ぶつくさと〜く

【Vol.37】 おかいもの (2005.2)

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寒い日が続きますが、みなさま風邪などひかれてませんでしょうか?
あっ!と言う間に2月が過ぎ去ろうとしていますね。
こんなに短いと、2月さんはかなり怒ってるんじゃないでしょうか?
「なんでわしのとこだけ28日しかないんじゃい、このあほんだらあほんだらあほんだら・・・」と。
(by 吉本興業・帯谷孝史)

・・・さて先日、赤ちゃん業をしてた頃からおっさんになるまでの自分の写真を整理する機会があり、
山ほどある写真を1枚1枚、少し懐かい目をしながら見ていたときのことです。
その中から、かれこれ10年ほど前の大学時代の写真もたくさん出てきました。
いや〜、この頃はまだ髪の毛があったな〜とか思いながら(って、今でもあるっちゅうねん)、
突然「あれっ?」と目を疑う事実に気付きました。

写真の中の若かりし頃の私が、昨日まさに私が着ていたのと同じセーターを着ているではないですかっ。
うわっ、と思って他の写真を見てみると、どの写真に写っているのもいまだに持っている服ばかり。
おぃおぃ、わし、10年間着てる服変わってへんがな〜!
つまり・・・うちにある服はある意味全部「古着」ってことやないか〜!(南〜無〜)

そう、大学時代にわりといろいろな服を購入したことは事実なんですが、
かれこれ10年以上も着続けていたということに改めて気付き、ちょっと痛々しい気持ちになったのでした。
確かに最近は新しい服なんて、年に1、2度のバーゲンの時に、
やっと1つ買うか買わないかっていう程度なんで、全然増えはしないんですよね〜。

まぁでも、自分が本当に気に入って、ちゃんと長く着れるような服を買っていたからこそ、
今でも変わらずにその服を着れているということで、
そういう意味では、大学時代にも無駄な買い物はあまりしてなかったんとちゃうかな〜、と思います。
(単にどんどん服装に無頓着になっていってるだけやったりして・・・)

欲しいと思ったら何でも買って、すぐに使わなくなる、って人もいるじゃないですか。
もちろん「欲しいのに我慢して買わない」のはストレスになるので、それはあかんと思いますけど、
私の場合は「それを持っていない状況を受け入れられるので買わない」というだけなので、
全然ストレスにはならんのですよね〜。(って、元々ストレスを全く感じない体なんですが)

まあそんなことはいいとして・・・無駄にお金を使ったと言えば、そうそう、一度だけありました。
数年前に出張でラスベガスに行ったとき、すべての仕事が終わった最終日の夜に、
さすがにラスベガスまで来てギャンブルの一つもせんと帰るわけにはいかんな〜と思って、
一晩(数時間)でカジノに3万円つぎ込んだことがありました。
あのときは「あ〜、とりあえずで無駄にお金を使ったな〜」とは思ったのですが、
まあそれは一つの「想い出への投資」として使ったので、自分としては満足しているんですけどね。
(まぁ3万円ごときで「つぎ込んだ」ていう言葉を使ってる時点で、所詮貧乏っちゃまなんですが・・・)

話は続きますが、無駄じゃないと思うもの、本当に必要なものには、結構お金を掛ける方です。
旅行であったり、英会話であったり。
その中で一番でかい買い物は・・・もちろんマンション(ローンうん千万付き)です。

そう、ちょっと広い部屋に住み始めると、ついつい大きい家具をも買ってしまうんですよね。
でっか〜いリアプロジェクションテレビ(50インチ)を買って、
でっか〜い低反発マットレスのベッド(クイーンサイズ)を買って、
もう頭おかしなってるんとちゃうか?ってくらい、大きい家具を買い揃えました、独り身のくせに。

でも、広い空間に小さい家具を置いてると、逆にものっすご〜く寂しく感じるんですよ。
例えば、カーテンが締め切られて薄暗〜くなった、わりと広いフローリングのリビングに、
隅っこの地べたにポツンと小さいTVが、そして逆の隅にポツンとセンベイ布団が、
その2つだけが置いてあるシーンを想像してみて下さい。
ちょっと、涙が出そうになるでしょ?(実際入居から1週間はこの状態やったけど・・・)
なんで、多少大きめの家具は必要なんやと思います。

だからと言って何でも適当に買ったという訳ではなくて、
例えばマンション購入時に「マンションとセットで勧められるエアコン」とかは購入しませんでした。

「マンションの入居時にはちゃんと設置されてますから〜」というアリも群がる甘い誘い文句で、
住宅販売業者は、エアコンなどの付属設備品をわりと高い値段(定価)で販売しよるんです。
街の電気屋に行って購入すれば、その半額くらいで売っているのに。

マンションを購入する人間にとっては、はっきり言ってもうすでに金銭感覚がマヒしていて、
エアコンとか20万円程度の出費っていうのは、ある意味で誤差の範囲なんですよね。
うまいことそこに漬け込んで金を巻き上げたれっという作戦なのですが(言い方悪すぎ)、
それにはひっかかりませんでした。
(電気屋をハシゴして探し、入居半年前の安い時期にエアコンを購入したってのも、
多少やり過ぎ感はありますが・・・)

同じもの、同じサービスなら、ちょっとでも安い方がいいでしょ?
「せこい」と言われればそれまでなんですが、まぁ「節約上手」と言い換えてもらえれば・・・。

まあ本当は、買った後から「あぁこっちの方が安かったのに」と思うのが悔しいだけで、
それを味わわないためにいろいろ調べて、必死で自分を守ろうとしているだけなんですけどね。(あぁ小市民)

まあでも1つだけ、以前からずっと欲しいな〜と思っているものがありまして・・・それはピアノです。

別に自分がピアノを弾ける訳でもなければ、誰かを家に誘う罠でもないのですが(いやらしっ)、
まあ簡単に言うと、ピアノには何らかの「憧れ」があるんですよね。
いまだに綺麗なピアノの旋律が奏でられる曲には、ふと心を奪われてしまっている自分がいますから。

え〜ぃ、この際、とりあえずでっかいピアノでも買って、練習してみよっかな〜。
(無駄な買い物はせんとさっき書いたとことちゃうんか?)

そうや、思い切ってグランドピアノをど〜ん!とリビングの隣の部屋に置いてみるかっ!
いっそのこと、YOSHIKIばりのクリスタルのグランドピアノにしたれっ!!
いや、でも流石にそれはちょっと場所取り過ぎて邪魔になるわなぁ、むぅん・・・。

じゃあ、壁際に置けるアップライトピアノで我慢するかっ!
これなら俺は毎日、壁に向かって坂本龍一ばりの素敵なメロディーを弾けるぞっ!!
いや、調律とかも時々せなあかんし、これも結構大変なんかもなぁ、むぅん・・・。

ま、まぁ、それなら、最悪・・・ピアニカ(メロディオン)でもいいやっ!
こ、これなら、トイレでもお風呂でもずっと弾き続けていられるし・・・(泣)

と、結局なんにも買えずに終わりそうな気がしますが・・・とりあえず今回はこの辺で。

(Vol.37 おしまい)


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