リザはドアの近くのテーブルに坐ってロイを待っていました。
階段を上がってくるロイの足音が聞こえると、リザは一瞬顔が青ざめました。

「神様、どうかロイが私のことを今でも可愛いと思ってくれますように」とリザはささやきました。

ドアが開き、ロイが帰ってきました。
ロイは立ち止まったまま動きませんでした。ロイの目はリザに釘付けでした。

リザは恐ろしくなりました。
ロイはただリザを何とも言えぬ表情で見つめるばかりなのです。
「……髪の毛は」リザは口を開きました。

「そんな顔しないでください。髪の毛は切って売ってしまったんです。
だってあなたにプレゼントを買うお金がなかったんです……髪はまたすぐのびます」
「髪がなくなっちゃったって?」ロイは少しおどけたような声で言いました。

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