熱帯魚って?熱帯魚を飼おう!子供が見たい


名前
大きさ
生息地
備考
アフリカンランプアイ
5〜6
アフリカ

群れを作る。大人しく、産卵も容易。メダカの仲間です。目のブルーがとっても上品な水草にあう熱帯魚です。

カーディナルテトラ
5〜6
アマゾン

赤と青が輝く美しい魚。ネオンテトラとは違い、赤のラインが長い。

アピスト
(ラミレヂィ)
5〜8
アマゾン

繁殖期のオスは綺麗に発色する。ペアで、産卵育子をする。飼育はやや難しい。

ラスボラ
ヘテルモルファ
アジア

オレンジ色に、黒いバチのようなアクセントが入る

ゼブラダニオ
アジア

白黒の細いラインがしま模様になっている。コイ科の魚なので飼育は容易です。上手に飼うと白の部分は金色に輝きます。

グッピー
3〜5
南米

有名な、熱帯魚。繁殖、飼育とも容易。高価なモノでは、1ペアが20000円のものも・・・

エンゼルフィッシュ
15〜20
南米

熱帯魚の代名詞のように有名。ただし、優雅な姿とは裏腹に、小型魚を食べてしまう。ペアで、産卵する姿は感動的です

コリドラス
南米

小型の、底棲ナマズ。模様によって、呼び名が異なる

スマトラ
5〜6
アジア

コイ科の熱帯魚で、トラ模様の縞が綺麗です。最近では、グリーン、アルピノ(白色個体)なども出回っています。エンゼルとは同居できません。

ネオンテトラ
5〜6
アマゾン

熱帯魚の定番中の定番。値段はリーズナブルですが、輝くような赤と青のラインは値段とは反比例の美しさです。

やまと沼エビ
5〜6
日本

熱帯魚ではありませんが、スカベンジャー(水槽の掃除屋)としてよく一緒に入れられます。脱皮時は弱いので隠れ場所が必要です。


 

熱帯魚って?

 熱帯魚とは・・・、言葉通りに熱帯地方(主に、南米、東南アジア、アフリカ)に棲息する、淡水魚のことです。
 その昔(戦前)には、大変、高貴な趣味で、お金持ちしか出来ない趣味でしたが、現在では誰もが気軽にできる趣味になってきました。
 ここ、何年かは、第三次ブームということもあり、水槽を含めた飼育用の器具も大変充実し、価格も手ごろになってきました。それと、同時に、熱帯魚を飼うことも易しくなってきています。
 熱帯魚自体も、東南アジアの方で、これまで養殖の難しかった種類が次々と、養殖に成功し、少し前までは、綺麗だけれども高価で、買うのがためらわれるようなものも、随分、気軽に買えるようになってきました。
 今でも、熱帯魚を飼育するのは難しい、という声をよく聞きますが、これらの理由から、大変手軽に飼育できるようになりました。
 また、熱帯魚というのは、見た目以上に丈夫で、一週間程度の旅行でしたら、えさを与えなくても、死んでしまうことはそうはありません。また、他のペットでは気になる、匂いや、アレルギーも熱帯魚の飼育では、まず気にする必要はありません。そういった、意味では、マンションのような環境では最も適したペットではないでしょうか?
 また、近年では、水草を主体とした、水槽を設置するのも流行っていて、インテリアとしても、充分通用します。


 

熱帯魚を飼おう!

 では、さっそく熱帯魚を飼おうかな?と思った方、必要なものは何でしょうか?
 後、あれば便利なものは・・・
 セッティング
 まず、水槽を置く位置を決めます。重要なのは、設置後の水槽(60センチ)は、総重量が60キロ以上にもなることです。設置後は、容易には移動できませんし、設置場所もしっかりした所を選びましょう。
 熱帯魚を入れよう
 すぐに、熱帯魚を泳がせたいところですが、水が出来ていません。つまり、熱帯魚の汚した水を綺麗にする、濾過バクテリアがまだ充分でないのです。自然に待てば、1週間ほどで、自然発生します。
 すぐに、どうしてもいれたいという方は、バクテリアが、市販されています。
 熱帯魚、選びですが、表にしたものであれば、比較的、飼育が簡単で値段も手ごろです。組み合わせにだけ注意して購入しましょう。一般に高価なものほど飼育も難しいので、値段も参考にして好きな魚を購入するのがいいでしょう。
 適当な数は、60センチ水槽で、5センチ程度のものが25〜30匹でしょう。エンゼルフィッシュであれば、5匹が限度だと思います。
 買ってきた熱帯魚を入れる前に温度合わせ(袋のまま水槽に浮かべる)を20〜30分必ず行いましょう。水温の急変は、魚にとってよくないですから。
 


子供が見たい

 さて、少し慣れてきて次は、きっとかわいい熱帯魚達が子供を産むところが見たくなったのではありませんか?
 価格も安く、比較的、産卵、育子が簡単な熱帯魚を三種類紹介しますから挑戦されてはいかがでしょう?
 グッピーは、価格も安くそのくせ見栄えもよく、また色々なカラーバリエーションがあって、楽しめる熱帯魚の一つです。そして、卵胎性魚というグループに属していて子供を増やすことが非常に簡単です。小さな熱帯魚だけであれば混泳水槽でもどんどん増えます。注意点は特になく、雄・雌がそろっていて、成魚であれば、ほぼ一カ月に1回子供を産むでしょう。
 他にも、モーリー、ソードテールフィッシュなどがこのグループに属します。
 名前の通り、アフリカ産のメダカの仲間です。派手な美しさはありませんが、目のところが淡いブルーに輝く様は、なかなか上品で、水草水槽にはぴったりです。この魚の場合は、単独飼育が良いでしょう。カモンバなどの葉が細かい水草を多めに入れて、アフリカンランプアイを10匹以上泳がせていると、やがて、葉の間に卵を1回につき、1〜2個産み付け、知らない間に稚魚が増えている、ということが楽しめます。
 おや?と思われましたか。エンゼルフィッシュの場合、意外に繁殖が簡単なのは知られていないかもしれません。普通の60センチ水槽でも成功する可能性は高いのです。普通に売っているエンゼルフィッシュはまだ小さいので、まずは大きくしなければなりません。5〜6匹を買ってきて、飼育を始めましょう。特に注意することはありませんし、この時点では混泳もオッケーです。さて、10センチを超えるころから、よく観察をしていると雄・雌のペアーができてくるはずです(できないこともあります)。めでたくペアーができたら他の魚は別な水槽に移します。
 ペアーの見分け方ですが、いつも一緒にいる、とか、寄り添っているとか、とにかく他のエンゼルとは違う様子を見分けるしかありません。
 葉の大きいアマゾンソードのような水草を入れてあげます。
 後は、根気良く待ってみてください、やがて、産卵する場所を口で掃除し始めたらもう成功です。
 雌が一粒一粒丁寧に産卵し、その後に雄が放精します。
 産卵後もペアーで卵を守り、孵化後も稚魚を守る姿はまさに感動的です。
 ただ、産卵後に、驚かせたり、不安にさせたりすると親が卵を食べてしまうことがあるので、餌はあげない、覗き込まない等の気配りも必要ですし、ペアーができたからといって必ず産卵するわけでもないのであしからず、です。