ぶつくさと〜く

【Vol.105】 ただれ (2010.10)

[ top | prev | prev ]


いつの間にやら10月も終わってしまい、もう11月になろうとしていますね。

昔は11月や12月って、もう寒〜い冬のイメージがあったりしたんですが、
最近では関東でも「紅葉のピークが12月上旬」なんて場所もあり、
季節の感覚が本当に分からなくなってきてしまっています。

ところで突然ですが、携帯電話のマナーモード、いわゆる通称「ブルブル」。
みなさんあれ、ブルブル鳴った時にちゃんと気付いておられるもんなんでしょうか・・・?

昨年秋より携帯電話を持つようになったものの、
基本的にはブルブル設定のままカバンの中に入っているので、
完全に「後から気付く派」のワタシなんですが、
時々はいっちょ前に、ズボンのポッケに携帯を入れて、颯爽と歩くこともあります。

ただ、オシリのところでブルブル震えていても、全然気付かないことがしばしばで・・・。
(震えてる仔犬を抱きしめてあげる優しさは持っているのに)

まだ街をテクテク歩いていて気付かないのは仕方ないような気もしますが、
車に乗って、携帯がオシリに完全に密着した状態でブルブルしているにも関わらず、
気付かないってのは、一体どういう理由なんでしょうか・・・?

それって私のオシリが、高いところから生卵を落としても割れないような、
昨今話題の「衝撃吸収ゲル」で出来ているためなんでしょうか?
それとも、すべての拳法技をぶよぶよの体でゴムのように包み込んでしまう、
あの「ハート様」と同じくらいの特異体質なんでしょうか?
(久々の北斗の拳ネタかよ)

いずれにせよ、携帯電話メーカーの方々には、
ブルブルをもっと気付きやすくするように作って頂けると助かります。

例えば、今までのモーターを回す「振動的なブルブル」だけじゃなくて、
携帯から持ち主の体にそこそこの電流を流して「電気的なブルブル」を与え、
さらには携帯がマイナス30度近くまで急冷して「体温的なブルブル」も加える、
この三段階のブルブルで、どんな状況にあっても確実に気付かせてくれるとか・・・。
(オシリただれてまうわっ!)

さて最近、テレビに出ている芸能人のみなさんの「名前」が気になることがあります。
それは何かと言うと、苗字無しの下の名前だけで出てる人、結構増えてるじゃないですか。
ワタシ、あれがあまり好きじゃ無いんですよね・・・。

以前からずっと出ておられる「杏里」とか「hitomi」とか、ぎりぎり「優香」あたりまでなら、
流行りで付けた感じではなく、その名前になんとなく意思が感じられるのでいいのですが、
ここ5年ほどでゴロゴロと増殖してきてないですか?

「絢香」とか「香里奈」とか「夏帆」とか、しかも今度は男まで「瑛太」って。
そういう名前を聞くだけで、なんか「ぞっ」としてしまうんです。

代々受け継がれている大切な苗字なんやから・・・とか言う昭和の古臭いおっさん的な理由ではなくて、
単なる「流行りっぽい」名前の付け方をしているように見えてしまう、
つまり、流行りに踊らされているだけのような感じがして、それがワタシは嫌なんです。
みんながこっちを向いてるから、俺も私も同じ方を向こう、みたいな。

逆に敢えてしっかりした「おカタイ」名前で登場してもらうくらいの気持ちが欲しいんですよね。
この平成の世に堂々とパンチの聞いた名前、例えば「北大路欣也」とか「越路吹雪」とか、
それくらいの潔さ(?)があった方が、気持ちよくないですか?
(もしくは「JOY」や「さかなクン」くらいまで行って、
名前かどうかでさえ分からなくなるのも逆にありやとは思いますけど)

・・・まぁ最終的には「芸」がしっかりしてればどんな名前でも認めてもらえるとは思いますが、
いずれにせよ、流行りで名前を付けるのは止めてもらいたいなぁと思ってしまったのでした。
杓子定規でなく、その人の「独自性」で勝負するのが芸能人だと思いますので。

人の名前だけじゃなく、流行りのキーワードにも抵抗を感じることがあります。

昔いっときITビジネスなどで流行った、「ミレニアム」とか「ユビキタス」とか。
その流行りのピークまではまだマシなんですが、そういうキーワードを恥ずかし気もなく、
流行りを過ぎた後に使っている人を見ると、こっちが赤面してしまう時があります。

今で言うと「クラウド」がそれに当たるでしょうか?
これも賞味期限が切れ始めていて、しばらくすると「あイタタタ・・・」と感じる時が訪れそうです。

ちょうど昨日TVで放送していた映画「ダイハード4.0」の名前も、かなり痛々しいものがありますよね。
ブルース・ウィルス主演のお馴染み「ダイハード」シリーズは、
タイトルに「1」「2」「3」と普通の数字が付けられてきたのですが、その次にいきなり「4.0」ですよ?

ご存知の方も多いと思いますが、あの映画が公開された2007年は、
ネット業界で「Web2.0」と言うキーワードが流行っていた時代だったので、
あのような無神経な名前が付けられてしまったんだと思います。
当時初めてその名前を聞いたとき、「わっ、やってしもてる」とかなり赤面した記憶があります。

・・・と、みなさんもこんな経験ありませんでしょうか?
きっとこの痛みを感じているのは、ワタシだけではないはずです。

ちなみに・・・どうやらこのダイハード、5作目が予定されているとの噂があります。
気になるタイトルはまだ決まってないようですが、
「ダイハード5」に戻るのか、「ダイハード5.0」を引きずるのか・・・。
それともさらに痛々しいタイトルになってしまってたりするんでしょうか・・・?

ひょっとすると、意表をついて「ダイハード4+1」みたいな感じで足してくるんとちゃいますか?
(なんか「永谷園のあさげ 20%増量中」みたいで嫌やな・・・)

それとも、キリンフリー風に「ダイハード500.00%」とかなったりして?
(って、パッと分かりにくっ)

あ、なんなら思い切って、iPhone4風に「iハード5」とかかっ!?
(完全に名前変わってしもとるがな)

・・・寒くなってきましたねぇ。

(Vol.105 おしまい)


[ top | prev | prev ]