Breathless Tour '79
 


 
 
 
1979年
1月16日(月) 東京・渋谷公会堂
1月17日(火) 大阪・厚生年金会館
1月19日(水) 名古屋・市公会堂
1月22日(月) 東京・厚生年金会館
1月23日(土) 東京・厚生年金会館
 
  
   Vocals、Guitar Andrew Latimer
Drums Andy Ward
Vocals、Bass Richard Sinclair
Keyboards Dave Sinclair
Keyboards Jan Schelhaas
Sax、Flute Mel Collins
 

(カッコ内は収録アルバム名)
 
1. Medley:
     Earthrise (Mirage)〜
     First Light (Rain Dances)〜
     Rhayder (The Snow Goose)
2. Uneven Song (Rain Dances)
3. Song within a Song (Moon Madness)
4. The Sleeper (Breathless)
5. Super Twister (Mirage)
6. Nimrodel〜The Procession〜The White Rider (Mirage)
7. Tell Me (Rain Dances)
8. extract from "The Snow Goose"(The Snow Goose)
9. Raibow's End (Breathless)
10. Echoes (Breathless)
11. Never Let Go (Camel)

<Encore>
12. One of These Early Days I'll Get an Early Night (Rain Dances)
13. Lunar Sea (Moon Madness)


 
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20年越しのCaravanファンである筆者は、この79年のメンツについては「ずる〜い」(なんのこっちゃ)と言わざるを得ない。だって、Richard Sinclair、Dave Sinclairともに、このときのCamelの来日以降02年の再来日(*)まで1回も日本に来ていないのである。しかもこのときは、「なつかしの同窓会コンサート」的なものではなく、現役バリバリ。コレを観た人は一生モノの思い出を手にしたと言ってよいでしょう。

*Richardは単独、DaveはCaravanで。不覚にもこの時期はあまりにも仕事が多忙でチケット取り損ねた

2人のSinclairは従兄弟同士。フリージャズの要素をウィットとユーモアで包み込んだユニークな音楽、カンタベリー・ロックを語る上では欠かせない名プレイヤーなのである。腕達者ぞろいで複雑なことをやっていながら、決してシリアスになり過ぎない。それぞれが在籍したCaravan、Matching Mole、Hatfield & The Northは、歌モノとしての魅力もあふれるバンドだったのである。

Richard Sinclairは1977年にDoug Fergusonの後釜としてアルバム“Rain Dances”からCamelに参加、Jan SchelhaasとDave Sinclairは78年に脱退したPeter Bardensのピンチヒッターとしてツアーに参加。多分、Richardが2人を呼びよせたのでしょう。

Richardのボーカルは、Camelのやわらかで叙情味豊かな世界にハマリすぎ。イギリスの街にしっとりと降る霧雨を思わせる。
 
Camelファンの皆さん、2人のことばかりですみません。確か待ちに待った初来日でしたね。
 
 
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