ぶつくさと〜く
【Vol.132】 鼻栓 (2013.1)
日本では最近、中学校や高校での体罰問題が大きく取り上げられているようですね。
もちろん、体罰を通して人格を否定するなどして、自殺に追い込むほど相手の「心」を傷つけるのは、
それはもう体罰どころか犯罪行為であって、決して許されることではありません。
また感情に任せて暴力を振るうことや、力や立場の違いを利用して暴力を振るうことも、
絶対にあってはならないことだと思います。
一方で、なんでもかんでも流行りのように「体罰」で片づけるのはどうかと思ってしまいません?
例えば、とある中学校の教師が「ハゲ」「バカ」「死ね」などと罵った生徒に対して、
誰が言ったのか答えなかったため、正座させて一人ずつ平手打ちをした、という一件。
(言ってない生徒も含まれていたようですが)
それが「体罰」だと言って大きく報道されて非難されているようですが、
そんなこと言われるなら、みなさん教師なんてやってられないと思いますよ、ほんと。
日本中の教師全員で授業をボイコットして、学校閉鎖に追い込むくらいして、抗議した方がええんとちゃいますか?
(何もしないと、このクソガキどもはこのまま「そんな」大人になってしまいますよ?)
ほんと勝手なコメントで申し訳ないですが、私が思うところはこうです。
まず当たり前ですが、口で言って分かる連中には、口で伝えましょう。
(生徒との関係や雰囲気を上手くこの状態に持っていくことも、教師の能力の一つなんだと思います)
で、口で言って分からない連中には、相手の気持ちをしっかり考えた上で、必要最低限の「痛み」を与えましょう。
(もちろん、決して気晴らしなどではなく、相手の成長・改善のための「痛み」だけですよ)
私は、そういう「痛み」がゼロになってはいけないと思っています。
ゆとり教育が「頑張らない子ら」を生み出してしまったように、
痛み無し教育は「善悪の判断ができない子ら」を生み出してしまうのではないかと心配してしまいます。
とにかくマスコミが、「体罰」という言葉だけを流行語のように取り上げて、
世の中を悪い方向に導くのだけは、ほんと止めて欲しいなぁ・・・。
う〜ん、年明け早々、どエラいカチカチ山の堅い堅い話題になってしまいました・・・。
いかんいかん、話をいつもの感じ(どんな感じ?)に戻しましょう。ぼ〜ん!!
(なんのこっちゃ)
さて、みなさんもあの映像を見られましたでしょうか。
そう、最近話題の、中国の大気汚染の映像を。
北京などで、街の空気が「どよ〜ん」とセピア色がかっていて、
住んでる人々がその中をマスクをして歩いている、あの衝撃的な映像です。
(「うっげ〜」って思いますよね・・・)
その中国で最近、「鼻毛地図」というのが話題なんだそうです。
(日本でも年末に話題になった?らしいですが)
本当は、「Clean Air Initiative for Asian Cities」の「大気汚染地図」というモノで、
アジア各都市の大気汚染度が、6段階の色で示されている地図を表示しているウェブサイトなのですが、
ご丁寧にその色に併せて「鼻毛の長さ」まで示してくれるので、
ちまたでは「鼻毛地図」の愛称で呼ばれているのだそうです。
で、その北京の深刻な大気汚染の状況は一体全体どれくらいなんやろ・・・?と思い、
その地図のサイトを開いてみました。
すると、例えば北京には濃いオレンジ色のマークがついており、
大気の状態は「汚染度5: Very Poor(=かなりひどい)」、
そして上海は薄いオレンジ色のマークで「汚染度4: Poor(=ひどい)」などと書かれていました。
日本はほぼすべての都市が「汚染度1: Excellent(=良好)」であるのに比べると、
う〜ん、確かに深刻な状況・・・。
中国に住んでいる人たちに失礼ながらも、それを見て、
「うわ〜、可哀想〜。俺、中国じゃなくてインド赴任でよかった〜」と正直思ってしまいました。
(悪いやっちゃな〜)
で、「北京はこんな深刻な状況やけど、では我らがデリーの大気汚染度はどうなんやろ・・・?」と、
当然のように気になって、ついでにデリーの地図を見てみることにしました。
すると・・・
な、な、なんと、地図上のデリーの位置に示されたマークは真っ赤っか!
大気の状態は「汚染度6(MAX): Critical(=危機的)」と書かれているじゃないですかっ!!
そしてその地図の横には、きっと手塚治虫大先生も描かないであろう長さの鼻毛が、
「うっにょ〜〜ん」と表示されているっ!!!
「うっぎゃ〜っ!たっ、助けてくれ〜っ!!」
いや、確かに鼻毛が伸びる早さは日本にいるときよりよっぽど早いのは事実なんですが(汚い話で済みません)、
まさか、あの衝撃映像の中国の、さらにその上を行く大気汚染になっているとは、正直思ってもいませんでした。
(いやほんと、しゃれになってません・・・)
しかし・・・水の汚染ならなんとかペットボトルで凌ぐとか対応方法はあるのですが、
空気の汚染は・・・どうしたら対応できるんでしょうかねぇ?
毎日息を止めて生活する訳にもいかんし(海女さんでも無理やろなぁ)、
常にスキューバダイビングの格好で酸素ボンベを担いで生活する訳にもいかんし。
(結構肩がこるからねぇ・・・ってそういうことではなくて)
こうなったら世界最高性能の50層フィルタを搭載した、
「プラズマクラスター・ナノイオン鼻栓」でも開発するしかないのでしょうか・・・?
(なんじゃそら)
まぁ、そんなCriticalな街に住むこと約2年。
次の人間ドックではどんな結果がでることやら・・・(号泣)
さて・・・そう言えば、2013年の挨拶がまだでしたね。
「みなさまのこの一年が、ワクワク・ドキドキする幸せたっぷりな一年になりますように!」
それでは今年もよろしくお願いします〜!
(Vol.132 おしまい)