文庫のレーベルと"プラチナ・ファンタジー"という帯の煽りに騙されてはいけません。
これは、FTじゃなくてNVですよ、ハヤカワさん。
奇術たるもの云々、と二人の(陰険なことを仕掛けておいて反省する割には学習能力の無い)奇術師の手記に大半が費やされているこの本。
四分の三は読んでいて辛かった。
終盤はそれなりに楽しめましたが、折角話にのれたところであのあっさりし過ぎな結末に、肩透かしをくらった気分。
ラストが説明不足な気がして、実はよくわかってなかったり。
お馬鹿な私に誰か説明プリーズ。
ネタとしては悪くないと思うんだけど、相性の問題でしょうか?
映画化されるようなので、それを観たら少しはわかるかな?