EFSF Red-Jewel



強襲揚陸艦レッド・ジュエルについて・・・

 74戦隊の旗艦である『レッド・ジュエル』は、0078年に建造が計画されたペガサス級強襲揚陸艦の発展型である『アルビオン』級の2番艦である。『グレイ・ファントム』級が、『ペガサス』級の簡易生産型だったとするならば『レッド・ジュエル』が属する『アルビオン』級は、『ペガサス』級を戦後を見据えて発展させた最終発展型である。その外見は、基本となったペガサス級と大幅に違って見えるが基本構造そのものは、何ら変更されてはいない。ペガサス級そのものが、後の性能向上を容易にするためにユニット毎の組み合わせを基本としており、それぞれのユニット毎の変更によって基本性能を引き上げていく事を可能としていたためである。『アルビオン』級は、そう言った意味では、それぞれのユニットをほぼ全換装してしまっている。しかし、木馬たる所以の前脚に当たる部分にモビルスーツ格納・運用部分を有し、後脚部分を推進ユニットとしている基本構造は、踏承している。また、基本的な武装の配置も変更はしておらず、本級が紛れもないペガサス級の末裔である事は容易に理解出来る。しかし、ペガサス級強襲揚陸艦の要ともいえるモビルスーツ運用部分と艦船そのものの要といえる推進部分を建造時期における最新鋭のものに換装した事によって本級は、基本となったペガサス級からは外観的にも全く別のクラスに見えると同時に、母体となったペガサス級を大幅に凌駕する性能を得る事になった。

 0082年に就役した『レッド・ジュエル』は、就役すると同時に1年戦争時にもっとも大きな戦果を挙げた74戦隊を母体にして編成された第74哨戒大隊の旗艦として配属された。搭載モビルスーツ隊は、レイチェル・アレクシア中尉を筆頭にしたベテラン揃いが操るジムの最終発展型SR02を始めとするジムの発展型を搭載していた。

 本級は、片舷6機、両舷では12機、予備のモビルスーツを含めるならば14機を運用出来た。


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