赤ちゃんがやってきた・・・

(しゃちょうの長い一日)

 


 今日は、ぼっくんが帰ってこないことが分かってたんだけど・・・なんとなくいつもの夕方ではなく午後1時過ぎに補給物資をもって病院に到着する。病室に行くとカーテンが閉じられていてNST(お腹のハリを測定する器械)の真っ最中、ハリとともに出血ありということらしい。嬢ちゃんの顔、ちょっと青白い。

 出血が激しくなるといけないということで病院近くのローソンにナプキンを買いに行く。

 病院に戻って病室に戻ろうとすると館内アナウンスで呼ばれる・・・いや、目の前にいるんですけど・・・見たいな感じ。緊急でオペ(帝王切開)をすることになったとのこと。・・・えっ!マジですか?って、いう感じ。出血がいつもより多いらしく、胎児が危険らしい。麻酔やらオペやらの同意書が次々と出て来てサインさせられる。しゃちょうは、職業的に知ってるから良いけど・・・普通、こんなにたくさん書類が出て来て、矢継ぎ早に説明されたらパニックだろうと思う。

 それぞれの実家に連絡入れる。

14:45頃、病棟から手術室へ移動。その間にだけ嬢ちゃんと話せる。不安でいっぱいの顔を撫でてあげる。『大丈夫だよ』としか声を掛けれない。しゃちょう自身は、おかしいくらい落ち着いている。第3者から見たらどうかな?とも思うけど(笑)

 説明では、赤ちゃんは1時間後、嬢ちゃんは更に1時間から1時間半かかるとのこと。オペ開始。あとは、待つだけ・・・男って・・・

15:48 元気?な女の子(出生は15:25)が、しゃちょうの前にやってくる。産声ありとのことだったけれど、とにかくちっちゃい。残念だけれど、自分の力だけではまだ生きれないのでそのままNICU(新生児用の集中治療室)に入る。デジカメで写真を2枚撮る。・・・デジカメ、なんとなく持ってきててよかった・・・(笑)

 再び家族に連絡をとる。あと、6人部屋でお世話になった妊婦さん達にもいちお報告。『おめでとう』の大合唱。嬉しい。

 また、待機。思うことは、嬢ちゃん、無事に戻ってきてくれ!ってこと。ある意味、嬢ちゃんのほうに無事でいて欲しい気持ちがある。

16:35 嬢ちゃんが病室(個室に移動)に戻ってくる。ちびまめよりずっと痛々しそう。当たり前、ちびまめは出て来ただけだけど嬢ちゃんは、お腹切られてるし、いろいろと処置されてるわけだから。病室に入ってからも処置がなされたので2人きりになれたのは更に10分後。嬢ちゃんは、麻酔がかかっていたので性別さえも知らされていなかったので教えてあげる。でも、麻酔が抜けきっていないのと術後の痛みのせいで首肯くのが精一杯の様子。ほんとに可哀想。

良く頑張ったな嬢ちゃん!!

16:50 痛み止めの注射

 それぞれの実家に改めて2人とも無事なことを連絡入れる。

 あとはちびまめの検査結果を聞くだけ。

17:10 チェック

17:20 抗生剤投与(パンスポリン)

17:45 チェック Dr.同伴。出血が、少し多いとのこと。術後3時間は、不安定なことが多いのだとか。Dr.同伴のためか少し時間が掛かる。尿量が少ないため補液を入れる。

18:30 チェック

18:45 チェック 痛みが少し強いらしい。マスクは外れる。

18:50 画像診断。内部での出血の確認のため。

 NICUの説明を受ける。でも、ほぼ知ってることばかり。でも、普通の人ならなにが何だかさっぱり分からないだろう。薬剤としては未熟児に必要なサーファクタンとが投与されている。今のところ異常ナシだとか・・・当たり前だ、生まれてから3時間ほどしか経ってないんだもの。

 赤ちゃん、ちびまめに面会・・・保育器の中に仰向けで寝ている。当然というか目は閉じてる。とにかく、ちっちゃい。今のところ正常、とにかく1週間頑張ってくれれば・・・というところ。余分な(つまり緊急状態で使うという意味での)薬は必要なしとのこと。触っても良いということで、触らせてもらう。小さすぎて何処を触っていいか戸惑いながらも頭を軽く撫でて、肩の当たりをさすってあげる。柔らかくて温かい。1022g、成長曲線の下位ぎりぎり・・・。ちびまめにも『頑張れよ!』としか声を掛けられない。

19:45 病室に戻る。チェック

20:00 嬢ちゃん、過換気が出ているとのこと。痛みと赤ちゃんに会えないストレスか?顔中に脂汗が出ている。顔色は、いくぶんマシになったものの良いとは言い難い。口はいくぶん聞けるようになった。キスをねだったのでキス(笑)『ちびまめも頑張ってんだから嬢ちゃんも負けたらダメダヨ』と、いって聞かせる。

帰宅

 長い一日だった。明日(11月4日)は、休みを貰う。思えば、誕生日・・・必ず休みの文化の日なんだなあ・・・


ああ・・・名前どうしよう(笑)


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