ぶつくさと〜く
【Vol.14】 色 (1997.12)
スキーに行けそうにないんです。
なんたって、修士論文を書いてるんですよ。
学生としての最後の大仕事、
無い知恵を振り絞って勉強しまくらにゃ〜いかんのですわ。
(振り絞ってもたいしたことは出て来んが)
まあでも、この冬はあまり雪もないようなので、
どうせ行っても面白くないやろけどね〜。
あはははは。
(と精一杯、負け惜しみを言ってみる)
ところで、「負け惜しみ」と「なべおさみ」って似てますな。
‥‥‥‥‥
まあいいとして、京都もあとちょっととなってしまいました。
いきなりですけど、皆さん、ご存知ですか?
京都の言葉って、可愛らしいんです。女の子が言うと。
(男が言うと、ほかの倍むかつくけど)
僕が好きなのは、「〜ねん」。
大阪では「好きやねん」、「あの子やねん」って言うのが、
京都では「好きねん」、「あの子ねん」ってなるんですよ。
最初聞いた頃は、大阪弁に慣れてた僕には、
なんかめっちゃ新鮮で、心地よかったです。
「京都の人と結婚したんねん!」って思ったくらいです。
(俺、ひょっとして言葉にだまされやすい人かな〜?)
世界の共通語が京都弁になったらいいのにね。
(戦争とか、ちょっとだけ減りそうやな)
さて、話は変わりますが、僕は高校時代のある友人に言われてから、
しょっちゅう思うことがあります。(時々人にも言ってるけど。)
それは、「色」の話です。
例えば、誰かが「赤い」マフラーをしていたとします。
(赤い靴でも赤い尻でもいいけど)
そのマフラーを見た人は、100人が100人とも、
「赤」って言うと思います。(日本人なら。)
でも僕の見てる「赤」と、皆さんの見てる「赤」は、
同じ色に見えてるんでしょうか?
小さい頃からこれは「赤」って教え込まれて、
まわりのみんなも「赤」って言うから、
その色が「赤」っていう名称なのは分かりますが、
僕の見ている「赤」は、
僕の頭の中では皆さんの見ている「青」かもしれないんです。
(書いてること、ちゃんと分かってもらえてるかな?)
これって本当のところは誰にも分からないですよね?
(分かる人、頼むから教えてください!)
だから、もし僕の目やら神経やら一式(?)を、
ごっそり他人のものと取り替えることが出来たら、
そして、僕の「赤」が急に「黒」で見えるようになったなら、
たぶん僕はかなり暗い人間になってしまうでしょう。
(なんのこっちゃ)
でも逆に、僕の「黒」が「白」で見えるようになったら、
お葬式でちょっと半笑いになってしまうでしょう。
(これまたなんのこっちゃ)
さらに、僕の「白」が「透明」で見えたら、女性の白い下着が‥‥
まあおいといて、実はこれって、
音にだって、匂いにだって言えることですよね。
僕の言う「愛してるよ」(← くっさ〜)は、
相手には「チョモランマ!」って聞こえてるかもしれないし
(まあそれでうまくいくならいいんやけれども)、
女性の髪を持って「いい香りだね」(またまたくっさ〜)って言ってても、
その香りは他人には「ぶりの照り焼き」の匂いかもしれないんです。
(それ、ちょっといいかも)
でも、ほんと、どうなんでしょう? いや、まじでまじで。
春日三球さんなら、「夜も眠れなくなっちゃいますね〜」
って言ってたはずですよね? (古いかえ?)
まあ、こんな悩める私ですが、皆様、今年1年、
いろいろとお世話に(?)なりました。
来年の3月まで頑張りますので(何をやろ?)、
これからも、よろしくお願いしま〜す。
それでは皆様、よいお年を‥‥‥
(Vol.14 おしまい)