ぶつくさと〜く

【Vol.101】 特別な能力 (2010.6)

[ top | prev | next ]


ついにサッカーワールドカップ南アフリカ大会が始まりました〜!
(ってもうグループリーグ終わってるんやけど)

初のアフリカ大陸での開催ということで、開幕前は治安などが心配されましたが、
今のところは何事も無く、試合のことだけに集中できているようで、よかったですよね。

しかし、時差が辛い・・・(泣)
毎日夜の試合は現地時間の8:30から、時差が7時間ある日本では朝3:30から始まるんですよね。

夜中1時くらいに、アラームをAM3:25にセットして布団に入り、その早朝の試合を寝ぼけ眼で観戦。
試合が終わるともう5:30なので、そのまま朝ごはんを食べ、
何故か巻き込まれて早起きさせられている嫁の手作り弁当を持ち(申し訳ない・・・)、
6時には家を出て、普段より2時間ほど早い朝7時過ぎには会社に到着。

怒涛の波状攻撃を仕掛けてくる敵(=睡魔)と戦いながらもたっぷり働き、
いつもよりかなり早目の夜7時過ぎに会社を出て、
そして8時半からまた自宅でサッカーを見る・・・そんな楽しい(苦しい)日もありました。
(でも、日本全国、こんな人いっぱいいたでしょ?)

まぁ時差が無かったら無かったで、会社の勤務時間中に試合が行われてしまうので、
それはそれで出社時間が乱れるんですけど・・・まぁ結局、
ワールドカップの時はいつも、どこで開催されようが睡眠不足になるという訳です。

それはいいとして、なんと日本代表が決勝トーナメントに進めることになったんですよね〜!!
ネット上では日本全国から岡田監督への「謝罪」の書き込みが殺到してるそうなんですが(苦笑)、
いずれにせよ、是非とも頑張って、目標のベスト4を目指してもらいたいと思います。

そして、今回はどこが優勝するのでしょうか?
(やっぱりブラジルかなぁ?)

・・・とにかく、まだまだまぶたの重い日々が続きそうです。

さて、テレビを見ているとちょいちょい遭遇するんですけど、
例えば全国ネットのニュース番組に出てくる日本各地の映像とかで、
一般の人がインタビューを受けているシーン、よくありますよね?

特にお年寄りの場合に多いように思えるんですが、
インタビューに対して一生懸命答えてはるのに、残念ながらちょっとだけ訛りがあるため、
日本語なのに「日本語の字幕テロップ」を出されている場合があるんです。

まぁ確かに、本気で分かりにくい人の場合もあるんですけど、
結構ちゃんと分かる言葉で喋っておられて、「これは完全に分かるやろ〜」って場合でも、
下に思いっきりテロップ出てる時があるんですよね・・・。

あれって、結構失礼な話じゃないですか?
だって「あなたの日本語は通じません」って、全国に宣言されてるみたいなもんですよ?
(ほんま、気〜悪いわぁ〜)

あれ、テロップ出すか出さないかの境目って、何を基準に決められてるんでしょうか・・・?

もし私が普通にインタビューを受けて、普通〜に喋ったはずやのに、
後からその映像見てみたら、その下に日本語のテロップが出されてる・・・。
きっとワタシ、哀しみのあまり、その場で号泣(そして失禁)してしまいますよ?

あ〜、嫌や〜!!それだけはほんまに嫌や〜!!
(まぁ、顔だけでテロップが必要と判断されたんかも知らんけど)

・・・とまぁ、そんなどうでもいいことを心配してしまっている私なのでした。

話はまた変わりますが、私の会社は、品川駅(東京)から歩いて7、8分のところにあります。

JR品川駅の改札を出たところに、港南口(東口)という出口へと向かう、
長〜くて(200mほど)広〜い(幅20mほど)、ビルの中を貫通するような自由通路があります。
毎朝ラッシュ時には、その通路を、1000人以上のスーツ姿のサラリーマンが、
一斉に同じ方向へと歩いているシーンに遭遇します。
(外国人観光客らしき人が、その珍景を写真に収めている姿をよく目にする)

日々ラフな格好で出社する私には当然目もくれず、
自由通路を抜けて屋外へと出たスーツ軍団は、周りを一切気にかけることなく、
真っすぐそれぞれの職場がある高層ビルの中へと吸い込まれて行きます。

朝、通勤ラッシュでモミクチャにされて、
ようやくあとちょっとで職場という状況なので仕方ないのかも知れませんが、
残念ながら、黙々と、ただ俯(うつむ)き加減で歩いてるだけの人がほとんどなんですよね。
もしくは、少しくたびれた顔をして、肩を落としながら歩いているか・・・。

私は、な〜んかその寂しげな風景がすごく嫌なんですよね、忙(せわ)しない感じがして。
こっちにまで暗い気持ちがうつってしまいそうな気がして。

自由通路を抜けた後、ふと空を見上げて「あ〜、今日はめっちゃええ天気やな〜」とか、
高層ビルを眺めて「窓ガラスに雲がくっきり映りすぎやろ〜」とか、
私はちょくちょく、心の中でそんなことを思ってしまっています。

でもその時、何か「ふっと」安らかな気持ちになるんですよね。
それがどうでもいいような「一瞬の時間」であったとしても。

朝の殺伐とした満員の東急田園都市線に乗っていても、
よく晴れていれば遠くに富士山が見える場所があるんですが、私は時々、
「今日はキレイに見えてるかな〜?」って、窓の外を探してしまうんですよね。

で、実際に見えると「あ〜、よかった〜」みたいな、小さな安らぎを覚えるんです。
(何がよかったのかは分からんが)

私はいつも、どれだけ忙しくても、どれだけ苦しくても、
一瞬だけふっと何か別のことに目を向けられる、
そのちょっとした「心のゆとり」を持って生きていたいなぁ、って思ってます。
(何も考えてないのとはちゃいますよ?)

もちろん常に余裕たっぷりの感じで生きてる人もおられますけど(それは「勘違い」か単なる「怠慢」)、
そうではなくて、あくまで「ちょっとした」心のゆとり、その意識だけはいつも持っていたい。
(数値化するなら・・・ゆとり分は「心全体の1〜2%くらい」が理想かな?)

そして、その自身が持つゆとりこそが、他人への思いやりにも繋がるんだと思います。
また、そうやって心に余裕を持つことができる生き物だからこそ、
人間には、「笑う」という特別な能力が備わっているんだと思います。

・・・とまあ、何か難しそうなことをごちゃごちゃ書いてますが、
あれっ、例によってこれ、誰にも伝わらない「頭おかしい系」のパターンでしょうか・・・(泣)

いずれにせよ、雨が続く嫌な毎日ですが、
今日もみなさん優しい気持ちで、笑って一日を過ごされますように〜。

それではまたっ!!

(Vol.101 おしまい)


[ top | prev | next ]