2011年ドラフト補強ポイントを考えてみる(野手篇)
野手(37名) |
年齢 |
右打ち捕手8名 |
右打ち野手16名 |
左打ち野手13名 |
43 |
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金本 知憲 |
42 |
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桧山 進次郎 |
41 |
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40 |
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39 |
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38 |
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37 |
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36 |
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35 |
城島 健司
藤井 彰人 |
新井 貴浩 |
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34 |
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葛城 育郎 |
33 |
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関本 賢太郎
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林 威助 |
32 |
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浅井 良 |
平野 恵一 |
31 |
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30 |
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鳥谷 敬 |
29 |
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狩野 恵輔 |
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28 |
岡崎 太一 |
桜井 広大
新井 良太 |
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27 |
清水 誉 |
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野原 祐也 |
26 |
小宮山 慎二 |
黒瀬 春樹
黒田 祐輔
田中 慎太郎 |
坂 克彦 |
25 |
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上本 博紀 |
柴田 講平 |
24 |
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前田 大和
藤川 俊介
甲斐 雄平 |
田上 健一 |
23 |
橋本 良平 |
野原 将志 |
荒木 郁也 |
22 |
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森田 一成 |
21 |
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藤井 宏政 |
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20 |
原口 文仁 |
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19 |
中谷 将大 |
穴田 真規 |
阪口 哲也 |
平均 |
26.6歳 |
26.4歳 |
26.8歳 |
チーム構成【右打ち左打ちでの分析】
春季キャンプ(宜野座:左8右12)
藤井彰、小宮山、清水、岡崎
鳥谷、平野、金本、桧山、林、坂、柴田、森田
新井貴、関本、大和、俊介、浅井、新井良、上本、野原将
春季キャンプ(安芸:左5右11)
城島、橋本、原口、中谷
葛城、荒木、田上、野原祐、坂口
桜井、狩野、甲斐、田中慎、黒田、藤井宏、穴田
新入団(左2右5)
藤井
荒木、坂口
新井良、黒瀬、中谷、穴田
秋季キャンプ参加者(安芸:左4右8)
岡崎、小宮山、橋本
坂、柴田、田上、森田
大和、俊介、上本、甲斐、野原将
秋季キャンプ参加者(鳴尾浜:左2右6)
清水、原口
林、野原祐
浅井、田中慎、黒田、藤井宏
休養(左5右5)
城島(左膝半月板縫合術)
金本、桧山、葛城、鳥谷、平野
新井貴、関本、桜井(右肘関節形成術)、狩野(椎間板ヘルニア除去手術)
()内は怪我・故障による調整
2011から6歳以上離れた選手は平均年齢に含まない計算とします。よって金本・桧山は神の領域ということで(^^)
チーム全体として平均年齢は捕手が下がり、世代交代の準備は着々と進んでいる印象があります。
左右の内訳を見ると明らかに左打者は少なく感じます。
実際に戦力として計算できる黄色で示す主力選手に限って見ると左打ち5名に対し右打ち4名でバランスは良さそうですが、白色・緑色で示す選手を含めると左打ち7名に対し右打ち9名となり、尚且つ神の領域の選手は両名とも左打者なのです。
よって右打ち野手の将来性に比べ左打ち野手の世代交代を踏まえると非常に厳しい状況であるといえます。
以上より即戦力左打ち野手の補強が急務であり、特に主軸を張れそうな打撃重視の方向性が見えてきます。
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レギュラー |
サポート |
2軍レギュラー |
育成 |
ニュートラル |
1塁 |
新井 貴浩 |
森田 一成 |
橋本 良平 |
田中 慎太郎 |
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2塁 |
平野 恵一 |
坂 克彦・上本 博紀 |
荒木 郁也 |
阪口 哲也 |
3塁 |
関本 賢太郎 |
新井 良太 |
野原 将志 |
穴田 真規 |
遊撃 |
鳥谷 敬 |
前田 大和 |
黒瀬 春樹 |
藤井 宏政 |
右翼 |
浅井 良 |
甲斐 雄平 |
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黒田 祐輔 |
檜山 進次郎
葛城 育郎 |
中堅 |
藤川 俊介 |
柴田 講平 |
田上 健一 |
狩野 恵輔 |
左翼 |
金本 知憲 |
林 威助 |
野原 祐也 |
桜井 広大 |
捕手 |
城島 健司 |
藤井 彰人・岡崎 太一 |
清水 誉・小宮山 慎二 |
原口 文仁・中谷 将大 |
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チーム構成【迷スカウト蔵さん公認1ポジション4人制による分析】
各ポジション毎に4枠、ここに選手を当て嵌めることにより戦力のダブつきや空白を分析することで、某球団の様な戦力の無駄を無くし、効果的な補強をしていくことに主眼を置きました。因みにここでは監督の起用法は無視、あくまでも編成としてのバリエーションを基準としています。
尚、2009年より育成枠での人員増に伴いニュートラル枠を新設しています。
一塁(4名)
一昨年から新井貴は一塁の方が適正と思っているので初心貫徹し、サポート枠は期待を込めて森田を配置しました。
二軍レギュラー枠は出場機会と打撃に期待を込め橋本を配置し、育成枠の田中慎とレギュラー枠を争う図式としています。
編成的には特に補強の必要性は感じられません。
二塁(5名)
レギュラー枠は平野、サポート枠は着々と実績を積み上げている坂と、昨年同様に上本を期待を込めて配置しました。
二軍レギュラー枠はポスト平野として期待される荒木、育成枠として阪口を配置しています。
編成的には荒木の獲得で左右のバランスがとれており、補強の必要性は感じられません。
三塁(4名)
レギュラー枠は関本を軸にしていますが実際に起用されるのは新井貴なのでしょうね。
サポート枠は満を持して野原将を、と思っていたのですが新井良を獲得したことにより2軍レギュラー枠に出戻り、育成枠は穴田を配置しました。
編成的には右打者ばかりなので、昨年から持ち越した左打ちのスラッガーを補強したいところです。
遊撃(4名)
レギュラー枠は鳥谷、サポート枠は大和を配置、これは異論の無いところでしょう。
二軍レギュラー枠は高濱を想定していましたが、まさかFA補償選手で流出するとは(ーー;)
大和の故障によって黒瀬を緊急トレードしてバックアップ体制をとり、育成枠の藤井が二軍レギュラー枠を争って欲しいところです。
編成的にはポスト鳥谷として3拍子揃った左打ちアスリートを補強したいところですが、残留してくれれば問題ありません。
外野(11名)
中堅に守備重視、両翼に攻撃重視で右翼に右打者、左翼に左打者を配置しました。
レギュラー枠の左翼は金本、サポート枠はポスト金本の筆頭であろう林を配置しました。
中堅は狩野のコンバート出遅れを埋めた俊介、サポート枠にポスト赤星の筆頭として柴田を挙げました。
右翼は中堅の守備力低下を踏まえると浅井を推し、サポート枠としてそろそろ出てきて欲しいので期待を込めて甲斐を配置しました。
二軍レギュラー枠は秋季キャンプで出遅れた野原祐と田上を配置し、育成枠に黒田と故障で満足な活躍を期待できない桜井と狩野を配置しました。
編成的にはポスト神の領域の目処が付くまで即戦力を補強し続ける必要があります。
捕手(8名)
ポジションの適正上、ここだけは4名ではなく7名がベストかと思います。
レギュラー枠は城島、サポート枠は城島故障の緊急補強で藤井を獲得、それと岡崎も昨年と同様にサポート枠に配置しました。岡崎は今年が最後のチャンスと思って精進して欲しいところです。
二軍レギュラー枠には打の清水と守の小宮山を配置し、橋本は出場機会と打撃を生かして一塁に配置しました。育成枠に原口と中谷を配置しました。
編成的には橋本が本格的にコンバートしようとも、補強の必要性は感じられません。
ここでのまとめとして、2010年の補強ニーズは
一塁 補強の必要なし
二塁 補強の必要なし
三塁 昨年からの懸案として左打ちのスラッガータイプ
遊撃 ポスト鳥谷として3拍子揃ったアスリートタイプ(FA残留がベスト)
外野 若手の成長次第によっては中堅を守れる即戦力
捕手 補強の必要なし
の3箇所あり、先の【右打ち左打ちでの分析】を踏まえた優先順位としては
@ 左打ち即戦力三塁手(大卒以上が望ましいが上位指名に相応しい高卒の逸材も可)
A No.1評価の即戦力外野手(左打ちで主軸を担える強肩なら尚よし)
B ポスト鳥谷を期待できそうな左打ち遊撃手(@優先)
ドラフト候補者は育成ポジションとイコールではありません。
今は外野手や捕手あるいは投手でも、入団後コンバートということは普通に行なわれています。
その意味で、
阪神に入団後は何処が空いているのか?(チーム事情)
その選手は何処が適正なのか?(長所をアピールする場)
を考えながら、スカウト気分で試合観戦すると、より楽しく見れると思いますよ〜〜〜♪