食虫植物


ここでは食虫植物について紹介します。

食虫植物とは、虫を栄養にして育つ植物です。
食虫植物は、養分の少ない湿地に生えるので、普通の植物のように生きると、
弱弱しい体になってしまいます。そこで虫を捕まえて養分を取ります。
虫を捕まえる方法は食虫植物によって違います。ここでは代表的な三つの方法に分けます。

一つ目は、粘液を使う方法です。葉に生えた毛から出た粘液で虫をくっつけて捕まえます。
この方法を使う代表的な食虫植物が、モウセンゴケとムシトリスミレです。
粘液で虫を捕まえた後、消化液を出して虫を溶かして栄養分を取ります。下のアニメを参考にしてください。

上のアニメは簡単なものですが、大体こんな動きで虫から栄養を取ります。

二つ目は、わなを使う方法です。虫が入ると葉が閉じるものや、虫を袋に吸い込むものです。
この方法を使っているのがハエトリソウです。ハエトリソウは、
二つに分かれた二枚貝のような葉を使って、虫を挟んで捕まえます。
葉にはとても細いとげが生えています。虫が入りそのとげに触れると葉が閉じます。
しかし一回とげに触れただけでは閉じません。一度さわりもう一度触れ、とげが見えなくなったとき
葉が閉じます。閉じる速さは植物にしてはかなり早いですが、私が見たときは、
完全に閉じて止まるまで0.8秒位だったと思います。
下のアニメは簡単にハエトリソウの動きを書いたものです。


次の方法は落とし穴を使う方法です。袋状の形をした葉に虫を落として捕らえます。
この方法を使う代表的な植物が、ウツボカズラとサラセニアです。ウツボカズラは、
葉の先の形が変化してつぼのような形になります。ほかの形もありますが、ここではつぼのような形のもの
で説明します。つぼの中に虫が落ちると、下にたまった消化液の中に落ちます。
虫が這い上がろうとしても、内側がすべるため、這い上がれません。
そのまま虫は消化液や細菌によって分解され、栄養だけをとります。
下のアニメは説明入りのものです。見てください。



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