ぶつくさと〜く
【Vol.10】 夏の風物詩 (1997.8)
残暑がきびし〜。(財津一郎口調で)
今年は冷夏だ、と言ってもやっぱり夏は夏。
おてんと様に本気出されたら、やっぱりかないませんな。
(一瞬「あてんと様」って書きかけた。オムツに敬意を表してどうすんねん)
‥‥‥さ、さて、夏なのでとりあえず蚊取り線香のブタを買いました。
京都の五条坂というところで、毎年1回「陶器市」があって、
そこにはものすごい数の陶器屋さんが出店しはるんです。
1時間くらいうろうろして全部見て回りましたけど、
蚊取り線香用の入れ物もいろいろあるもんですね。
ブタでも、ピンクの、白いの、青いの、そして黄色いの。
さらにはウルトラマン型のやらバルタン星人型のまで。
ほんと、見ているだけでも結構楽しめました。
その中から私が選んだのは、茶色い臭そ〜なブタです。
なんとか焼って書いてあって、かなりまけてもらっても2千円しました。
可愛らしさはないけど、とても情緒があっていい感じです。
(「これぞ日本人の心」とか思い込んでて、かなりいけてる私)
さて話は変わって、とにかく暑かったので、
海に行ってきました。8月15日に。
(お盆どんぴしゃやったけど無事生還)
場所は、関西人なら「遠出するのもなんやし、ま〜あそこでいいか〜」
って思って行く神戸の須磨。(ナンパ場所としても有名ですね)
しかしま〜、かなりやる気のない野郎4人で行ったので、
12時頃着いて、ご飯食べて、着替えて、ビール飲んで、寝て、
ちょっと泳いで、そして2時頃帰りました。
まあ、暑かったしね。
(暑かったから行ったんとちゃうんか?)
それはまあいいとして、他には花火大会に行きました。
淀川(大阪の十三というところ)のん。
(誰と行ったかは聞かないように)
でも、やっぱりいいですね、暑い夏の夜の花火は。
みなさんはどんな花火が好きですか?
私はどれも好きですけど、特に「菊」(って名前かな?)が好きです。
ぱっと夜空に色鮮やかな大輪の花を咲かせ、
美しさに見とれているうちに「ドン」と心臓に音が響く。
そして時の流れを忘れさせるほどゆったりと舞い降りてきて、
いつのまにか心に哀愁を残して消えゆく。
あれを見てると、時間に縛られて生きていることの虚しさを、
花火が人間に教えてくれているかのようで、
なんか切ない気分になりませんか?
ほんと、憎らしいですね、あの野郎は。
(わし、ほんまは嫌いなんかえ?)
さて、もう9月。夏にアキて、秋がナツかしくなる頃です。
(まあ、昔からある小ネタです。決して私がサムいわけぢゃないよ)
みなさん、そろそろ夏の気持ちをぬるっと切り換えて、
次の季節への準備をしていきまひょ〜ね!
(Vol.10 おしまい)