ぶつくさと〜く

【Vol.149】 ポク (2014.6)

[ top | prev | next ]


予想通りお仕事とサッカーとで、毎日マブタが閉店間際の状態が続くワタクシなんですが、
みなさま、体調は如何でしょうか・・・?

FIFAワールドカップ・ブラジル大会も、グループリーグが終わってベスト16が揃い、
ついに決勝トーナメントが始まりましたね。

ここからが面白くなって、気持ちもグングンと盛り上がってくるのですが、
同時に寝不足のピークも、きっとこれから迎えることになるので・・・、
まぁあと2週間、倒れない程度に、目を擦りながらTVの前で応援し続けたいと思います。

しかし、毎回波乱と言うか、ドラマと言うか、何かが待ってますよねぇ。
何と言っても今回は、開幕2日目に激突したスペイン対オランダの衝撃的な結果は忘れられません。

さぁ、今回はどこが優勝するのでしょうか・・・?
開催国ブラジルか、堅実なドイツか、メッシ率いるアルゼンチンか、勢いに乗るオランダか。
(個人的にはオランダに優勝して欲しいのだが〜)

そんなこんなで、今日も寂しくTVのあるリビングで、
ソファに寝転がって眠ることになる私なのでした・・・(泣)

ず〜っと押し入れに眠っていた「電子書籍」に、最近ハマっております。
いろんなメーカーが商品を出しているのですが、私が持っているのは楽天の「KOBO」というやつ。
ちょっと古くて白黒画面ではあるのですが、本よりも軽くて丈夫なので、
通勤電車の中で、ヒマとスキマさえあれば、カバンから引っ張り出して来て、本を読む毎日です。

何故最近になって電子書籍を使い始めたかと言うと、書籍のコンテンツが以前よりも増えたこと、
そして何と言っても、無料で読めるコンテンツがかなり充実したことです。
(う〜ん、セコいやん?)

まぁ無料とまでは行かなくても、100円とか200円で、
あらゆる種類の本が買えて、たくさんの本を一つのデバイスに溜めておける時代になったのは、
とても喜ばしいことじゃないでしょうか。

先日まではずっと、そのKOBOで、吉川英治さんの長編小説「三国志」を読んでいました。
(何度も読んでるんやけど・・・何度読んでも飽きませんねぇ)
その三国志、あの壮大なスケールの物語が、始めから終わりまでぜ〜んぶ入って、なんとたったの95円・・・。
100円出せば、三国志全巻と、5円のお釣りまでやってくるんですよ?
(流石に安すぎて、実は表紙だけじゃないかと不安になったくらい)

そんな電子書籍。
小説など「文字」がベースの本を電車の中で読むのは、全然問題無いのですが、
自他共に認めるおっさんが、「マンガ」を読むというのは、ちょっと勇気がいるんですよねぇ。
(たまに平気で、分厚い週刊少年ジャンプとか読んでるおっさんを見かけるけど、正直痛々しい)

文字だけだと、書いてある内容がどうであれ、
そもそも何を読んでいるのか、周りの人には分かりにくいと思いますが、
マンガの場合は、「マンガを読んでいる」ということも、
しかもどんな内容のマンガを読んでるのかも、一目瞭然・・・。

なので、いつもひっそりと、あまり周りから見えないようにして、
マンガを読んでいるワタシなのでした。
(って結局、お前もマンガ読んどるんかぃ!)

その日も私は、朝から、「ブラックジャックによろしく」という、
病院や研修医が舞台のマンガを、電車の中で読んでいました。
例によって、あまり目立たないようにして読んでいたのですが、
そんなことよりも、もぅ内容が、あまりに泣ける話でして・・・。

朝の通勤電車でいきなり泣きそうになってしまい、
電子書籍を隠すどころか、途中でそれをカバンにしまい、
上を向いて、こらえる涙を必死に隠す羽目になるのでした。
(朝っぱらから、何をやっとんじゃい・・・)

みなさんも、そんな電子書籍、楽しまれていますでしょうか?

さて、「ええ歳」のみなさんは、きっと一度は見られたことがあると思います。
あの有名なアニメ、「一休さん」を。
(いきなりの展開やな)

一番最初のTV放送は、1975年から1982年までだったそうなのですが、
それ以降も、何度も何度も再放送されていて、
特に小学校が長い休みに入る時期には、しょっちゅう放送されていた気がします。

何故急に一休さんが出てきたかと言うと、まぁお仕事でも何でもそうなんですが、
人生のいろんなところで「無理難題」や、「ちょっとそれは厳しいなぁという依頼」が、
ひらひらと舞い込んでくる時ってあるじゃないですか?

そんな時、きっと一休さんなら「ちょっと待ってね」と言って胡座(あぐら)をかいて座り、
あたまのところで人差し指をくりくりと2度回して、
瞑想を始めて10秒ほどすれば、「ポク、ポク、ポク、ポク・・・チーン!」となって、
素晴らしいアイディアが出てくるんだと思うんですよね〜。

ただワタシの場合、そんな無理難題に答えようと頑張っても、
「ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、
 ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、
 ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、ポク、
 ポク、ポク、ポク・・・」

TVを見ている子供たちも、こないに「チーン」を焦(じ)らされたら、
途中で「おっさん、もうええわっ!」とツッコんで外に遊びに行ってしまうでしょう。
(そんなアニメ、スポンサーも降りてまうで)

まぁ、毎日とても忙しい仕事の中でも、
そんなことを考えながら、楽しく(?)過ごせているワタクシなのでした。

「はぁ〜い、面白かったぁ? じゃぁ〜ねぇ〜(by 一休)」

えと・・・いい加減誰かに殴られないかな、オレ・・・。

(Vol.149 おしまい)


[ top | prev | next ]