九州編  地元住民がつくった共同浴場


尾之間温泉 鹿児島県熊毛郡屋久町 塩化物泉

尾之間(おのあいだ)は、屋久島の南部に位置している。そのかたがたの手作りによる屋久島唯一の共同浴場が、尾之間温泉である。だから、なおさら、一介の旅人にすぎぬものは、丁重に入らなければならない。
さて、200円なりを支払い中に入る。こんなところでも鍵付きのロッカーがあるのは、ありがたいんだかありがたくないんだか・・・。
脱衣場は整理整頓されている。地元のおとしよりなどでにぎわっている。
お風呂は、脱衣場より、数段下がる感じ。ややお年寄りには使いにくい、かも。
浴槽は、コンクリート造り。中に玉砂利が敷き詰められており、やや深め。背の低いわたしなどは腰掛けようにも沈んでしまうのだが、きちんと腰がかけられるようにつくられているので、嬉しい限り。
硫黄の香りがするお湯は、無色(目が悪いので少し色が付いていてもよくわからない)。少し熱めですべすべする感じ。疲れを癒してくれる心地よさ。たまりませんなぁ。
きちんとカランやシャワーもあるのだが、地元のお年寄りたちはそんなものは使わず、浴槽のわきに腰をおろし(ここだけ床も違う)体だの頭だのを洗ってお湯をかけているから、そちらの邪魔にならないように入浴しよう。

Posted: 木 - 9月 8, 2005 at 11:05 午後          


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