シリーズの中で、最も現代のエピソードが出てくる話。
一番ミステリっぽいかな。
竜介の孫・静音と清顕の孫・直顕の今後も気になります。
古き良き時代の女学生の雰囲気が存分に味わえる話。
笙子が狂気にのまれていく様は、ゾクリとさせられます。
このシリーズの中で一番好きな話。
三人各々が若さ故に葛藤し、それでも誇り高く生きた、紅蓮の炎のような青春。
切ないです。
元祖・腐女子の話(笑)。
勿論、それだけで終わらないのが栗本さん。
舞台を上海にまでひろげた壮大なミステリです。
竜介がブラックな話。
「大導寺竜介の青春」でもそうだけど下町の描写が生々しく、読んでいるこちらまで混沌の渦に巻き込まれそうだ。
完結を前にしての番外編。
できれば本編を先に書き上げてほしかった。
いつもながらうまいんだけど、作者さんが力を入れてるほど読者としてはのれなかった。
吸血鬼モノって先が見え見えだからねぇ…。