Fleetwood Mac '77
 


 
 
 
1977年
12月1日(木) 名古屋・市公会堂
12月3日(土) 大阪・万博ホール
12月4日(土) 大阪・万博ホール
12月5日(土) 東京・日本武道館
  
   Vocals, Guitar Lindsey Buckingham
Drums Mick Fleetwood
Vocals Stevie Nicks
Vocals, Keyboards Christin McVie
Bass John McVie
 

(カッコ内は収録アルバム名)
 
1. Introduction
2. Say You Love Me (Fleetwood Mac)
3. Monday Morning (Fleetwood Mac)
4. Dreams (Rumours)
5. Oh Well (Then Play on)
6. Rhianon (Fleetwood Mac)
7. Oh, Daddy (Rumours)
8. Never Going Back Again (Rumours)
9. Landslide (Fleetwood Mac)
10. Over My Head (Fleetwood Mac)
11. Gold Dust Woman (Rumours)
12. You Make Loving Fun (Rumours)
13. World Turning (Fleetwood Mac)
14. Blue Letter (Fleetwood Mac)

<Encore>
1. The Chain (Rumours)
2. Second Hand News (Rumours)
3. Song Bird (Rumours) 
 
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ええーっ。人気絶頂期のMacがやってきたのに東京では1回しか演らなかったのぉ?なんで大阪だけ2回なんだ?なんて文句の1つも言いたくなる。観られなかったことに変わりはないんだけど。

Lindsey Buckinghamお得意の軽快なロックンロール・ナンバー“Say You Love Me”〜“Monday Morning”で幕を開ける。ちょっと物足りないな、と思ったところで大ヒット曲“Dreams”へ。過去の雑誌によるとStevie Nicksはこの日は体調がすぐれず、声量・力量がなかったとのこと。しかし12/5収録のブートを聴く限りではそのような欠点は感じられなかった。“Rhianon”では、情念たっぷりのボーカルを聴かせてくれる。対照的に、クールでアタマよさそーなのに色気たっぷりのChiristine McVieも、“You Make Lovin' Fun”で安定した歌唱力を披露。

Peter Green時代のブルースナンバー“Oh Well”も演っていて、Mick FleetwoodとJohn McVieのリズム隊にLindseyのギターが絡み、すこぶるかっこいい。本領発揮といったところ。...だがいかんせんLindseyのボーカルに軽さを感じてしまう。ま、John McVieが歌っているところって聴いたことないしなぁ、このときのメンツでは仕方なかったのだろう(94年に1回、ブルースバンド時代の編成で再結成している)。
 
もっぱらアメリカナイズされたと言われていたMacだが、“Rumours”の曲ってなかなかヘビーだと思う。グループ中の2組のカップルが破局を迎えた中で作られたというのは有名な話だが、“The Chain”や“Gold Dust Woman”、“Oh, Daddy”など、どこかブルージーな風合いの曲も収録されている。しかし1977年発表当時は全米アルバムチャートNo.1を32週間も独占し、アメリカの家庭5軒に1軒はこれを所有していたという。やはりアメリカって変な国だな。
 
 
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