Deep Purple & Yngwie Malmsteen '09  


 
 
 
2009年

4月8日(水) 東京・東京国際フォーラムホールA
4月15日(水) 東京・東京国際フォーラムホールA
4月9日(木) 名古屋・Zepp Nagoya
4月10日(金) 広島・厚生年金会館
4月12日(日) 金沢・金沢歌劇座
4月13日(月) 大阪・厚生年金会館

  
   【Yngwie Malmsteen】

Vocals Tim "Ripper"Owens
Drums Patrick Johansson
Bass Bjorn Englen
Guitar Yngwie Malmsteen
Keyboard Michael Troy


【Deep Purple】

Vocals Ian Gillan
Drums Ian Paice
Bass Roger Glover
Guitar Steve Morse
Keyboard Don Airey


 
セットリスト

【Yngwie Malmsteen】

Death Dealer
Damnation Game
Far Beyond the Sun
Live to Fight Another Day
Baroque
Red Devil
Trilogy
Caprici Di Diablo
Masquerade
Magic City
Badinere
Hiroshima Mon Amour
See the Light
Rising Force


【Deep Purple】

Highway Star
Things I Never Said
Into the Fire
Strange Kind of Woman
Rapture of Deep
Mary Long
Contact Lost
Sometimes I Feel Like Screaming
Well Dressed Guitar
Wring that Neck
Battle Rages On
Christian on Keys
Perfect Stranger
Space Truckin'
Smoke on the Water
Hush
Black Night

 
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大物外タレのライブといえば、背景にアーチスト名やツアー名のロゴが大きくかかげられ、テーマを持たせた舞台装置がつくられるもの…と思ってましたが、いまや下火になって久しいHR/HMの世界、しかも世界同時不況ですから、そういうかざりものは何もなかったです。
インギーのほうは、スモークたいてましたけどね。

シンプルさがライブハウスみたいでイイ! ということもできなくはないですが…。

前座のインギーは、ライブで見るのは初めてでしたが、背がすらりと高いのに顔がものすごくデカいですね…。

早弾きでおなじみのインギー、ピックがすぐいたむらしく、スタンドマイクのところにたくさんはさんでおいて、ぽいっと捨ててはとりかえていました。
曲のあいまにローディーの人が飛び出してきて、足りなくなってないかチェックするのがおかしかったです。

あと、インギーはリッチー・ブラックモアが大好きってことになってるので、かれと同じ白いストラトキャスターを使っています。
しかもそれをこわす、こわす。そんで後ろ向きにローディーに投げるという、自由と放埓をはきちがえた危険な行為を繰り返し、最後は客席に投げていました。
平成も21年になるのに、いまだにステージでストラトをこわして客席に投げてるのなんて、インギーぐらいのものでしょう。

そのあと、パープルのために舞台換えするとき、ローディの人がいっしょうけんめい掃除機をかけていました。
そりゃそうですよね、破片だらけですからね。パープルの老人たちがよろけて転び、けがをしたら、保険会社はたいへんな打撃を受けます。
普段着以下のかっこうでステージに立つイアン・ギランなんか、はだし+サンダルで来てるかもしれません。

インギーに話をもどすと、歌はうまく、楽曲も日本ウケするラインナップでした(たぶん)(あまり知らんのだ)。
このインギーが、ディープ・パープルの部にも出てくるのは予測がつきましたが、なんとサプライズ・ゲストとして、ディープ・パープル創設メンバーであるジョン・ロードが途中から出てきました。
場内、大熱狂です。

わたしはずっと、ドラムセットが左利き用なのが気になってて、左利きのイアン・ペイスもサプライズで出てくるんじゃないかな、そのためにわざわざ左利きのドラマーを入れてるんじゃないかなあ、と興奮気味に思いました。
けっきょくそっちのサプライズは最後までありませんでした。なぜならイアン・ペイスは最初からそこにいたからです。ぎゃー。ペイスも脱退したのかと思ってた。アホか、わたしは。

だって席が遠いから、めがねしてるかどうかとか、ぜんぜんわからなかったんだもーん。

インギーは、大先輩であこがれのジョン・ロードにむちゃくちゃあいさつしてました。
ギターとオルガンの違いはあれど、思えばこのふたりはクラシック音楽経験者どうしですね。

パープルはもちろんもう終わったバンドですが、あれでいてなかなか、ライブバンドの側面があるので、それなりに楽しいです。
過去の大名曲と、リッチーが抜けてからのどうしようもない曲を混ぜてやるんですが、腰が抜けるぐらいひどい曲がまた、名曲群を引き立ててくれるんですよねぇ。


(西村)
 
 

 
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