【東京事変】
Spa & Treatment Tour '07


   

2007年

10月18日(木) 横浜/横浜BLITZ
10月25日(木) 名古屋/Zepp Nagoya
10月26日(金) 名古屋/Zepp Nagoya
10月31日(水) 大阪/Zepp Osaka
11月1日(木) 大阪/Zepp Osaka
11月2日(金) 大阪/Zepp Osaka
11月7日(水) 福岡/Zepp Fukuoka
11月8日(木) 福岡/Zepp Fukuoka
11月10日(土) 東京/Zepp Tokyo
11月11日(日) 東京/Zepp Tokyo
11月14日(水) 仙台/Zepp Sendai
11月16日(金) 札幌/Zepp Sapporo
11月20日(火) 東京/Zepp Tokyo
11月21日(水) 東京/Zepp Tokyo

    
   Vocals、Guitar 椎名林檎
Bass 亀田誠治
Drums 刄田綴色
Guitar 浮雲
Keyboard 伊澤一葉

 










 

(カッコ内は収録アルバム名)

1. 復讐 (娯楽)
2. 酒と下戸 (娯楽)
3. 歌舞伎町の女王 (無罪モラトリアム)
4. OSCA (娯楽)
5. ランプ (娯楽)
6. ミラーボール (娯楽)
7. 金魚の箱 (娯楽)
8. 群青日和 (教育)
9. ピノキオ (CDシングル“OSCA”収録)
MC
10. 某都民 (娯楽)
11. 月極姫 (娯楽)
12. メトロ (娯楽)
13. 鞄の中身 (CDシングル“OSCA”収録)
14. 丸の内サディスティック (無罪モラトリアム)
MC
15. 閃光少女 (新曲)
16. 私生活 (娯楽)
17. 修羅場 (大人)
18. 黒猫道 (娯楽)
19. キラーチューン (娯楽)

【アンコール1】
1. 心 (CDシングル“遭難”収録
2. SS/AW (娯楽)

【アンコール2】
透明人間 (大人)
  

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こんにちは、ふだん拙サイトをご覧になっていただいているみなさま。長らく放置していて、誠に申し訳ありませんでした。久しぶりのライブネタでございます。え、観る数が少ない?いや、まさにその通り。こんなサイトを立ち上げておきながら、年間にライブを観る数が少なすぎますよねぇ。今後少し検討します。

さておき。2年と9ヶ月ぶりに東京事変のライブに行ってまいりました。なんでこんなに間が空いてしまったのかというと、1stアルバムからカットされた“遭難”、そして2ndアルバムからの“修羅場”に、何か苦悩のようなものが見えたからです。1枚目のアルバムのできはまぁまぁ気に入っていたのですが、シングルカットする曲に迷いがあり、ここに今後の事変を多少心配する要素があったためです。リリースする以上はオリコンで5位以内にあげないといけない。そしてこれまでの椎名林檎のイメージをくつがえすものであってはならない。でも...バンドとしてやるのに新しいことをやっていかなくていいのか、そのような迷いがシングルに見て取ることができたのです。

これはあくまで私見ですが、椎名林檎という人は、ソロでありながらアンサンブル志向で曲を書く人だったのではないでしょうか。確かにアレンジャーが優秀だったこともあるのでしょうが、数人で集まりセッションの延長線上で書くような曲を、1人でやってしまうトコロがすごいと思っておりました。「丸の内サディスティック」然り。なので、バンドとして活動を再開したとき、仲間との化学反応でどんなものができるか、かなり期待しておりました。

しばらく様子を見ていたら、今年の7月に“OSCA”をリリース。ソリッド感とスピードがあり、しかもロックンロール固有の下世話さもある。彼女以外のメンバーが作曲したとのことですが、何か吹っ切れた感があったので、アルバム“娯楽”を買いました。元の彼女のイメージを活かしながら、少しずつ異なるエッセンスを取り入れた楽曲群はなかなか面白く、通勤時のヘビーローテーションとなっています。
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肝心のライブですが、いつもオープニングから声量とイキオイに圧倒されます。風邪を引いていたとのことですが、ぜんぜん気がつきませんでした。でも、MCが少なかったかな。男性メンバーばかりが喋っていましたが、やや宴会でのオヤジノリ。

最初の事変の頃に比べ、セットリストがバラエティに富んできましたね。2作目の“大人”でキーボードの伊澤氏から「もっと女らしい曲やったら?」と言われたそうですが、“SS/AW”や“黒猫道”のようなかわいらしい曲も登場、やや余裕も感じられました。

とはいえ、アップテンポな“ミラーボール”、“OSCA”、“金魚の箱”、“丸の内サディスティック”などでは鬼気迫るボーカルが冴え、老体を引きずりながら少し踊ったりもしました。事変ファンは、やや平均年齢も高いだろうから、次は元渋谷公会堂、武道館などでもやってもらいたいと思いました。


(11/10 Zepp Tokyo、Issei)

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