Q&A

 ここでは、機動戦士ガンダムの中で皆さんが感じてる疑問、分からないことに関して管理者による主観的な観点からお答えします(笑)
 決して、正答ではないことを心に留めておいて下さい(笑)

Q.1
 モビルスーツや戦艦の大きさは?
 
A.1
 一般的なモビルスーツの大きさは、全高18メートル前後です。戦艦は、ほとんどが260〜300メートルです。といっても感覚的には分かりにくいと思いますので、図で示します。

Q.2
 ザクや、グフのパイプって何?
 
A.2

 
 ザクや、グフについてるこのパイプですが
冷却システムや、駆動システムを通すパイプです。
旧型のザクでは機体内部に格納していましたが、機動性を得るために、ザクやグフでは外側に出したものです。後期のジオン軍モビルスーツでは、機体内部に余裕ができたため、内蔵しても機動性に影響を及ぼさないようになったようです。
 
 連邦軍のモビルスーツでは、動力伝達システムが異なりますので、パイプは必要ではありません。

Q.3
 セイラさんのその後は?
 
A.3
 Zガンダムで、ファーストガンダムの何人かは、その後が描かれていますが、セイラさんに関しては、ちらっとワンカットでてきただけです。
 どうなったのでしょうか?
 諸説?ありますが、遺産を相続し、優雅に暮らした、というのが正しいようです。確か、別荘のようなところで、くつろいでるシーンでしたよね?
 あと、女優になったとか・・・(笑)色々な説があるようです。

Q.4
 シャア専用ザクの本当の性能は?
 
A.4
 さて、実際のシャア専用ザク、と言うのはいわゆる『MS−06S』というタイプです。シャアのためだけの機体ではありません。では、一般の量産型『06F』と、どう違うのか?
 ロケット推力が20%増しで、装甲材も、より強度の高いものに一部変更されている程度です。では、何故「通常のザクの3倍・・・」という、台詞がでたのでしょう?恐らく、ルウム戦役でのシャア少佐の活躍によって作り出された連邦軍の恐怖が、そういわせたのでしょう。
 また、シャア少佐の大胆に推進剤を使う卓越したMSパイロットとしての資質があったことも無関係ではないでしょう。

Q.5
 ゴッグを作ったメーカーとズゴックを作ったメーカーは違うけど、一年戦争では、何というメーカーが何社参入したんですか?
 
A.5
 さて、メーカーは?モビルスーツ・ザクの原形を競争試作したZIONIC社とMIP社。勝ったのはZIONIC社。負けたMIP社も後にズゴックを送りだしています。傑作機ドムやゴッグを送りだしたZIMMAD社。
 この3社が代表的なメーカーでしょうか?もちろん多業種集約的な工業生産品であるモビルスーツの生産に関わった企業数は、かなりの数になりますが、ここでは全てを把握できません(笑)
 ちなみに、モビルスーツに搭載される熱核融合炉はZAS社が、一手に引き受けていたようです。

Q.6
 ジオン側のエースパイロットの乗り換えられた機体(シャアザクとか)の行方は?
 
A.6
 さて、いったいどうなるでしょう?一般的に言って誰かに譲ることになるでしょう。たとえザクといえども高価なものですから捨てるということはないはず。その際には、やはり色は塗り替えたと思いますよ。

Q.7
 ガンダムの胸から排気が出てるシーンがありますが、ガンダムは何処から吸気しているのですか??
 
A.7
 さて、どこでしょう?航空機のようにエアインテイクを付けても無意味なモビルスーツの場合、やっぱりファンによる強制吸気を行っていると考えたほうがよさそうです。強制吸気は、やはり胸のインテイクからでしょうね。つまり同じ箇所から吸気、排気を行っていると考えられます。吸気は何のため?おそらくはメインエンジンの冷却のためでしょう。空冷によってモビルスーツの稼働時間は、宇宙空間より多少延びることが予想されます(あくまで予想・笑)

Q.8
 なぜザクに専用機があるのに、ジムには専用機がないのですかな?いろいろな所でエースパイロットがいたのに・・「エースにはガンダム」が連邦軍(E.F.S.F.)の主流なのでしょうか?
 
A.8
 さて、ジオン軍の専用機ですが、シャアを始めとして、彼らエースパイロット専用に生産されたわけではありません。シャアのザクは、れっきとしたS型で生産ラインが存在しますし、ギャンは、ゲルググに競争試作で負けたために量産されませんでしたが、試作機として少なくとも5〜6機は生産され、そのうちの1機がマ・クベ大佐に回ったに過ぎません。一般に専用機、専用機といわれているのは、量産された機体に専用のカラーリングがなされているだけなのです。
 
 そういった意味では、連邦軍は、量産間もないモビルスーツを実戦投入したために機体そのものを塗り替える暇もなかったでしょうし、あるいは、軍としてそういう個人的なカラーリングを禁止していたのかもしれません。それでも、個々のパイロットは、規定の範囲内で機体にパーソナルマークや撃墜マークを記入して差別化を図っていたと思いますよ。

Q.9
 ガンダム〔モビルスーツ〕は、何で機動しているんですか?
 
A.9

 一般的にモビルスーツは、核融合炉エンジンを積んでいます。すると、モビルスーツって核動力なの?とも思えます。しかし、実際には核融合炉エンジンというのは莫大な電力を発生させるためのものです。モビルスーツは、この電力を利用して機体各所の関節などにある駆動モーターを作動させています。
 そして、もう一つは、ロケットバーニアです。いわゆるランドセルという部分に格納されていて大量の液化燃料を搭載し、それを爆発的に燃焼させることによってジャンプしたり、宇宙で前進したりします。また機体各所には、宇宙空間で機体の姿勢を制御するバーニアが装備されています。ロケットバーニアの小さなものと思って下さい。
 そして、もう1つ宇宙で機動するのに大事なシステムがあります。腕と脚です。モビルスーツは、これを振り回すことによって発生する作用反作用を利用して機体を旋回させることができます。ロケット燃料を消費せずに旋回できるこのシステムが、宇宙戦闘機などよりもモビルスーツが小回りできる秘密なのです。
 
Q.10
 なぜジオンのMSのモノアイは発光するんですか?
 
A.10
 ジオン軍のモビルスーツは、水陸両用から宇宙戦専用まで全てモノアイが光ります。無線が、使えないミノフスキー粒子下にあっては、このモノアイの発光、モノアイの旋回によってそのモビルスーツが指向している方向が『視線』によって判別できます。これは、モビルスーツの仕草と同様に意思伝達に非常に有用だったでしょう。しかし、それも戦闘行動に入るまで。実際に戦闘行動に入った際にはモノアイの発光は停止したでしょう。モノアイの発光は、被発見性を高めるだけですからね。
 もっとも、初期の戦闘では、モノアイの発光を停止することも必要がない程ジオンは連邦軍を圧倒していたでしょうけれど。
 
Q.11
 ガンダムのシールドとジムのシールドは耐久性がやはり違うのでしょうか。
 
A.11
 見た目には、全く同一に見える2つのシールド。片や試作機用、片や実戦に投入する実用型。つまり、実戦に投入されるジム用のもののほうが、有用でなければなりません。形状的なものは、変更がなかったところから試作段階で決定されたでしょうが、強度的にはどうでしょうか?実戦に投入しなければならないジム用(というよりは、実用化されたシールド)の強度は、試作段階と同等であっても弱体化されることはなかったでしょう。機体構造なんかとは違ってシールドは、それほど複雑ではありませんし、パイロットを守るのに有用であるとわかっているのですから。
 したがって、ジム用のシールドは、初期(サイド7当時)のガンダムシールドと同等、もしくは高性能になっていたと考えられます。アムロの搭乗するガンダムも、何度となくシールドを破壊されていますので、補給されたシールドは、強化された?ジム用のものだったでしょうね(笑)
 

 
Q.12
 やはり、空間戦闘時用と大気圏内戦闘時用では、ガンダムをはじめとするMSにも多少の改造は、ほどこされていたのでしょうか?
 
A.12
 マズ、ガンダムに関して言うと、全く変更されていません。ガンダムは、あくまでどんな贅沢も許される多用途試作機であり、空間戦闘はもとより、水中行動まで可能となっています。つまり、ガンダムは、費用対効果などを考える必要のなく、全くどんな変更もなしにあらゆる戦場に投入可能な機体だったわけです。
 それが、許されないザクやジムはどうだったでしょう・・・。
 まず、ザクに関して言うといわゆる空間戦闘用はFシリーズです。Fシリーズは、空間戦闘を前提に作られていますが、陸戦も可能となっています。では、陸戦を前提としたJシリーズ・・・これをそのまま空間戦闘に転用できるか・・・。答えは、否!です。Jシリーズでは、空間戦闘に必要なあらゆる装備をオミットし生産性を上げた全くの別物だからです。
 また、ジムでは、各部のユニット化を進めた機体であったということからザクとは異なり陸戦用の機体(Gシリーズ)を空間戦用に転用可能でしたが、これも可能というだけであり、非現実的だったことは言うまでもありません。
 つまり、モビルスーツという戦闘兵器は、空間戦闘と地上戦闘では全く要求される性能が実は異なっているため、空間戦闘から地上へは、転用可能であっても、地上戦闘用の機体を空間戦闘に転用することは、不可能ないしは、非常に困難なのです。
 

 
Q.13
 連射能力に重点を置いたスプレーガンはどのくらいの威力なのでしょう。 外部装甲を溶かすくらいのものなのでしょうか。
 
A.13
 仮にも、連邦軍の主力となるジムの主兵装であるビームスプレーガン。その、威力は一言で言ってしまえばいかなるジオン軍モビルスーツも一撃のもとに撃破できます。確かに、ガンダムの装備するビームライフルやその後のビーム火器に較べればその収束率は、劣っているスプレーガンですが、その攻撃力は、現存するどんな通常火器よりも高威力なのです。
 外部装甲を溶かす程度の威力では、どこの軍隊でも主兵装に採用したりはしないでしょう。
 
Q.14
 ミノフスキー粒子が、濃いとか薄いとかってどういうことなんですか?
(花岡千年子さんより 2002/09/22)
 
A.14
 まず、ミノフスキー粒子から・・・これは、架空の物質ですが(笑)こいつは、電波を吸収してしまったり、電子機器に悪影響を与えてしまう性質を持っています。つまり、レーダーや電子機器の詰まったいわゆるハイテク兵器を無効にしてしまうわけです。だから、モビルスーツ!な、わけですね(笑)
 で、戦闘になるとミノフスキー粒子を散布してやるわけですが、宇宙では、運動エネルギーが相殺されないので急速散布すると早く、遅滞散布するとゆっくり拡散していくわけです。多数の艦船で散布すれば、当然ミノフスキーの空間における濃度は濃くなりますし、1隻では薄くなります。例えて言えば、農薬を散布しているようなものです。散布器から散布された直後は、濃く、広がって行くに連れて単位容積あたりの濃度は、下がりますよね?また、散布後時間が経てば経つほど単位容積あたりの濃度は薄くなります。
 もちろん、ミノフスキー粒子の濃度は、濃ければ濃い程、その効果(電子機器障害)を発揮します。ですから、1年戦争時、戦闘中は、常にミノフスキー粒子を散布している必要性が(特にジオンには)、あったのです。
 
Q.15
 かなり後半部分において、ホワイトベース内で作戦会議が行われているシーンがあるのですが、その中のカイの台詞「親孝行しに行っちゃいけないのかよー!」「おれの言いたいことはそうゆうこと事じゃないんだぜ」の二つの部分の真意がわかりません。たしかエルメスについての作戦会議だったようなきがするのですが。
(Mayuko Kato さんより 2003/08/06)
 
A.15
 このあたりが、ガンダムがただのアニメじゃないという真骨頂でしょうか?この言葉の意味は、ただ後方で偉そうに踏ん反り返って戦争の遠因を作った無政策な連邦の高官も叩くか?と言う意味でしょう。1年戦争後半、連邦軍は矢継ぎ早に反抗作戦を主に大量の物量を惜しげなく投入することによってついこうしていきます。その物量の中に人名も含まれている、そんな作戦を立てた無能な政府高官に対する反感、と言う意味でしょう。「おれの言いたいことは〜」は、セイラさんがはぐらかしたことに対する憤りだと思いますよ。
 
Q.16
 ビームライフルはどんな仕組みになっているのですか。
(monchi さんより 2003/10/20)
 
A.16
 ガンダムワールドのビームライフルでお話ししますね。ガンダムワールドにおけるビームライフルは、ほかならぬメガ粒子砲です。これは、ミノフスキー粒子を極度に圧縮することによって生成されるメガ粒子をIフィールド(ビグザムの対ビームバリア)内で集束、運動方向を揃え放出するのがメガ粒子砲です。このためには、メガ粒子を圧縮し、運動方向を揃えるという工程が必要で発射速度もそれ程早くありません。ガンダム以前の技術では、小型化が出来ず戦艦や巡洋艦レベルでないと搭載が出来ませんでしたが、エネルギーCAPシステム(高運動状態のメガ粒子を閉じこめる技術)によってメガ粒子エネルギーの圧縮、蓄積が可能になり、発射装置そのものを小型化できるようになりました。それをモビルスーツに携行出来るようにデザインしたものがビームライフルです。モビルスーツ用のメガ粒子砲(ビームライフル)では、もともと蓄積されたものを発射するだけ(もう少し複雑ですが)なので発射速度も高機動戦闘煮対応できるだけのものを獲得できています。
 
Q.17
 ジオン軍が地上に降下させた兵力はどのくらいなんでしょうか?
(山田さんより 2004/02/29)
 
A.17
 ジオンが、地球に降下させたモビルスーツ戦力は、当初戦力の2500機に加え、最終的にはほぼ4000機に及びます。これは、グラナダで編成された地球降下部隊のほぼ全力にあたります。その主なものは、ガルマ大佐の北米制圧軍、マ・クベ大佐のユーラシア制圧軍、レドウッド少将のアフリカ制圧軍の3軍であり、もっとも多くの戦力が集中したのは言わずと知れたガルマの北米制圧軍です。最終的にジオンが、地球に降下させた総兵力は、MS18個師団、機甲師団9個、機械化歩兵師団17個に加え5個航空軍、水中部隊等諸兵科合わせてほぼ50万人とされています。しかし、これらの戦力は、1年戦争後半では完全に遊兵化し戦局に何の影響も与えなかったうえに、終戦時にはほぼ無力化されていました。
 
Q.18
 ガンタンクとガンキャノンどっちのほうが強いんですか?
 ジムはガンダムの量産型ですよね?ガンタンク、ガンキャノンの量産型はありますか?
(kishiko さんより 2004/04/02)
 
A.18
 ガンタンクは、長距離支援、ガンキャノンは、中距離支援プラス限定的な対モビルスーツ戦闘という目的の違いがあるので較べるのは意味がないと言えばないのですが・・・ビームライフルが扱えるという点でやはりガンキャノンでしょう。13戦隊が、宇宙(そら)に上がった時点でガンキャノンが2機になったことからも、それは伺えます。
 それぞれに限定的な量産型があります。ガンタンクは、地上運用だけに絞ったガンタンク量産型。ガンキャノンは、幾つかのサブタイプがありますが、どちらにせよ量産型と呼ぶにはあまりにも少ない機数しか生産されていません。ガンキャノンに関して言えば、後のジムキャノン、ジムキャノン2が、ガンキャノンの量産型と言えなくもありませんが・・・コンセプトを引き継いだだけで全くの別機種です。
 
ということで、ここでは質問を受け付けます。

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