【押尾コータロー】
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東京・青山劇場 2006年 6月23日(金) ◆ 6月24日(土) ◆ 6月25日(日) ◆ 6月27日(火) ◆ 6月28日(水) ◆ 6月29日(木) |
Accoustic Guitar ◆ 押尾コータロー Bass ◆ 押尾コータロー Drum、Percussion ◆ 押尾コータロー 三味線 ◆ 押尾コータロー |
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ネタバレになるので、ツアーが終わってから! |
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筆者の通うギタースクールでは、現在押尾コータローの一大ブーム。“Hard Rain”というパーカッシブな曲があり、これを年に1回の定期演奏会で友人が披露したのですが、あまりのインパクトにその場に居合わせた人は度肝を抜かれてしまいました。初期衝動でジャカスカ弾いているように見せながら、実はアコースティックギター1本を余すところなく使い、一度にいろんな音を奏でる緻密さ。へー、こんな面白いギタリストがいるのか!曲をほぼカンペキにコピーした彼もすごいが、こんな曲を作る押尾氏は一体どんなことをやる人なんだろう?「とにかくすごくってさ、今度ライブをやるからみんなで観にいこうよ!」ということで、出かけてまいりました。青山劇場。 なにやら燕尾服とプレスリーの衣装を足して2で割ったようなフシギなスタイルで登場。のっけからギターのボディをリズミカルに叩きながら、観客を沸かせます。アコースティックギター1本・ボーカルなしの演奏だと、なにやら「花鳥風月」的なアンビエントな世界になってしまいそうですが、さにあらず。霧雨のような繊細でやさしい世界と、スコールのような荒々しさとが同居するコンサートでした。 この人は、五感で感じたさまざまなことを切り取ってギター1本で即興で曲にしそうだなーと思いながら観ておりました。願いが叶うなら一緒に世界一周旅行をして、轟音を立てて落ちるナイヤガラの滝、終わりが一体どこにあるのかわからない荒涼とした砂漠、多民族の雑踏でごった返すアジアの街をその場で曲にしてもらいたい。そう語ったら、すでに旅をテーマにしたアルバムがあるんだそうです。 自作の曲だけでなく、平原綾香の“Jupiter”、坂本龍一の“戦場のメリークリスマス”などなど(あんまり書くとネタバレになるので、ここまで)、みんなが知っている曲も自在にアレンジして楽しませる引き出しの多さ。いやー、参りました。 毎回恒例なのだそうですが、メンバー紹介で「ギター、押尾コータロー」「ドラムとベース、押尾コータロー」「三味線、押尾コータロー」と言いながら、いろんなパフォーマンスを披露してくれました。まさに包丁1本で飾り細工を作る職人のようだったなぁ。やはりギター1本でさまざまな動物の擬態をやってしまうAdrian Belewを思い出してしまいました。スタイルは全然違いますが。 最後にアンプを通さず生ギターで1曲やってくれます。コンサートに行かれる方は、どうかお楽しみに。 (issei) |
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