく車窓を長めながらの食事です。
食堂車が大好きなのですが、今や食堂車があるのは、北へ向かう寝台特急3列車のみ。
そこで予約をとろうとしたのですが、こちらは満員。そこでカシオペア御膳とかなんとかいう重箱の豪華弁当を注文しました。
それが着くまでは、上野駅で買ったワインやらウェルカムドリンクなどを楽しみます。

最初に車販のおねえさん(新人さんと思われる)が予約の確認をとりにきます。そのときに飲み物もすすめられるので、ビールを注文しました。残念ながら生ビールではないのですが、サッポロクラシックが用意されているところが、素晴らしい。そういえば車内誌もなぜかJR北海道のものしかありません。
IMGP2051.jpg
さて、夜のとばりもおりてきて、指定された時間となりましたが、なにせ車両のはじから配っているのでしょう。またされることおよそ1時間。ちょっと待たせすぎじゃないかと思うのですが、運ばれてきた御膳は、さすが豪華列車にふさわしく、豪華で美味しいものでした。

IMGP2052.jpg三段重ねのお重をあけるとこんなあんばいでございます。

食堂車でのゆったりとしたコース料理も魅力ですが、個室で静かにいただくお重、実はこっちのほうがあたりなんじゃないかとそう思います。これでビールがもっと冷えていて、おかわりもできるのならいうことないのですが…。

車内をあるいてみる

食堂車にはいけませんでしたが、せっかくなのでラウンジにいってみました。
札幌行きでは、機関車の真後ろに連結されているので、後方の眺望を楽しめるのは、進行方向がかわる真夜中の青森〜函館間だけになります。

IMGP2062.jpg(写真は青森駅にて=さすがに誰もいません)満員の乗客をのせていますので、ラウンジも満席状態です。

この車両、電源車もかねていて、床下では発電機が各車両に電気を送っています。というわけで、うるさいったらありゃしません。はい、ここ、そんなに落ちつけるような車両ではありません。

もうひとつ雰囲気を壊しているのが、入口にある売店です。
ここでも販売していると案内しているのですが、どうみても車販準備室の倉庫、そのまんまといった感じなのです。かつての新幹線にあったようなカフェテリアの小さいものであるとか、そういうものを想像しているとあまりの雑然さに気分ががっくりときます。
それとラウンジへ通り抜けるときもおたがいぶつかりそうになるんです。
客から見えないところに車販準備室はつくるべきだし、売店として使うならきちんとしたカウンターをもうける、そういうものだと思うのですがねぇ。特に豪華列車としてうっているわけですから。

目覚めたら北海道

夜中、目が覚めた。
ナビで現在地を確認すると青森県内を走行しているらしい。
窓の外をしばらく見ていると海が見えてきた。結局、青森駅まで寝つけなかった。
せっかくなので、ラウンジカーに行き、ここまで連れてきてくれたEF81が切り離されていくのを見届ける。

ここからカシオペアは進行方向をかえ、青函トンネルを抜けて函館に向かう。
青函トンネルの通過時間帯は、深夜。
同行者は、青函トンネルも見たそうだったが、こんな夜中に起きていられるはずもないし、だいたい夜だと余計にわかりにくい。
開通当時、快速海峡の車内には現在地を知らせる表示があった記憶があるが、今はどうなんだろう。

次に目が覚めたとき、外はすっかり明るくなっていた。そして函館である。
駅舎が新しくなってから、鉄道ではきていないが、ホームの雰囲気はかわっていないようだ。
再び進行方向をかえ、終着札幌駅へと向かう。

朝6時半、起床の放送。
時間が早いように思うが、カシオペアは函館本線をこまめに停車していくし、札幌到着も9時前である。だから、早くない。
この時間から使えるのは、行動するにはいいが、もう少し朝ゆったりとすごしたい気もする。

終着は旅の始まり

もう何回も見ている海は、なんど見ても内地のそれとは違うような気がする。
それが、道南であっても。

ダイニングカーは、朝食もすぐに満席になったようです。
もらったコーヒー券でも使いに行くかと思ったが、そんなわけで車販から手に入れることに。
まあ、遠いし。
ついでに、朝食としてサンドイッチを買う。函館駅でつまれたもののようです。
見ると、部屋の外のドアノブに朝刊がぶらさがっています。ぶらさげるならどこかで案内してくれよな、というのがクオリティか。
しかし、道新というのがいいではないか。
なにからなにまで北海道色なのは、この列車のいいところ。

IMGP2085.jpg函館から札幌までは意外なほどにあっというまに着いてしまう。
本当に朝ゆっくりしている時間はない。
でも、こうやって時間をかけてやってくると、ああ、北海道きたなぁ、という実感が強い。
飛行機だと、どこにいるのか、しばらく実感がわかないからね。

名残惜しくカシオペアを降りると、そこは札幌。
そして、旅はまだ始まったばかり。
ここからいよいよ北海道の夏旅です。
さて、行きますよ、富良野、そして美瑛へ!

(2007/7/7)
マタタビ運営事務局(JTB中部)「夏タビラブ」キャンペーン タビバコ賞/ナイスフォト賞受賞