Queen Japan Tour '76
 


 
 
 
1976年
1. 3月22日(月) 東京 日本武道館
2. 3月23日(火) 名古屋 愛知県体育館
3. 3月24日(水) 姫路 厚生年金会館
4. 3月26日(金) 福岡:九電体育館(2回公演)
5. 3月29日(月) 大阪:厚生年金会館(2回公演)
6. 3月31日(水) 東京:武道館
7. 4月1日(木) 東京:武道館
8. 4月2日(金) 仙台:宮城県スポーツセンター
9. 4月4日(日) 東京:日大講堂

  
   Vocals Freddie Mercury
Drums Roger Taylor
Guitars Brian May
Bass John Deacon
 

(カッコ内は収録アルバム名)
 
Opening:Bohemian Rhapsody

1. Ogre Battle (Queen II)
2. Sweet Lady (A Night at The Opera)
3. White Queen (Queen II)
4. Frick Of The Wrist (Sheer Heart Attack)
5. Bohemian Rhapsody (A Night at The Opera)
     〜Killer Queen (Sheer Heart Attack)
     〜The March Of The Black Queen (Queen II)
6. Bring Back That Leroy Brown (Sheer Heart Attack)
7. Brighton Rock (Sheer Heart Attack)〜Son And Daughter
8. The Prophet's Song (A Night at The Opera)
9. Stone Cold Crazy (Sheer Heart Attack)
10. Doing All Right (Queen)
11. Lazing On A Sunday Afternoon (A Night at The Opera)
12. Keep Yourself Alive (Queen)
13. Liar (Queen)
14. In The Lap Of The God (Sheer Heart Attack)
15. Now I'm Here (Sheer Heart Attack)
16. Rock And Roll Medrey
17. God Save The Queen (A Night at The Opera)


 
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当時女の子の人気をBay City Rollersと二分していたQueen。
高校を出たばかりの私と友人もまた、片や私はBCR、一方友人はQueenのファンでし
た。

友人からは
「BCRはあんなパジャマみたいな格好で人前に出て恥ずかしくないのか」
「その点、Queenはクラシックの素養を背景にオリジナリティあふれる音を作ってい
る本物だ」
と言われ、悔しいけどそのとおりだと思ったものです。ダメじゃん>私。

そんな友人の不安は近づきつつあった「Queenの来日公演」。あんなに繊細に作りこ
まれた音を、果たしてライブで出せるのか?

「彼らは、出したのです!」

友人からの手紙にはそうありました。
人によっては「レコードと同じ」はライブのほめ言葉ではありませんが、Queenは別
ですね。私もますます尊敬してしまいました。
ま、尊敬と愛は別なので、その後も私は「ウッディ〜」とわめいていたわけです
が。

(西村)


Queen2度目の来日公演。“A Night at The Opera”リリース直後は、ほとんど練習もせず、ツアーに出ていたという話がある。本当だろうか?当時はアイドル扱い・過小評価されていたせいでそんなエピソードが出てきたんじゃないかと想像してしまうのだが。3/29大阪厚生年金ホールのブートレグを早速聴いてみたが、ヴォーカル、ギターともに原曲に忠実な安定したプレイが繰り広げられている。やはり日々の練習のたまものではないだろうか。“Brighton Rock”ではBrian Mayの色彩豊かで華麗なギターソロが聴ける。やっぱりうまいよなぁ、この人。風貌はあんなに繊細なのに演奏は結構ワイルドで、ジミ・ヘンの再来とか言われてたもんなぁ。

セットリストはオペラ座ツアーでしか聴けないレアな曲が出揃っており、荘厳な趣のある“The Prophet's Song ”、とぼけた風合いの“Lazing On A Sunday Afternoon”なども演っていた!リストには外せない“Bohemian Rhapsody”よりも、長尺ものの“The Prophet's Song ”の方がファンの反応がよい。「黄色い声」を出していた人たちも、この曲には固唾を呑んでじっくり聴き入っているのである。そして長い長いタメの後、“Stone Cold Crazy”のイントロに入って、みんな待っていましたとばかりに声を上げているのには笑えた。

ただ難を言えば、わざわざ“Bohemian Rhapsody”〜“Killer Queen”〜“The March Of The Black Queen”をメドレーにしなくてもよかったんじゃないだろうか。“Bohemian”の間奏部を妙に引っ張りすぎて、なんだか間が抜けてしまったように思う。

(Issei)  公演データは04年4月22日、コメントは04年5月1日アップ
 
 
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