Jeff Beck '05


 
 
 
2005年

7月1日(金) 神奈川県民ホール
7月2日(土) 東京国際フォーラムホールA
7月3日(日) 東京国際フォーラムホールA
7月5日(火) 東京国際フォーラムホールA
7月7日(木) 広島・広島郵便貯金ホール
7月8日(金) 大阪厚生年金会館大ホール
7月9日(土) 大阪厚生年金会館大ホール
7月11日(月) 名古屋国際会議場センチュリーホール
7月13日(火) 北海道厚生年金会館
7月15日(金) 東京国際フォーラムホールA

    
   Guitar Jeff Beck
Vocal Jimmy Hall(ex.Wett Willie)
Bass Pino Palladino
Drums Vinnie Colaiuta

Keyboard Jason Rebello


 

(カッコ内は収録アルバム名)
 
<1st STAGE>
1 Earthquake (From the Album “You Had It Coming ”) 2Stratus (Billy Cobham)
3 You Never Know (From the Album “There And Back ”)
4 Cause We Have Ended As Lovers (From the Album “Blow By Blow ”)
5 Rollin’ And Tumblin’ (From the Album “You Had It Coming ”)
6 Morning Dew (From the Album “ Truth”)
7 Behind The Vail (From the Album “Guitar Shop ”)
8 Two Rivers(From the Album “Guitar Shop ”)
9 Star Cycle (From the Album “There And Back”) 10 Big Block (From the
Album “Guitar Shop”)
11 Scatterbrain (From the Album “Blow By Blow ”)

<10minutes interval>

<2nd STAGE>
12 Beck's Bolero (From the Album “Truth ”)
13 Nadia (From the Album “You Had It Coming ”)
14 Angel (From the Album “Who Else!”)
15 Led Boots (From the Album “Wired ”)
16 Diamond Dust (From the Album “Blow By Blow ”)
17 Hey Joe(Jimi Hendrix)
18 Manic Depression (Jimi Hendrix)
19 Good Bye Pork Pie Hat (From the Album “Wired ”) 20 Brush With The Blues
(From the Album “Who Else! ”)
21 Blue Wind (From the Album “Wired ”)

<Encorle1>
People Get Ready (From the Album “Flash ”) Over The Rainbow <Encorle2>
Going Down (From the Album “Jeff Beck Group ”)


 
投稿、ご意見はこちら
 
初日のセットリストを見ていなくてよかった。
見ていたらあれほど感動しなかっただろう、と思う。
Who Else!とYou Had It Comingがリリースされた99年、00年の来日時のステージは、ほぼそれぞれのアルバムの曲中心で、そういう意味での「彼の今(現在)性」が強く打ち出された構成になっていた。しかし今回は全く違う。第一期Jeff Beck Groupから現在に至るほぼすべての時期の楽曲をおもちゃ箱をぶちまけたような構成で臨んだのだ。

当初、今回のツアーにVocalを連れてくる、と聞いたときには「なぜ!?」と思ったものだったが、この演奏曲構成のためには必要だったと見て分かった。基本的には「まさか!」「えっ、この曲もやるの!?」という驚きの連続。聴きながら前回、00年の来日時、何の曲でかは忘れたけれど、その曲間に一瞬「Plynth」('69 Beck-Ola)のリフを入れたことを思い出した。それまで「Jeff Beckは過去の楽曲は鍵をかけた箱にしまっている」と勝手に思っていたので「うんにゃ、忘れたわけではないよ」と言われた気がして意外に思ったのだ。あれが今回のツアー構成の”伏線”になっていたのかもしれない。

メンバーは以下の通り。
G:Jeff Beck
Vo.:Jimmy Hall(ex.Wett Willie)
Key.:Jason Rebello
Bass.:Pino Palladino
Drms.:Vinnie Colaiuta

バックは確実かつ重厚。当初予定されていると言われていたJan Hammerの同行が本人の病気のために不可能になったと聞いてガッカリしたものだが、今回のメンバーも技術的には充分な腕の持ち主で、いささかの遜色もなかった。6,9,12,21に感激。特に12! 中学2年生の時の曲ですからね。おじさん泣きますた(^^;)

唯一の不満と言えばVocalのJimmy Hall。歌はうまいんだけど、服の趣味悪し。Wett Willie(好きなバンドです)時代と比べると太ったし。もうちょっとカッチョよくしなさい(笑)

当日、前回Midiギター奏者としてツアーに参加していたジェニファー・バトゥンが客席に来ていました。「ずいぶん似た人がいるなあ」と思っていたんだけど、翌日いろいろなサイトを見ていたらやっぱり本人でした。追加公演で飛び入りしたりするのかなあ。ううむ追加の最終公演を見に行きたい欲望を抑えるのがたいへんでした。その前にはCharさんもいたとか(こちらは未確認)。


(7/2 東京国際フォーラム、盛本パンジャ)
 
 
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