ここでは、ハエとリソウとモウセンゴケについて、私の経験から書いています。

まずこの表を見てください。
水のやり方肥料置き場所
受け皿に水を張り、
そのうえに鉢植えを置く
虫などが肥料になるので要らない 直射日光でなければ、
日陰でも日向でも大丈夫
(直射日光に当てるとあっという間に枯れる)
与えすぎると、
逆に枯れることがある
ミズゴケが一般的


大体の食虫植物は、この表にある事を守って育てれば、枯れることはないと思いますが、
植物の中には性質が違うものがあるので、100%育つとは限りません。


では、ハエトリソウと、モウセンゴケの育て方について詳しく説明します。


ハエトリソウ


ハエトリソウは、葉の先が、貝のような形になっていて、虫を挟んで捕まえます。
食虫植物の中ではもっとも有名なものでしょう。

ハエトリソウは、貝のような形のところで虫を捕まえるときどうやって虫が来たかを知るのか?
答えは、センサーが付いているからです。葉の内側に3対の棘(とげ)が付いており、
そのとげに虫が2回触れると葉が閉じて虫を捕まえます。植物にもセンサーはあるのです。

しかし、ハエトリソウの欠点は、センサーの密度が低いため、ある程度大きい虫でないと捕まえられないということです。
カのように小さい虫が這い回っていてもほとんど捕まえることはありません。ハエくらいの大きさになると、
センサーにぶつかるのできちんと捕まえます。

では育て方に移ります。大体上の表のとおりに育てれば問題ないですが、日が当たらないところに置いたほうが良いでしょう
日焼けしてしまう可能性があるからです。それと重要なことを2点紹介します。
虫を与えて面白がっていると、虫を捕まえすぎて逆に枯れてしまいます。これだけはしないでください。
もうひとつこれも絶対にしないでください。ハエトリソウのセンサーに触れ、閉じるのを見ることです。
自然に虫が入ってきて閉じるのは良いのですが、人間が無理やり閉じると、栄養を使いすぎて枯れてしまいます。
実験に使う以外は絶対にしないようにしましょう。

上の事を守っていれば長く生きることでしょう。


モウセンゴケ


モウセンゴケは、葉の表面に毛が生えていて、その毛の先端に付いた粘液と呼ばれるねばねばした液を使い、
虫を捕まえます。虫が捕まると、毛が曲がって虫を囲み、逃がさないようにします。(一部のモウセンゴケはこの運動をしない。)
そして、消化液を出し、虫の皮を残してすべて吸ってしまいます。皮の部分は消化できないようです。
さらにすごいのが、モウセンゴケはくっついたものが食べられるものか、食べられないものかの区別が出来るということです。
これは、いろいろなところで実験されており、鉄の塊などを乗せてもまったく反応をしないそうです。

育て方ですが、上の表を守れば大丈夫です。置く場所もレースのカーテン越しくらいの光に当てると良いようです。
ハエトリソウと同じく、虫を与えないようにしてください。
下の画像は、イトバモウセンゴケの写真です。イトバモウセンゴケは、根元からたくさんの細い糸が出ていて、
かなり多くの虫を捕まえることが出来ます。


このページは、私の経験で書いているので、参考として使ってください。


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