黒猫小隊


 連邦宇宙軍にあって、比較的早い時期に編成されたジム小隊の一つ。正式な所属は、ティアンム麾下の第3艦隊第54戦隊モビルスーツ部隊所属の第2小隊である。
 本小隊の指揮官は、有名なローレン・ゲリン少尉であり、そのこともこの小隊を有名にしている。編成時に少尉が、部隊のパーソナルマークに選んだ黒猫も、小隊が有名になると同時に有名になり、本小隊をして黒猫小隊と呼ばれるようにしたと言える。
 しかし、これほど有名になった黒猫小隊も、2度の大戦闘を経て所属のパイロットが次々に戦死してしまったことや、戦後の再編成で、解散したこともあって、終戦後の再編成では、その姿を消してしまった。
 ただ、余りにも有名になった黒猫小隊が、メディア上から消えることはなく、1年戦争における最も有名な小隊という形容詞は、黒猫小隊のものであった。戦後になって発売されたジムのプラモデルのほとんど全てに、この黒猫小隊を再現できるように、シールが添付されているほどである。
 ただ、戦果を挙げたかというと、小隊の名前が有名になったこととは残念ながら無関係である。

 

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