第一章の牢屋のシーンのやりとりに乗れなくてどうしようか、と思っていたけれど、読み進めていくうちに段々面白くなってきました。
一冊読み終えても謎だらけで、まだまだ序章、という感じ。
美青年の吟遊詩人と、垢抜けないけど磨けば光りそうな純朴系美少年という取り合わせ。
・・・これは、狙ってるのかな、やっぱり。
こういう仄めかし小説は大好物ですが。
取り敢えず、続編が出たら購入決定。
続々と登場した新キャラの顔見せ的要素が強くて、お話自体にあまり進展なし。
ナイサンダーの弟子のセロがいいスパイスになっていて、期待大。
どことなくハリポタのスネイプを髣髴とさせる屈折ぶりが素敵。
オレースカの館の設定が、ファンタジーとしてはベタですが、読んでいてわくわくしました。
ケンタウロスがハープを奏でる庭…うっとり。
徐々に明らかになっていくサージルの秘密と、確実に成長していくアレク。
仄めかし要素も健在で、これからも楽しみなシリーズです。
サージルとアレクのお仕事編。
館の侵入、変装、誘惑など、密偵としてきっちりお仕事してます。
陰謀の一部が暴かれたけれども、まだまだ謎だらけ。
主な登場人物が一通り簡単な自己紹介を終えた、といったトコロ。
第二部からの展開も楽しみです。