Hello 1977
 


 
 
 
1977年

10月27日(木) 東京・渋谷公会堂
10月28日(金) 仙台・宮城県民会館
10月29日(土) 秋田・秋田市民会館
10月31日(月) 静岡
11月1日(火) 大阪・フェスティバルホール
11月2日(水) 東京・中野サンプラザ
11月4日(金)
名古屋・勤労会館
11月5日(土) 広島・郵便貯金会館
11月6日(日) 福岡
 
  
   Vocals, Guitar Bob Bradbury
Vocals, Guitar Keith Marshall
Bass Vie Faulkner
Drums Jeff Allen




 

 
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外タレ・アイドルで、日本で売るのが最もツラそうだったのは?という質問をされたら、筆者ならLeif GarrettとこのHelloを挙げる。Helloは「ポストBCR」として東芝EMIがイチオシで売ろうとしていたグループ。向こうのティーネージャーなら喜びそうなルックスではあったのかもしれない。しかし日本で「キャー♪」と騒がれる外タレは、やっぱ青池保子や大和和紀のまんがに出てくるような、浮世離れした美形で知性がないと...。そうでなかったら、せめてBCR並みのグレードがほしいところだ。Queenのルックスはまさに少女マンガ世代にはドンピシャ。始終黄色い声に追い回されたのは、レコード会社も本人たちも意図していなかったんでしょうね。

ルックスがイケてなかったという点は置いといて。実は楽曲について言えば、このグループ、いいセンスしているなと思っておりました。70年代後半のブリティッシュ・ポップの流れを汲んでいて、シンプルでわかりやすく楽しい。ギターソロもなく、リズムギターだけでジャカジャカきざんでいるだけ。ドラムもどんすかしていてどこかダサイはずなのに、楽曲全体で聴くと、パワーポップにも通じるノリがあってかっこいい。Gary Glitterと所属事務所が一緒だったそうで、一応グラム・ロックの範疇と考えられていたようだ。筆者が中学1年のときにヒットした“Bend Me, Shape Me”と“Tell Him”は、聴くとウキウキした気分になるナンバー。一度聴いたら忘れられない魅力がありました。

その後中学2年になろうかとする頃(78年)、KissのギタリストAce Frehleyが最初のソロアルバムの中で“Newyork Groove”(全米最高位13位)という曲をやっていたのだが、最近になってこの曲のオリジナルがHelloであることを知って、びっくり。ちょっとすっとぼけた味わいのある曲で、Aceも随分面白いものを引っ張ってきたものだな、と思う。Ace版もHello版も、輸入CDショップで入手可能。一聴の価値あり。

BNN刊「ニッチ・ポップ 英国ポップの眠れるお宝」でも、Helloの楽曲やステージの楽しさについては評価されていた。もっとよい売り方はなかったんだろうか。

...なんてことをつらつら書いていたら、HelloのWebサイト(UK)が見つかった〜。懐かしくてしょうがない人は見るべし。

http://www.newyorkgroove.fsnet.co.uk/flags.htm
 
 
(issei)
 
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