ぶつくさと〜く

【Vol.135】 凌駕 (2013.4)

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先月も書きました通り、日本へと帰って参りました〜!

インド・デリーの4月は40度を超える灼熱地獄でしたが、流石に日本は過ごしやすいですねぇ。
(すでにインド化した私の皮膚たちが、あまりの気候の良さに、逆にびっくりしとります)

日本に戻ってきての勤務地は、以前の通り都内の品川・・・と思っていたら、
帰国して2週間で、神奈川県の厚木へと異動。
・・・と言うことで、4月からいきなり厚木人になってしまいました。
(おうちは横浜市青葉区のままなので、厚木市まで毎日通っております、はぃ)

これまでは朝、都内の渋谷方面に向かう通勤電車に乗り込んでいたのですが、
急に逆方向の電車に乗ることになったので、なんだか不思議な気分です。
(ちなみに東急田園都市線〜小田急江ノ島線〜小田急小田原線と乗り継ぎ)

逆方向だからと言って、電車がガラガラという訳では無く、思ったよりも人が多い。
会社最寄り駅の「小田急本厚木駅」は、何を隠そう、一日平均乗降客数14万人、
他の路線と接続や連絡をしていない駅としては、日本で一番乗降客が多い駅なのだそうです。
(学生さんもすごく多い気がするなぁ)

そして、これはホントにど〜〜〜〜〜でもいいことなんですが、
小田急小田原線で、「本厚木駅」の隣が「厚木駅」、そしてその次が「海老名駅」。
当然のように、「本厚木駅」は厚木市にあって、「海老名駅」は海老名市にあるのですが、
何故かその間にある「厚木駅」は、なんと海老名市にあるのです。
(はっきり「厚木駅」と言ってるくせに、どないやねんっ!!)

まさか厚木駅の駅舎が、近くを流れる相模川の氾濫で海老名市側に流されたとか、
それとも年一回の「市対抗大綱引き大会」で厚木駅の駅舎を引き合う対決をしてるとか、
きっとそういう理由では無いと思うのですがねぇ・・・。
(もしそうなら、海老名市、強すぎるやろ)

まぁいずれにせよ、職場に着いてしまえば、品川だろうが厚木だろうがあまり関係は無いので、
何の不満も問題も無く、毎日普通に通っているのでした。

話は変わって、日本にしばらくいなかったからと言う訳ではないのですが、
最近本当に「漢字」を忘れてしまって、書こうと思ってもなかなか出てこないことがよくあります。
みなさんも、そんなことありますでしょうか・・・?
(え、まさか俺だけ病んでるのか・・・?)

毎日パソコンの画面に向かって、ひらがなさえ入力すれば漢字の候補をすぐに出してくれて。
その中からは簡単に選ぶことができるのに、いざ自分で書こうとすると全然書けない・・・。
(ほんま、しばらくペン先が止まってしまって、ちょっと泣きそうになる時、ありません?)

それって一体、何でなんでしょうね?

漢字を読んで、その中からちゃんと選ぶことはできるのに、書くのはこんなにもできない。
それって、「読む」能力と「書く」能力が、そんなにも差があるってことですよね?
ほんと、どれだけ違うもんなんでしょうか・・・。

そしてこの世の中には、私とは全く正反対の、
「書く」能力の方が「読む」能力を上回ってる人って、おられないんでしょうか?
例えば「薔薇」「饂飩」って漢字は書けるのに、実は「ばら」「うどん」と読めないとか・・・。
(う〜ん、それはそれでストレスが溜まりそうやな・・・)

どなたか、そんな「書く能力の方が上」という方を知っていたら、是非教えて下さい。

さて先日、将棋のソフトウェアとプロの棋士が団体戦を行う「第2回 電王戦」というイベントがあり、
現役プロ棋士が初めてコンピュータに敗れたというニュースを見ました。

私としては「ふぅん」と思ってそのニュースを聞いていただけなのですが、
どうもその伝え方が、負けてしまったことが悪いみたいな言い方だったんですよね・・・。
(それであの棋士の人生が狂ってしまったらどうすんのや?)

「プロなのに」と言う人もおられるかも知れませんが、
過去のあらゆる人間の指し手を学習したエンジンを積んだコンピュータが、
ものすごいスピードで計算してるんですから(第5戦なんて680台ものPCを使って並列計算!)、
そらいずれは機械が人間を凌駕(りょうが)するのは当たり前ですよねぇ。
(まぁ人間が680人集まったら、逆に次の一手でモメるだけやろけど・・・)

私が思ったのは、逆に「そこまでせんと勝てんくらい、人間の頭って良くできるんや〜」ということです。
そうやって、いい方に捉えた言い方をしてもらえませんでしょうかねぇ。

で、そのニュースを見ていてふと思ったんですが、将棋だろうがチェスだろうが、
きっと元々の発想は、「戦争」をゲーム化したんだと思うんですよね。

じゃあ例えば、「本当の戦争」が起こってしまった時に、
どうやって攻めてどうやって守るかを、何台ものコンピュータを使ってシミュレーションしながら決めたら、
そして人間たちが、そのコンピュータ様の仰る通りに動いたら、
その「本当の戦争」にだって、勝ててしまうってことですよねぇ?

そんな時代が本当に来たら・・・なんかめっちゃ怖いなぁ・・・。

・・・と、新年度早々、どうでもいい話のオンパレードでお送りしました。
(え、いつものこと?)

それでは〜。

(Vol.135 おしまい)


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