ぶつくさと〜く
【Vol.103】 太子 (2010.8)
会社の夏休みを1日だけもらい、週末と併せて3日間で、
恒例となりつつある両家家族旅行(3家族+α)へと行って参りました。
今回の行程は以下の通り:
[1日目] 新横浜・新大阪→広島→宮島→広島(泊)
[2日目] 広島→尾道→しまなみ海道→松山・道後温泉(泊)
[3日目] 松山→岡山→新大阪・新横浜
まずは、新幹線+JRにて宮島口駅に到着、駅前にある「うえの」さんで、
名物の「あなごめし弁当」を買って全員で頬張り(わざわざ出張先のインドから予約した・・・)、
そのまま炎天下の世界遺産・宮島を見学、市電に乗って広島市内へと戻ります。
今回広島を訪れた日は、世界で始めて原子爆弾が多くの命を奪い去った、その丸65年と1日後。
平和記念公園には、総理大臣やその他大勢の参列者からの献花が、まだ整然と並んでいる状態でした。
灼熱の広島にいると、「あの日も今日と同じくらい暑かったんかな・・・」などと、
過去と現在とがオーバーラップしてしまうのは、きっと私だけではないんだと思います。
何年かぶりに、改めて平和記念資料館を訪れ、戦争に関する様々な展示を見ました。
ともすると意識の中から薄れてしまいそうな「戦争の虚しさ」や「平和のありがたみ」が、
再び自分の中で甦ってくるのが実感できて、大変有意義な時を過ごすことができました。
(ああいうのん、「国民の義務」として何年かに一度は見なあかんようにしてもいいと思う)
・・・とは言え、夜は広島名物のお好み焼きをタラフク食べて、とっとと就寝。
翌日は、8人の乗りのレンタカー1台で、広島から尾道、そしてしまなみ海道を経て松山へと移動します。
(天気もよくて、景色最高〜!)
その日のお泊りは、日本三古湯の一つである、ご存知「道後温泉」。
なんとこの温泉、西暦596年には、あの聖徳太子が病気の療養のために泊まりに来ていたんだそうです。
(どこまでホンマなんかは知りませんが・・・)
その由緒ある道後温泉の中でも、創業380年以上の老舗だとかいう、
ちょっとええ旅館に泊まってみることにしました。
で、みなさん、「心付け」ってご存じでしょうかねぇ?
基本的に貧乏宿にしか泊まらないワタシは、恥ずかしながら最近まで知らなかったのですが(ぽっ)、
どうやらちょっとええ旅館に泊まる際には、当たり前のビッグイベント(?)なんだそうです。
簡単に言うと、お世話をしてくれる仲居さんに、あくまで気持ちとしてお渡しする謝礼、
欧米風に横文字でカッチョよく言うなら、「チップ」という訳です。
(チップにしては結構な額をはずむんやけど〜)
このシステム、知らないなら知らないで、それはそれでハッピーなんですが、
知ってる人(旅館側も含めて)からすると、
ええ旅館で心付けを渡さないなんて非常識の極みなんですよね、きっと・・・。
ホテルや旅館によってはサービス料を別途徴収していたりもするので、
本来は特別な事をお願いしない限り、この「心付け」は不要らしいんですが、
私としては、何をどうしてええもんやら分からんので、渡すタイミングも相場も最後まで不明のまま、
結局、帰り間際に急いでいくらか包んで渡すことにしたのでした。
(本当はいろいろとお願いする前に渡すのだそうです)
でもこんなシステム、学校では教えてくれませんでしたよねぇ?
こういうのん、ちゃんと教科書に載せてガキんちょのうちに教えといてもらわんと、
大人になってから恥ずかしい思いするじゃないですかねぇ、私のように・・・(泣)
まぁそれはいいとして、道後温泉を楽しんだ後は、松山市内を見下ろす松山城へ。
最後はJRの特急「しおかぜ」で瀬戸大橋を渡り、岡山から新幹線で各自家路に着いたのでした。
(ワタシ、最終日になって極度に体調を崩す・・・恐らくインド出張で溜まりに溜まった疲れが噴出)
話は急に変わるのですが、私、血を見るのん、無理な人なんです。
(う〜ん、しょぼっ)
いや、血を見るどころか、注射の時に自分の腕に針が刺さるのんとか、
残念ながら全くもって見ることができません。
当然ドラマだと分かっていても、「メス」とか言いやがる手術シーンとか出てくると、
そのシーンが終わるまで画面から目をそらし、
ヨメに「終わったよ」と教えてもらって、ようやく画面に復帰するシステムになっております。
(ほんま、しょぼっ!)
でもみなさん、特に男性の方々、そうじゃないですか?
普通に見ていられるもんなんですか?
傷口がパックリ開いた血だらけの映像とか、見てて泣きそうになりません?
いや、まぁ自慢じゃないんですけど、トマトジュースは1時間ずっと凝視できるくらい平気なんですよ?
(なんのこっちゃ)
きっと血が嫌いと言うよりも、「痛そうに見える」のが嫌なんだと思います。
自分の身に置き換えて、自分に起こっていることを想像してしまって、それで辛くなるんだと思います。
(もちろん「イタい」人間も嫌いなんですけど)
・・・と言うことで、「あ〜、俺、ドラキュラじゃなくてよかったな〜」としみじみ思う、
オツム(とオムツ)がオーバーヒート気味の今日この頃なのでした。
(チ〜ン)
さて、今回もよぅ訳の分からんまま終わることになります。
暑くてムシムシの夏がまだ続きますが、バテずに乗り切って行きましょうね〜っ!
(Vol.103 おしまい)