ぶつくさと〜く

【Vol.131】 擁護派 (2012.12)

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よく暑いだけと思われがちのデリーなんですが、ほんとにもう、冷えに冷えてきました。

これまでのデリーは、冬でも暖房器具なんぞ不要なくらいだったそうなのですが、
ここ数年、冬場はゼロ度まで下がるほど、段々と寒くなってきているようです。
これも、地球温暖化の影響の一つなのでしょうか・・・?

今日も布団に包(くる)まりながら、ぶつくさと〜くを執筆・・・。

***

さて、12月の某日、一つの封筒が横浜の我が家に届きました。
それは都内にある、とあるクリニックからの手紙でした。

私は単身でデリーに住んでいるので、ヨメからの連絡でそれを知りました。
あまり聞き覚えのあるクリニックの名前ではなかったので、
ダイレクトメールか何かかな?と思い、いつも通りに放置しかけたのですが、
「配達証明郵便で届いている」とのことだったので、すぐに開封して内容を確認してもらいました。

手紙の見出しには、「お詫びとご案内」と書いてありました。

手紙の内容を簡単にまとめると、こうでした。

■クリニックで「無資格医師による医療行為」が発覚しその医師が逮捕された(と報道もなされた)

まぁ・・・そんな事件があったんや。
それはそれは、病院側としてはいい迷惑やったでしょうな〜。
そのせいで、こんなお詫びの手紙を全員に送らんといかんとは、可哀想に・・・。

■調査の結果、約1年半に渡って非常勤として勤務し、人間ドックや健康診断を行っていた

おぉ・・・ばれることなく結構長い間やってたんや。
こんな怪しい人に診られた患者さんも気の毒やなぁ・・・何も悪いところがなくても、ちょっと気持ち悪いやろし。
人間ドックか・・・そう言えばインド赴任前、いつもと違うところで人間ドックを受けたけど、ここやったかな?

■この手紙が届いた人は、その無資格医師が診察したという事実が判明した人

あ〜、なるほど・・・って、えっ!?、ええ〜っ!?
つ、つまり、お、俺が、その怪しいニセ医者に診られてたってことなん・・・!?
人のこと気の毒とか言うてる場合じゃなくて、実は自分の話やないか〜ぃ!!
う〜〜っぎゃ〜〜〜っ!!!

その手紙によると、その無資格医師は診察以外の業務はしていないので、
人間ドックの診察以外の項目の結果や判定には影響がないとのことでした。

ということで・・・お詫びとともに、
「2013年の3月までに再度診察を受けて下さい」の案内が来ていたのでした・・・。

しかし・・・こんなこと、あるんですねぇ。

人間ドックを受診した医療機関の名前すら覚えていなかったくらいなので、
どんな先生だったのか、全くもって記憶の片隅にも残っていないのですが、
一体、どんな診察内容だったのでしょうか・・・?
(おもろい顔とかさせられたんかなぁ・・・?)

自分を診察している医師が「ニセモノかも」なんて、
きっと思いもしなかったでしょうから、全然気が付きませんでした。
(思ってても気付けないような気がするけど・・・)

まぁ無資格医師であっても、医師としての腕前や知識がちゃんとあって、
正しい判断ができているのなら、こちらとしては別に何の被害もないからええんですけどね。
(はは〜ん、俺、さてはブラックジャック擁護派やな?)

とにもかくにも、再度診察を受けてくれとのことなので、
次に一時帰国する際にでも、是非診察を受けてみようと思います。

でも、その赴任前の人間ドックなんて、もう2年も前のことなので、
その時の診察の結果なんて、どうでもいいんですけどねぇ。
もちろん、2年前のボディーに完全に戻してから診察してくれるのなら、
その再診察にもすごく意味があって嬉しいのですが。

それにあの頃は、もう少しスリムやったはずですから・・・(苦笑)

(Vol.131 おしまい)


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