2005年ドラフト補強ポイントを考えてみる(野手篇)
年齢 |
右打ち捕手7名 |
右打ち野手13名 |
左打ち野手12名 |
37 |
矢野 輝弘 |
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金本 知憲 |
36 |
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町田 康嗣郎 |
片岡 篤史
久慈 照嘉
桧山 進次郎 |
35 |
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34 |
野口 寿浩 |
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33 |
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32 |
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中村 豊 |
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31 |
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今岡 誠
筒井 壮 |
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30 |
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立川 隆史 |
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29 |
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秀太
赤星 憲広 |
28 |
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上坂 太一郎
前田 忠節
的場 寛壱 |
藤本 敦士
葛城 育郎 |
27 |
|
浜中 おさむ
関本 健太郎
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林 威助 |
26 |
浅井 良
中谷 仁 |
藤原通 |
喜田 剛
萱島 大介
庄田 隆弘 |
25 |
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24 |
|
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鳥谷 敬 |
23 |
狩野 恵輔 |
赤松 真人 |
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22 |
岡崎 太一 |
桜井 広大 |
|
21 |
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松下 圭太 |
20 |
小宮山 慎二 |
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19 |
大橋 雅法 |
高橋 勇丞 |
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18 |
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前田 大和 |
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平均 |
25.9歳 |
27.7→26.8歳 |
29.1→29.3歳 |
チーム構成(右打ち左打ちでの分析)
OUT(左1右4)
梶原
八木、早川、新井、沖原
IN(左0右7)
町田、筒井壮、赤松、岡崎、大橋、高橋、前田
秋季キャンプ参加者(左5右8)
赤星、葛城、鳥谷、喜田、庄田
立川、上坂、関本、浅井、的場、藤原、狩野、小宮山
うち第3クールから鳴尾(左3右2)
秀太、萱島、松下
中村豊、中谷
休養(左6右5)
金本、檜山、片岡、久慈、(藤本)、(林)
矢野、野口、今岡、(浜中)、(桜井)
()内は怪我・故障による休養
チーム全体としては左打ち打者が少ないと言えます。
実際に戦力として計算できる黄色と白色で示す主力選手に限って見ると、左打ちは8名、右打ちも8名で、現時点ではバランスは取れていると言えるでしょう。
しかしながら32歳以下で見てみると左打ちが5名、右打ちが7名となり、バランスは大きく崩れます。
しかも1軍捕手枠が2か3席、これは右打ちで埋まりますので、このままでは戦術的に厳しくなるでしょう。
先のことを考えるならば左打ちレギュラーの世代交代を準備すべく左打者が多いくらいの編成をすべきと思います。
その意味で今季ドラフトは左打者に注目です。
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レギュラー |
サポート |
2軍レギュラー |
育成 |
1塁 |
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町田 康嗣郎 |
的場 憲壱 |
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2塁 |
藤本 敦士 |
秀太・上坂 太一郎・関本 健太郎 |
藤原 通 |
萱島 大介 |
3塁 |
今岡 誠 |
片岡 篤史・筒井壮 |
喜田 剛 |
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遊撃 |
鳥谷 敬 |
久慈 照嘉・前田 忠節 |
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前田 大和 |
右翼 |
檜山 進次郎 |
立川 隆史・浜中 おさむ |
林 威助 |
高橋 勇丞 |
中堅 |
赤星 憲広 |
中村 豊 |
庄田 隆弘・赤松 真人 |
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左翼 |
金本 知憲 |
葛城 育郎 |
桜井 広大 |
松下 圭太 |
|
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捕手 |
矢野 輝弘 |
野口 寿浩・浅井 良 |
中谷 仁・狩野 恵輔・岡崎 太一 |
小宮山 慎二・大橋 雅法 |
チーム構成(各ポジションでの分析)
各ポジション毎に4枠、ここに選手を当て嵌めることにより戦力のダブつきや空白を分析することで、某球団の様な戦力の無駄を無くし、効果的な補強をしていくことに主眼を置きました、、、といっても某氏の受け売りですが(^^ゞ
戦力分析での色分けを基準に、黄色と白字の選手をレギュラーおよびサポート枠に当て嵌めます。同様に水色の選手を2軍レギュラーおよび育成枠に当て嵌めます。
微妙な色の違いはご愛嬌ということで(^^ゞ
一塁
基本的にレギュラー枠には外人が入るので、空きは育成枠ということになります。高卒スラッガーをじっくりと育てたいところですね。
それと的場は一塁が適正ではなく、怪我が重なったことによる応急処置です。その意味で、2軍レギュラー枠も決め手に欠けると言えます。庄田、喜田なども就きますが、同等の素材であれば、即フル出場が可能でしょう。
また、サポート枠も磐石ではありませんので、一気に1軍定着を窺えるかもしれません\(^^)/
これを踏まえると、即戦力型スラッガーと高卒スラッガーを同時獲得し、即戦力型は一年みっちり2軍で経験を積んで翌年1軍デビュー、場合によっては一気に1軍定着、その間に高卒スラッガーを育成枠で長期熟成させていくことが出来るでしょう。
二塁
一軍はサポートを含め充実しています。
しかしながら決め手に欠けているとも取れます。鳥谷が入団するまでの遊撃と同じ状況に見えるのは私だけではないと思いますが如何でしょうか。即戦力野手を補充するには狙い目なポジションではないでしょうか?
しかしながらダブつき感が否めない実情、ここは二塁に固執せず、遊撃の状況を踏まえて考えてみましょう。
遊撃を征する者は内野を征す、、、って誰か言ってませんでしたっけ(^^ゞ
三塁
育成枠に空きがあります。
一塁同様、高卒スラッガーを育てたいところですが、喜田が昇格するか見切られるかの大事な時期に来ていますので、育成といっても呑気にしていられません。それにサポート枠は近い将来、空くと想定されますので一塁と状況は似ているかもしれませんが、この場合は喜田の去就次第でしょう。
高卒スラッガーを上位で獲得するか、大卒・社会人を下位で獲得するか、微妙なところかと思います。
遊撃
ここは2軍レギュラー、育成枠ともに空席です。
鳥谷が長期レギュラーを張りそうな気配なので、育成枠で高卒の大型野手をじっくりと育てたいところですね。
2軍レギュラー枠には、混沌とした二塁レギュラー争いに参入すべく即戦力野手を獲得することも考えて良いでしょう。
育成できる時期ですし、遊撃が出来れば内野コンバートは容易でしょうから有効活用して貰いたいものです\(^^)/
外野
中堅に守備重視、両翼に攻撃重視で配置しました。
高橋が内野転向という話も出ていますが、2軍の遊撃がガラ空きなので出番を求めてのこと、その意味では高橋の身体能力は素晴らしいと言えます。
庄田も同様に一塁兼務で出場機会を増やしています。
その意味では2軍レギュラー陣がしっかりしており、育成枠を埋めても出番が無いと言えるでしょう。
予めコンバートを想定しての獲得ならその限りではありませんが、外野手として獲得の際は2軍レギュラー陣以上の即戦力に限るべきではないでしょうか。
捕手
ポジションの適正上、2軍レギュラーがダブつくのは仕方無いでしょう。
当然4枠共に埋まっている訳ですが、ここで触れておかなければならないことは、捕手で主軸を張れる選手は身体能力が高く、エースで4番がプロでも大成するケースが多いことに当て嵌めても良いかと思います。
素材重視での獲得、小宮山・大橋を含めたコンバートを積極的に考えても良いポジションかと思いますので、高卒捕手は要注意です(^^)/
ここでのまとめとして、ドラフト獲得後の育成ポジションは
一塁 即戦力枠、長期育成枠
二塁 空き無し
三塁 育成枠
遊撃 即戦力枠(二塁手をここで育成)、長期育成枠
外野 空き無し
捕手 空き無し
の4箇所あり、即戦力枠が2(一塁、遊撃)、育成枠が2(一塁、三塁、遊撃)ということになります。
しかしながら、野手を4名も一度に獲るのは保有枠を考えると現実的ではありません。これを踏まえると長期育成枠は急いで埋める必要は無く、二塁レギュラー争いが一段落着いて、ダブつきが分散してからでも遅くはないかと思います。
まずは一塁、ここは一気に1軍を窺えるチャンスのあるポジションと言えると思うので、上位で即戦力スラッガー獲得を目指して欲しいと思います\(^^)/
次に二塁、ここは絶対的レギュラーが居ない故のダブつき感がありますので、高次元で3拍子揃った内野手を高卒も視野に入れて上位指名して欲しいと思います\(^^)/
三塁は育成枠といえど、ゆっくり構えている訳にはいかない実情がありますので、高卒スラッガーの上位指名が理想ですが、現実的には大卒か社会人を下位で獲得することで落ち着くかと思われます。
ということで内野手を3名、獲得するのが入団後の育成面を考慮しても望ましいと考えます。
以上、2点の分析により、左打ちの即戦力野手を獲得し、一塁と遊撃で育成する方針でドラフトに臨むのが編成上、ベターかと思います。どちらも上位指名となるでしょうから高卒枠、大卒・社会人枠を巧く使い分けて貰いたいですね(^^)y
それと三塁で育成する野手、これは右打ちも含めて広い範囲で考えて良いでしょう。
ドラフト候補者は育成ポジションとイコールではありません。今は外野手や捕手あるいは投手でも、入団後コンバートということは普通に行なわれています。その意味で、
阪神に入団後は何処が空いているのか?(チーム事情)
その選手は何処が適正なのか?(長所をアピールする場)
を考えながら、スカウト気分で試合観戦すると、より楽しく見れると思いますよ〜〜〜♪
あと左打ちで注目すべきは白字の選手が居ないこと、これはレギュラー予備軍の不在=選手層の薄さが挙げられます。
つまり、即戦力の左打者のニーズが見えてきます。
林、喜田、庄田などが一軍定着すれば問題ありませんが、危機回避の意味でも上位での獲得が望ましいと思われます。
年齢構成としては内野手の若手で、鳥谷以下が居ないことが問題として挙げられます。
右打ちに限定すると藤原より若手が居ません、これは大問題です!!
といいつつも野手という括りで見ると右打ちは昨年かなり獲得し、高橋がショートに挑戦したりとコンバートでの対処が想定されるので、やはりここでも左打ち内野手のニーズが見えてきます。
ここでのまとめとして、左打ちの内野手(高卒・大卒問わず上位指名)が優先順位・高と思われます。