Angel JAPAN TOUR 1977
 


 
 
 
1977年

2月7日(月) 広島・県民体育館
2月9日(水) 大阪・フェスティバルホール
2月11日(金) 福岡・九電記念体育館
2月12日(土) 大阪・フェスティバルホール
2月14日(月) 東京・日本武道館
2月15日(火) 東京・日本武道館
2月16日(水)
京都・京都会館(キャンセル)
2月17日(木) 名古屋・愛知県立体育館(キャンセル)
   
   Vocals Frank Dimino
Guitar Punky Meadows
Bass Felix Robinson
Drums Barry Brandt
Keyboard Greg Giuffria



 


 
1. Introduccion
2. Tower
3. On and On
4. Big Boy (Let's Do It Again)
5. Telephone Exchange
6. Long Time
7. Cast The First Stone
8. Any Way You Want It
9. Chicken Soup
10. On The Rocks
11. Can You Feel It
12. Pressure Point
13. Broken Dreams
14. Youire Not Fooling Me
15. The Fortune
16. She is A Mover
17. Rock & Rollers
18. Feelin' Right
19. White Lightning
20. Outroduction

(2月7日、広島県民体育館、Bootleg音源の曲目より)
 
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悲劇のAngel登場である。

3rdアルバム“On Earth As It Is In Heaven ”を引っさげての初来日。1977年『ニューミュージックマガジン』4月号のレビューによると、

透明な四角い箱が幾つか、人間の背たけほどに積み上げられる。すると天上から神の声が日本語で突然響く。
(中略)
紙が地上の人間たちに音楽の歓びを味わわせるために5人の天使を送った。それがエンジェルなのだと、その声は告げる。

とある。そしてステージに積み上げられた箱からメンバー登場!うーん、はなからショービズ的演出ぷんぷんだったようだ。当時はビクターがアイドルバンドとして売ろうとしていたことから、あまりロック好きの諸兄からは正当な評価が得られていなかった。それゆえ悲劇は起こった。

計8回の公演の内、6回を行った時点で Japan Tourは終了する。プロモーターが倒産してしまい、当時はお金を持ち逃げされたとかいったことがまことしやかにささやかれていた。

お金のかかるハデな演出をやったにもかかわらず、空席が目立ったのだそう。客席の1/4〜1/3しか埋まっていなかったという話もある。つまり、演出に見合う分のお金が回収できなかったことを指すのだ。これがきっかけで、本国での人気をよそに、Angelが日本のロックファンから評価されるまでに長い年月を要したのであった。

さて...Yesといい、Angelといい、ゴダイゴといい、70年代後半はどぉーして白のパンタロンスーツを好んで身につけていたのだろう?なんか、宝塚歌劇団顔負けのコテコテさなんだよなぁ。ただしAngelの場合は、悪の軍団Kissの向こうを張った演出だったのだろうけど。

(issei)
 
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