VineLinux 設定メモ

ハードウェア編


起動時にnumlockをonにする

/etc/X11/xorg.confのSection "InputDevice"にある XkbDisable を
有効にすればNumLockがGDMのログイン時から有効になる。但し、LEDがつかない

VideoDriverインストール

ビデオドライバのインストールはVine2.6r3でも3.0でも同様
まずはカーネルのバージョンを最新版に上げる
NVIDIAドライバのインストールにはカーネルヘッダ、カーネルソースが必要。
Vine Linuxではroot権限で次のようにインストール。

# apt-get install kernel-headers kernel-source

NVIDIAドライバのインストールは、X-Windowを終了してテキストログインモードで行う。
いったんログアウトしてrootユーザとしてログイン。
コンソールから以下のコマンドを入力してランレベル3のテキストログインモードに移行。

# init 3 または/sbin/init 3

念のため、コンソールから以下のコマンドを入力してX-Windowをすべて終了させる。

# killall -9 gdm

ダウンロードしたドライバをインストール。ドライバはシェルスクリプトとしてパッケージ
されているのでインストールはshコマンドで行う。

# sh NVIDIA-Linux-x86-1.0-6111-pkg1.run

注:実際のファイル名はバージョンによって異なる。

NVIDIAドライバのインストールが開始されます。メニューの指示に従う。
X-Windowの設定ファイルを編集する必要があるが、2.6r3と3.0ではX-windows設定ファイルが異なる

2.6r3のX-Windowの設定ファイルは/etc/X11/XF86Config-4 3.0のX-Windowの設定ファイルは/etc/X11/xorg.conf

Driverセクションの

Driver "nv" (or Driver "vesa")をDriver "nvidia" に書き換え

Moduleセクションに

Load "glx" があるのを確認し

Load "dri"
Load "GLcore"

をコメントアウト
保存し終わったらstartxでスプラッシュが出て起動する。

サウンドドライバインストール

ALSAドライバインストール
aptでVinePlusを参照するようにするが、今現在、ringだとミラーリング完了してない様子
なのでrikenを見に行くように/etc/apt/sources.listに以下を加える

rpm ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/vine/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates
rpm-src ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/vine/apt 3.0/$(ARCH) main devel plus extras updates

#apt-get install alsa-driver
#apt-get install alsa-lib
#apt-get install alsa-utils
#apt-get install alsaconf

の順にインストールするが、alsaconfを入れると「alsa-utilsにしたよ」くらいなことを言われるが無視でOK。
但し、aptでインストールしたalsa-driverだと上手く動かないので

ttp://www.alsa-project.org/alsa-doc/

ここからドライバとライブラリを落としてインストール。もしかすると、ここでDriverフォルダで

#./cvscompile

を実行する必要があるかも知れない。解凍後

#./configure
#make
#checkinstall #←インストールが必要

これでRPMでインストールできる。順番はdriver→lib→utilsの順番。
ただ、最新版(alsa-utils-1.0.7rc2)に問題があり、makeに失敗する。
make中のエラーがncurses.hが無いとの事なので

#apt-get ncurses-devel

をした後であればmakeはできたが、今度はインストールができない。
alsactlあたりでコケる様だ。alsa-utils-1.0.6rc1を使うと問題なくインストールできた
./configureとmakeの後インストール

#checkinstall

もしくはutilsだけaptでインストールしてもバージョンは違うが問題ないようだ

#apt-get install alsa-utils

インストールが終ったら

#alsaconf

これでウィザードが始まるのでサウンドカードを選択する。
/etc/modules.confにalsaconfが以下の設定を書き込んでくれる。

# ALSA portion
     alias char-major-116 snd
     alias snd-card-0 snd-ens1370
     # module options should go here

   # OSS/Free portion
     alias char-major-14 soundcore
     alias sound-slot-0 snd-card-0

     # card #1
     alias sound-service-0-0 snd-mixer-oss
     alias sound-service-0-1 snd-seq-oss
     alias sound-service-0-3 snd-pcm-oss
     alias sound-service-0-8 snd-seq-oss
     alias sound-service-0-12 snd-pcm-oss

aumixやalsamixerを起動してみると音量の調整ができる

ALSAドライバの入れ換え

カーネルをアップデートすると音がならなくなる。
すると、alsaドライバがkernelに依存しているため、音がならなくなる。
kernelを入れ換えたためだ。そこで、alsaドライバを入れ直す。
rpmパッケージをダウンロードして,

# rpm -Uvh alsa-driver-1.0.4-0vl2.13

インストールを試みると、"新しいパッケージは既にインストールされています"なるメッセージが表示
されるだけで、音はやはり鳴らない。そこで、src.rpmパッケージをダウンロードしてビルドし直し、
再度インストールしてみる。

# rpm --rebuild alsa-driver-1.0.4-0vl2.13.src.rpm
(--rebuildオプションで、ソースからパッケージをビルド。)
# rpm -Uvh --force alsa-driver-1.0.4-0vl2.13.i386.rpm
(パッケージを強制的に入れ換えるため、--forceオプションをつけてアップグレード。)

これで、無事にインストール完了。

# alsaconf

でドライバを設定すると、ようやく音が鳴る。

SonypiDriverインストール

私は自作デスクトップ(PIII550)とノート(VAIO R505RKPIII850)にVineLinuxを入れていますが
VAIOの方にはSonypiドライバなるものを入れています。これを入れると、バッテリー残量や
LCDの明るさ調整など色々なVAIO用の設定が変更できて便利。
/usr/src/linux-2.4.26/Docmentation/sonypi.txtに内容が書いてあるが

/etc/modules.conf

alias char-major-10-250 sonypi
options sonypi minor=250

を加えた後で

#mknod /dev/sonypi c 10 250

でデバイスを作り、最後に

#modprobe sonypi

でドライバがインストールできる

タッチパッド設定

Vine3.0をVAIOにインストールする場合、タッチパッドをPS/2でインストールしても
実際操作すると飛びまくるので、/etc/X11/xorg.confを設定しなおす

Section "InputDevice"
Identifier "Mouse0"
Driver "mouse"

の以下を変更したら直った

#option Device "/dev/mouse"を

option Device "/dev/psaux"

#option Protocol "IMPS/2"を

option Protocol "PS/2"

これで普通に動くようになる。

ハードディスク増設

新しいHDDを増設した際にはFDISKから始める

#fdisk /dev/hde

Linux用の領域を確保する(83)
fdiskを抜ける際はwで領域情報の書き込みを忘れずに!!
※HDDの名前を確認するには/var/log/messageを確認すればわかる

フォーマット(それぞれ領域が一つの場合)

◆ext2の場合

#mke2fs -c /dev/hde1

◆ext3の場合

#mkfs -t ext3 /dev/hde1

バックアップを取る場合は(例はhomeフォルダ→newhome)

#mkdir /mnt/newhome
#mount -t ext3 /dev/hde1 /mnt/newhome

とかしてとりあえずマウントしてから

#cd /home
#tar cvf - . | tar xvf - -C /mnt/newhome

バックアップが終ったら

# rm -rf /home

でフォルダの削除をした後で再起動後に新しいHDDがhomeになるように/etc/fstabに以下の行を加える。

/dev/hde1    /home  ext3  defaults    1 1

ハードディスク温度

ハードディスクの種類によっては温度を測定することができる

ttp://www.guzu.net/

ここからhddtempとhddtemp.dbを落とす。
hddtemp.dbは/usr/share/misc/にコピーしておく
あとは普通に

#./configure
#make
#checkinstall

使用方法は

#hddtemp /dev/hda

これで温度が表示される

→Back