BeeGees One for All Tour '89
 


 
 
 
1989年
11月28日(火) 横浜・横浜アリーナ
11月29日(水) 横浜・横浜アリーナ

  
   Vocals, Guitar Barry Gibb
Vocals, Guitar, Keyboard Maurice Gibb
Vocals Robin Gibb
Bass George Perry
Guitar Alan Kendall
Guitar Tim Cansfield
Drums Michael Murphy
Keyboard Vic Martin
Backing Vocals Tampa Lann
Backing Vocals Linda Harmon
Backing Vocals, Pecussion Phyllis St. James
 

(カッコ内は収録アルバム名)
 
1. Ordinary lives (One)
2. Givin' up the ghost (E.S.P.)
3. To love somebody (BeeGees First)
4. I've gotta get a message to you (Idea)
5. One (One)
6. Tokyo nights (One)
7. Words (Best of The BeeGees)
8. Juliet (Robin Gibb "How Old Are You?")
9. Lonely days (Two Years On)
10. New York mining disaster 1941 (BeeGees First)
11. Holiday (BeeGees First)
12. Too much heaven (Spirits Having Flown)
13. Heartbreaker (for Dionne Warwick "Heartbreaker")
14. Islands in the stream (for Kenny Rogers "Eyes That See in The Dark")
15. Run to me (To Whom It May Concern)
16. World (Horizontal)
17. Spicks & specks (Australila years single)
18. How deep is your love (O.S.T. "Saturday Night Fever")
19. It's my neighbourhood (One)
20. How can you mend a broken heart (Trafalgar)
21. House of shame (One)
22. I started a joke (Idea)
23. Massachusetts (Horizontal)
24. Stayin' alive (O.S.T. "Saturday Night Fever")
25. Nights on Broadway (Main Course)
26. Jive talkin' (Main Course)
27. You win again (E.S.P.)

<Encore>
* You should be dancin' (Children of The World)

(Melbourneでの同ツアーのセットリスト。日本公演もほぼ同じ)

 
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中学生の筆者がPat McCglynn(BCR)の後に恋焦がれたのが、BeeGeesのBarry Gibbであった。どうして紅顔の美少年から一気に、自分の父とそんなに年齢が変わらんおっさんに鞍替えしたのだろう。しかし...中学生女子をもとりこにするBarryのフェロモン、恐るべし。

BeeGeesは1975年にAriff Mardin(02年はNorah Jonesのデビュー作を手がけ、健在振りをアピールしましたね)をプロデューサーに迎えたアルバム“Main Course”とシングル“Jive Talkin'”のヒットで再び表舞台に立つことになり、米国での活動が忙しくなってしまった。それまでは“Melody Fair”などのヒットで、本国イギリスより日本で人気があったことに恩義を感じ、ちょくちょく来てくれていたようなのだが。したがって一番会いたかったとき(77〜83年くらい)には思いは届かなかったんである。その後はYesのJon Andersonに鞍替えした。

「マイブーム」が過ぎてからの来日ではあったのだが、それでもレコードを磨り減らすほど聴いたBarryの歌声にはこみあげるものがあった。あの頃はMauriceもご存命だったし。これが本当にBeeGees名義での最後の日本公演となってしまった。

セットリストでは、Kenny Rogersに書いた“Islands in The Stream”、Dionne Warwickに書いた“Heartbreaker”をセルフカバーしていた。2曲ともそこそこヒットはしたのだが、曲の魅力はもう一つだったように思う。筆者としては、これと前後して出されたアルバム“Living Eyes”(81年)の収録曲のほうに軍配を上げたい。“Saturday Night Fever”のブーム後、本来の自分たちを取り戻して作ったヒューマニズム溢れる傑作なのだが、作品としてはあまりに地味でヒットに結びつかなかった。しかしこの作風は、89年当時リリースされステージでも楽曲が披露された“One”に綿々と引き継がれており、帰路に就く筆者の心に暖かいものを残してくれたのだった。

先日TVで観たBarryはずいぶんアタマが寂しくなり老けてしまっていたのだが、作曲・プロデュース業は是非今後も続けていただきたい。いや、もちろん歌ってもいいんだけど。

(Issei)
 
 
私の年下の友人は、isseiさんと同様、十代のころからBarryおじさんの大ファンでした。Gibb兄弟にはほかに二枚目のRobinさんや、ピンで売ってた弟のアイドルAndyもいるのに…。私はいつもそのことで彼女をからかっていました。

しかし1989年、その友人といっしょに横浜アリーナで初めてナマの彼らを見た瞬間、私はお詫びと訂正の気持ちでいっぱいになりました。Barryさん、かっこいい! ステージで弟たちやバックをリードするりりしいパフォーマンス。動きも声もセクシー! 大人! これに惚れない十代なんかいない! それは言いすぎだけど!

ライブ不精(?)な私にライブの価値を教えてくれた一夜でした。

(西村)
 
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