ぶつくさと〜く
【Vol.39】 新しい生活 (2005.4)
え〜、思いっ切りワタクシ事で恐縮なんですが(って毎回そうなんやけど)、
先月(3月)ついに独身とおさらばしてしまいましたぁ〜(照)。
・・・とは言っても、盛大な披露宴などはせずに、
挙式だけを軽井沢の「石の教会・内村鑑三記念堂」というところで行いました。
教会はその名の通り、たくさんの石のアーチが重なり合った構造をしており、
祭壇正面は、昼間は太陽の光が気持ち良く差し込むであろう大きなガラス張りになっていました。
昼間の式も綺麗やろな〜とは思ったのですが、
夜空が見え、キャンドルの揺らめく灯かりの中での式もきっと幻想的だろうと思い、
「キャンドル式」というのを選ぶことにしました。
3月の軽井沢ははっきりと雪が残り、スキー場もまだ営業しているほどの寒さで、
特に夜は吐息が視界を白く曇らせるような状態でしたが、
そんな中でも、家族とごく親しい友人に囲まれて、温かく幸せな一時を過ごすことが出来ました。
しっかりとしたリハーサルも無く、神父さんの言う通りにすればいいとは言われたものの、
流石に一生に一度の結婚式ということで多少緊張していたつもりなのですが、
友人たちによると、私は式の間、終始「ニヤニヤしてた」と言われまして・・・。
本人としては、終始「笑顔」のつもりやったんですけどねぇ。
挙式翌日はあまりの天気の良さに、旧軽井沢や雲場池あたりを二人乗り自転車で徘徊してしまいました。
ペダルが前後に二人分付いた縦長の黄色い自転車にまたがり、
まるでドロンジョさま一味がやられた後のように(なんのこっちゃ)ペダルをこぐ我々のその姿は、
すれ違いざま半笑いで振り向かれるに十分に値するものでした。
正直、かなり恥ずかしいものがあったのですが・・・まぁ二人の最初の共同作業ということでぇ〜。
(ほんとは二人乗りの方が安かったから〜)
また今月(4月)頭には、たくさんの友人・知人を招待して、
横浜・関内にて結婚披露パーティーを開催してもらいました。
(ご出席頂いた方、ご協力頂いた方、ありがとうございました〜)
パーティーの内容は全〜部、幹事をしてくれた友人たちにお任せだったので、
当日まで何が飛び出すか分からないという、期待と不安が入り交じる会でした。
友人から歌を頂いたり、ビデオレター(何故か衛星生中継風)を頂いたり、親からの手紙を読んでもらったり、
そして主賓であるはずの私を、
「ハゲ」だの「宇宙人」だのいろいろと持ち上げてくれる(どこがやねん)紹介ビデオを流してくれたりと、
笑いあり、涙ありの、とても素敵な会にしてもらいました。
(って、ついでにお父ちゃんまでネタにされてましたが・・・泣)
その後の2次会は、すでに酔っ払いのみなさんが言いたい放題で、
昔の痛々しい想い出話がたくさん登場し、和気あいあいと楽しい時間が流れました。
幹事のみなさんには忙しい中、数ヶ月もの間、貴重な時間を割いて準備に奔走してもらい、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りて、心より「ありがとう」と言わせて頂きます。
そして二人の新しい生活が始まりました。
いまだたっぷりの借金が残る3LDKの我が家には、
食器棚やダイニングテーブルがまだ設置されていなかったので(独り身には不要でしたから〜)、
今はいろんな家具屋さんを二人で回って、あれやこれやと楽しく物色しているところです。
この先二人で助け合って、ずっと仲良く暮らして行ける、そう信じています。
もちろん今まで育ってきた環境が違うので、二人の間に多少の意識の相違はあるでしょうし、
そのせいで時には喧嘩をすることがあるかもしれません。
でもそんなとき、お互い「我慢」や「妥協」でその場を凌(しの)ぐことだけはしないように、
心掛けたいと思っています。
二人の気持ちがお互いを向き、相手の気持ちを考えて好かれようとちょとだけ頑張ることで、
その「我慢」「妥協」は、「思いやり」や「歩み寄り」に変わるのですから。
(Vol.39 おしまい)