うん、惜しい。岩井戸温泉 富山県氷見市 ナトリウム塩化物泉
氷見から七尾へ向かう街道沿いにあるひみ温泉郷。そのなかで日帰り入浴できるのがこちらである。ちなみにこの道筋、以前は直行バスも運行されていたそうだが、今は県境で乗り継ぎとなる(ただし、時刻表には乗っていない)。
観光案内所でききこむと「500円かかる」「海は見えない」とのこと。氷見は、うどんのまちだから温泉のかわりにうどんを食す、という案を選びたいところだが、駅周辺でうどんを食べさせてくれるお店はない。なぜなら、氷見うどんは、うどんというより素麺に近く、お店で手打ち、というのではなく、数社ある製麺所が販売する乾麺をお店でだす、というスタイルが主流だからである。といいわけして、とりあえず製麺所の看板だけ確認して、温泉へ。フローリングの床が懐かしいバスは、マイペース(乗り継げないかと焦ったくらい)。 さて、話しを本題に戻し温泉へ。岩井戸温泉といえば、個人的には昨年の冬にいった岩井戸鉱泉 (UTF-8でみてください)を思い出す。岩井戸鉱泉は、福島県の浜通りの山あいにある静かな湯治場といった風情だったが、この富山の岩井戸温泉は、富山湾に面し、雪を抱く立山連峰を海越しに望むことができる(なんか見慣れない景色だなぁと能登半島を旅して思っていた理由は、この海の先が水平線ではなく立山ということだと、今気づく)海の温泉。なぜマイアミなのかは、よくわからないけど。 しかし、それはホテル宿泊者だけのはなし。日帰り入浴で利用できるのは、ホテルから100mほど山に向かったところにある別館のみ。料金を支払いなかに入ると、まず休憩コーナーにたちこめる建物のにおいと混ざり合うタバコ臭にまいる。さらに貴重品ロッカーは、100円なり。お金、帰ってこない。これだけで、評価下がりまくり。 お風呂は、岩風呂となり、深め。男女のしきりも岩。で、そのさきにありがたく観音様?がまつられていますが、いいのかなぁ、顔の前にいたがあって。その下の岩が、少し穴があいていて、手や足をのばし男女がふれあうことができるように。 なぜ、風呂場に仏像さまがあったりと館内に霊験あらたかな雰囲気が漂っているのか。それは、 この地には、太古より自然にできた風穴があり穴に向かって必要な品を願うと、翌日には必ずその品物が並べてあるという伝説がありました。当社社長が念願だった“温泉”を願ったところ、宝冠をいただいた佛様が顕れ「汝の願いは必ず叶う」との霊夢をみたということ。「その佛様は虚空像菩薩の化身である」という大栄寺の大和尚の言葉に従い岩井戸前にて掘削したところ、56度の霊泉が毎分340リッターの勢いで湧きだし、ここにひみ岩井戸温泉が誕生しました。 からだそうだ。 少し薄い茶褐色なのかな?お湯は、いいですな。いわれていたとおり、海は、お湯につかった状態では、みえない。見えるのは、コンクリートの山肌のみ。お風呂のはじにこしかけて、ようやく海が見える。惜しい。もうちょっと頑張れば。でもそうするとホテル客が減ってしまうからか。 しかし、気になるのが、これ露天風呂か?ってこと。ホテルのHPの写真ではたしかに露天になっているんだが、実際には、屋根がある。まぁ、豪雪地帯ですから、屋根は譲りましょう。屋根は。でも、ガラス窓があるのだ。これって露天かぁ?ここらへんでは、これも露天っていうのか? と、お湯は申し分なしなのにねぇ、という温泉だったのであります。 氷見グランドホテルマイアミ http://www.htl-miami.co.jp/ Posted: 土 - 3月 19, 2005 at 11:20 午後 |
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