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ニコロ・アンマニーティ Niccol`o Ammaniti
ぼくは怖くない
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ぼくは怖くない
内容(「BOOK」データベースより) その夏、ぼくは廃屋の裏で隠し穴を見つけた。中には鎖に繋がれた男の子が!彼は誰?なぜここに?痩せ細った姿に同情し、食物を差し入れし始めたぼくを彼は天使だと言う。同じ頃、大好きなパパが出稼ぎから帰ってきた。以来、怪しい男たちが家に出入りするようになる。ある日、ふと目にしたニュースで、ぼくは自分の身辺で進行する恐ろしい犯罪に気づくが…少年ミケーレの友情と葛藤を描くヴィアレッジョ賞受賞作。
南イタリアのむせ返る様な夏の熱気、少年の感じた不安、恐怖がリアルに伝わってくる。
映画「ニューシネマパラダイス」を観た時にも思ったけれど、イタリアのお母さんは子供にいつも怒っている、という印象がある。
この本でもマンマは怒ってばかり。
それは暑さのせいばかりでもないだろう。
抜けるような青空に影を射す、南部の貧困。
それゆえに起こった事件...。
色々と考えさせられるお話でした。
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