10cc 1977
 


 
 
 
1977年

10月1日(土)東京・中野サンプラザ
10月2日(日)東京・中野サンプラザ
10月3日(月)東京・中野サンプラザ
10月4日(火)東京・厚生年金会館
10月7日(火)大阪・フェスティバルホール

  
   Vocals, Guitar Eric Stewart
Vocals, Bass Graham Gouldman
Keyboard Tonny O'Malley
Drums Stewart Tosh
Drums, Percussion Paul Burgess
Guitar Rick Fenn


 
1. The Second Sitting for The Last Supper
2. You've Got a Cold
3. Honeymoon with B Troop
4. Wall Street Shuffle
5. Arts for Arts Sake
6. Ships Don't Disappear at Night
7. I'm Mandy Fly Me
8. Marriage Bureau Rendezvous
9. Good Morning Judge
10. Feel The Benefit
11. Waterfall
12. The Things We Do for Love

<Encore>
Modern Man Blues

(1977年10月4日 東京・厚生年金会館)
 
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4人編成でやっていた10ccが仲間割れして、Eric StewartとGraham Gouldmanの2人になって最初に録音したアルバムが1977年の“Deceptive Bends”。このアルバムを引っさげての初来日となりました。この中には、あのポップ・ソングのお手本的名曲“The Things We Do for Love”(邦題:愛ゆえに)のほか、“People in Love”とか“Marriage Bureau Rendezvous”、“Good Morning Judge”などの佳曲が入っています。

オタクちゃんのKevin GodleyとLol Creme(*)が去ってからは毒がなくなってしまいましたが、メロディの美しさが光る良質の楽曲が揃っています。一方で、翌78年リリースの“Dreadlock Holiday”みたいなレゲエテイストの裏ポップ・ソングもあるので、やはり10ccは侮れません。

*マンチェスター工科大の協力を得て、ギターでバイオリンの音が鳴らせるフシギな装置Gismoを開発しました。Godley & Cremeとしてレコードを出すほか、ビデオ・ディレクターとしても成功を収めています

さて。この当時のライブ評を見ると、演奏からコーラスワークにいたるまで、緻密さを追求した完璧なものだったのだそう。妥協を許さない手の込んだスタジオワークがウリの彼らですが、Stewart-Gouldmanの2人はこの時期からプレイヤーとして腕を磨きステージに立つことも重視するようになっていたのだそう。それが、「オレたち、スタジオで実験するほうが好きだもんね」のGodley-Cremeの2人と袂を分かつ原因になったようです。


(issei)
 

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