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何故2007年なの?
1.戦力downの底が2006年と推測

優勝メンバーの成績と2004年の成績を比較して、将来性を考えてみましょう。
ここで重んじるべきは野手なら規定打席、投手なら規定投球回数と年間を通じて戦力となっているかだと思いますので

黄色
示します。

  野手陣     2003年             2004年           2005年(年齢は2005年度)
  今岡  0.340 72打点 12HR ⇒ 0.305  83打点 28HR
    ⇒ 31歳 上り傾向
  赤星
  0.312 35打点  1HR ⇒ 0.300  30打点  0HR     ⇒ 29歳 上り傾向
  金本
  0.289 77打点 19HR ⇒ 
0.316 113打点 34HR    ⇒ 37歳 維持
  檜山  0.278 63打点 16HR ⇒ 
0.305  84打点 18HR    ⇒ 36歳 維持
  藤本  0.301 36打点  0HR ⇒ 0.257  33打点  5HR    ⇒ 28歳 停滞
  矢野 
0.328 79打点 14HR ⇒ 0.284  65打点 11HR    ⇒ 37歳 下り傾向
  片岡  0.296 55打点 12HR ⇒ 0.204  7打点  3HR(故障) ⇒ 36歳 
故障多し
  アリアス 0.265 107打点 38HR ⇒ 0.271  84打点 25HR    ⇒ 解雇

  関本  0.269 12打点  4HR ⇒ 0.316  41打点  5HR     ⇒ 27歳 上り傾向

金本の鉄人ぶりは異常としても、流石に今年37歳のベテランをいつまでも
4番に据えておくのは、その先のことを何も
考えていないに等しいことです。
長期低迷の反省点として、4番不在による助っ人頼り、しかも外ればかりで悪循環が続いたことが挙げられます。
今のうちから育成すべきでしょう。
他の主力に目を向けると金本と同年代の
矢野は持病もあって下り傾向、片岡は故障続きで規定打席到達は
望めないでしょう。
それに代わる若手として
関本への期待はありますが、規定打席に到達していないので、一年通した戦力とみるのは
時期尚早
かと思われます。
同様に
4番候補最有力浜中にしても来季は万全とは言えず、今のままでは併用が想定されます。
つまり今の戦力は世代交代に対応した若手の登用、及び配置転換が必要であると言えます。
その意味で今季のコンバートや主力の起用法は興味深く、色々な意味合いが見受けられます。
世代交代の面では、キャッチャーと4番打者が定着に
時間が掛かることは周知の事実です。
2006年から若手を抜擢するにしても戦力になるのは早くて2007年と想定しました。


  先発陣      2003年                   2004年               2005年以降

  井川
   29試合 206投球回 防2.80     ⇒ 29試合 200投球回 防3.73     ⇒ 26歳 維持
  久保田 26試合  90投球回 防3.12     ⇒ 28試合  69投球回 防4.04(故障) ⇒ 25歳 停滞
  下柳   26試合 138投球回 防3.73     ⇒ 22試合 116投球回 防5.14     ⇒ 37歳 維持
  藪    23試合  98投球回 防3.97(故障) ⇒ 19試合 116投球回 防3.02(故障) ⇒ FA移籍
  伊良部 27試合 173投球回 防3.85     ⇒  3試合  12投球回 防13.11    ⇒ 解雇
  ムーア  21試合 112投球回 防4.35     ⇒ 
解雇

  福原   5試合  22投球回 防2.86(故障) ⇒ 29試合 181投球回 防3.89
     ⇒ 29歳 維持

なんといっても優勝を支えた
3投手が抜け、100投球回以上を望めるのが井川福原下柳だけという状況。
その下柳も中6日かつ100球限定など年齢を考慮した起用法は先発5番手が定位置と言えるかと思います。
優勝を目指すには
あと2枚
100投球回を超える先発投手が欲しいところですが、先発候補は沢山いても実績が無い
ので
期待先行は否めません。
その意味で
今季は実績作りの年と位置付けられ、投手陣の戦力downの底とも言えるかと思います。


戦力downの底が2006年といっても90年代の低迷期に戻る訳ではありません。
今はスカウトや編成がかなりしっかりしていますし、投手力が大きく低下することは考えられないので、建て直しは
矢野に代わる
正捕手の定着、そして金本に代わる4番の抜擢、この辺が
2006年までにある程度の方向性を打ち
出せれば
2007年以降、常勝チームとして安心して応援できる時期に入ると思います。


2.主力の年齢構成は29歳がベスト?!

優勝時の主力の平均年齢は29.6歳でした。あれから2年、主力の平均年齢は30.9歳に上がっています。
世代交代も無論大事ですが、予測できない未来のレギュラーを考えるより、選手の年齢分布からチーム全体として
戦力が充実する時期を考えてみましょう。
下の表を見ると、選手層が厚いのは25〜28歳で、今季は29名在籍しています。
そのまま全員が残ることは考え難いですが、この辺の層が主力として活躍するのは今年より来年来年より再来年
言えるでしょう。
これに現在の主力が相まって主力の平均年齢が29歳になると(^^)y


年齢 投手(左) 投手(右) 捕手 内野手(左) 内野手(右) 外野手(左) 外野手(右) 構成(移籍)
37 下柳剛   矢野輝弘     金本知憲   3(3)
36       片岡篤史
久慈照嘉
  桧山進次郎 町田康嗣郎 3(2)
35   石毛博史           1(1)
34     野口寿浩         1(1)
33                
32             中村豊 1(1)
31 佐久本昌広 牧野塁       今岡誠
筒井壮
      3(2)
30             立川隆史 1(1)
29    福原忍   秀太   赤星憲広   3
28  吉野誠 安藤優也   藤本敦士 上坂太一郎
前田忠節
葛城育郎 的場寛壱 6(2)
27 中村泰広
三東洋
前川勝彦
金澤健人
相木崇
    関本健太郎 林威助 浜中おさむ 7(1)
26 井川慶
能見篤史
藤田太陽 浅井良
中谷仁
喜田剛
萱島大介
藤原通 庄田隆弘   8
25 江草仁貴 久保田智之
杉山直久
伊代野貴照
藤川球児
橋本健太郎
          6
24 筒井和也 渡辺亮   鳥谷敬       3
23 新井智 桟原将司 狩野恵輔   石橋尚到   赤松真人 4(1)
22 中林佑輔
岩田稔
金村大裕 岡崎太一       桜井広大 5
21 田村領平         松下圭太   1
20   水落暢明 小宮山慎二           2
19   玉置隆  大橋雅法       高橋勇丞 3
18      鶴直人
若竹竜士
    前田大和     3
17                
16   辻本賢人           1
構成 11(1) 19(2) 7(2) 6(1) 8(3) 6(2) 6(2) 63(13)



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