縄文のいにしえと温泉と縄文真脇温泉 石川県鳳珠郡能登町 ナトリウムー塩化物強塩温泉(高張性・アルカリ性・温泉)
縄文真脇駅のホームから目の前に広がるのが、真脇遺跡公園。列車を降り、公園を登っていくことおよそ10分。めざす温泉は、公園の最上部にある。駅から見えるし歩いていけるので、いわば駅前温泉といえなくもないが・・・。 (ログハウス風の立派な駅舎のような建物がホームに隣接してあるのだが、今では朽ちるに任せていると行った風情。なにせ足下の床板を三輪素麺の板でふさいでいるのだから。) 真脇遺跡は、今かおよそ6000年前の縄文時代に、4000年にわたり栄えたとされている。また、イルカの骨が多く出土しているため、日本漁業発祥の地を名乗っている。今となっては、なにもないひなびた漁村にすぎないのだが、そんな太古の時代、ここに文化が栄えていたと思うと感慨一入。もっとも、当時は、どこが中心ではなく自分がいるところが中心だったわけだから、どこでも住めば都になる可能性はあったわけか。 さて、公園自体も新しい感じで、縄文館など遺跡を展示しているところや土器づくりを体験させる工房があったりと温泉以外にも楽しめそうではありますが、今日の目的はもちろん温泉。 実は歩いて登っていくと正面といえるところではなく、明らかにわきから入ることになるので、全容がつかみにくいのだが、凝ったつくりの建物が並んでいる。お風呂のある建物は、銅鐸を埋め込んだような不思議なドーム型。内湯に入ると、うぅ、激しく塩素臭い。プールみたい。というわけで、そそくさと退散して露天へ。これまた不思議なつくりの露天風呂。なんでも五感に訴えるのだとかなんだとかちょっと怪しさが漂っておりますが、広くはないのですが屋根もない開放感たっぷりのお風呂に薄い茶褐色のお風呂が3つ(ちなみに内湯は無色だった)。なぜかそれぞれ高台にありまして、いちいち大変。そのわりに眺めがよろしくない。たちあがれば、海を見下ろすことができるのですが、お風呂に入った状態では見えない。なぜこんな高台につくっておきながら、眺望がいまひとつなんだ? また3つある浴槽のうちひとつは、上にある浴槽からのお湯が流れてきているので、非常にぬるい。 しかし、お湯は流れているし、なにより濃いですね。体中がひりひりしています。いや、ほんとうはこの季節に温泉になんかはいっちゃいけないんですが。 ちなみに露天風呂のわきに穴蔵のようなところをつくってあり、そこにサウナもあります。 風呂上がりには、生ビールなどもありまして・・・、それでわたしの病状が悪化してしまったわけで、うん、なんのために温泉にはいったのかさっぱりわかりませんが、いいお湯でした。 のとツーリズム 縄文真脇温泉浴場 Posted: 日 - 3月 20, 2005 at 11:20 午後 |
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Total entries in this category: Published On: 11 18, 2006 11:21 午後 |