David Sylvian + Robert Fripp
Damage Tour 1993

 


 
 
 
1993年
10月16日(土) 東京・渋谷公会堂
10月17日(日) 仙台・市民会館
10月19日(火) 横浜・神奈川県民ホール
10月21日(木) 大阪・フェスティバルホール
10月22日(金) 名古屋・厚生年金ホール
10月23日(土) 京都・京都会館第二ホール
10月25日(月) 東京・中野サンプラザ
10月26日(火) 東京・中野サンプラザ

  
   Guitar, Frippertronics Robert Fripp
Vocals, Keyboard, Guitar David Sylvian
Grand Stick Trey Gunn
Drums Pat Mastelotto
Guitar Michael Brook


 

 
1. God's Monkey
2. Brightness Falls
3. Every Colour You Are
4. Jean The Birdman
5. Firepower
6. Damage
7. Explosure
8. Gone to Earth
9. 20th Century Dreaming
10. Wave
11. Riverman
12. Darshan
13. The First Day

 
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元Japanで映画「戦場のメリー・クリスマス」の音楽を手がけたDavid Sylvian、King Crimsonのリーダーで「尊師」ことRobert Fripp の初のコラボレーションは、Sylvian名義でのEP“Alchemy - An Index Of Possibilities”(1985年)。その後Sylvianの“Gone to Earth”(1986年)を経て、1993年にDavid Sylvian & Robert Frippのデュオで“The First Day”を発表している。実はコレに先駆けて92年にもドラムレスのトリオで来日しているようだ。

このときのツアーには、94年Crimson再々結成当時のメンバーであるTrey Gunn(Grand Stick)、Pat Mastelotto(Drums)が参加している。なんでも、Sylvianは新生Crimsonへの参加を打診されていたという情報もある。

“Damage”の中の数曲を聴く前は、SylvianがもしCrimsonに参加していたら、“VROOOOM”のような「ヘビメタ」Crimsonにはなっていなかったのではないかと思った。イメージとしては“Every Colour You Are”のようなものを想像していたからだ。しかし“God's Monkey”や“Brightness Falls”を聴くと、結構ヘビーだ。ただSylvianの声はどちらかというと粘着質なので、あのドライなカンジにはならなかったかもしれない。

この93年に行われたSylvian & Frippの2度目のツアーは、94年にFripp側のスタッフによるミックスを経て、全世界限定プレスのライブ・アルバムとしてリリースされている。一時期廃盤となり、マニアの間で超プレミアムがついたが、01年にバップより再発の運びとなった。

象徴的なエピソードは、カーテンコールでステージ下に押し寄せたファンの性別が、シルヴィアン=女性、フリップ=男性、とはっきり分かれていたらしいこと。Sylvianが在籍していたJapanは美形バンドであったことから、観客のほとんどは女性。一方King Crimsonのコンサートに行くと、95%は男性だった、というのが主な理由。Crimsonのライブでオールスタンディングになったとき、背の高い男性に阻まれた筆者は、「ここは女人禁制か?」とか思ったものだ。

(issei)

 
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