那賀川をのぞむ山間の静かな温泉


もみじ川温泉  徳島県那賀郡相生町 温泉法第2条適合(鉱泉)

四国の温泉といえば、道後温泉が名高いが、広い割にあまりこれといった温泉が存在していないのではないだろうか。また、交通網があまり発達していない(だからといって今更ローカル線を建設するのもどうかと思うが)し、道も狭いところが多いようだし、運転荒くてとてもハンドルを握る気がおきないし、なにより広すぎるので、ここぞと思う温泉があっても、なかなか行けない、というのが実情だ。


そんなわけで、今回のもみじ川温泉もよほどのことがないかぎり、行くことはなかったと思える温泉だ。
阿南市から国道195号線を高知方面へ約30km、那賀川沿いにある道の駅もみじ川に併設されているのが、このもみじ川温泉。眼下には、川口ダムにせきとめられた通称あじさい湖を望むことができる。
今年は台風が多く、国道も土砂崩れにより崩壊。こちらへ向かう山道にも工事区間がある。われわれも帰り道、豪雨に見舞われた。また影響により湖のにごりがとれないのだそうで、白緑ににごっており見よいものではなかった。
泉質は硫黄泉らしく肌がすべすべになるらしいのだが、ご多分に漏れずなにしろ塩素くさい。鉱泉だから温めるのは仕方ないとしてもどうにもいただけない。内湯の湖を望む大きな硝子は、すでに日が暮れたということもあり、曇っていてまったく外の様子がわからないのは残念。ベランダのようなところに小さな浴槽があり、「これって露天風呂?」と疑心暗鬼で入ってみたもの、こちらはぬるく、入ってよかったものなのやら不明。いくら外が見えるからといえどもあんまり気持ちよいものではなく、むしろなぜかほぼ貸し切り状態で入ることができた広めの内湯のほうが。
サウナもついて500円なり。
やはり昼間にいくことをおすすめ。桜がきれいらしい。

もみじ川温泉  

Posted: 土 - 9月 25, 2004 at 09:40 午後          


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