ぶつくさと〜く
【Vol.44】 地球 (2005.9)
毎年のことですけれど、今年も台風で大きな被害が出てしまいましたね。
海の向こうアメリカでは巨大ハリケーンが連発し、すでに1,000人以上の方が犠牲になっているそうです。
確かに台風もハリケーンも怖いんですけど、今年は大きな地震も何度か発生しました。
地震は台風と違って発生する直前まで予測ができないので、その分だけより恐ろしく感じます。
富田家でも、ドリフ大爆笑風に「もしも大きな地震があったなら?」という設定で(なんのこっちゃ)、
先日、地震対策を講じることになりました。
まずは非常用のリュック。
数日分のパンツや食料・水などを詰め、購入したての「手回し充電ライト」も入れました。
このライト、ハンドルを手回しするだけでラジオが聞け、さらに携帯電話も充電できるという優れモノ。
いや〜、世の中便利なモノがあるんですねぇ。
嫁に「これで今日から毎日タダで携帯電話の充電ができるな〜(にっこり)」と言ったら、
流石に怖〜ぃ顔されてしまいましたが・・・。
まぁこれでどこかに一時避難することがあっても、多少は対処できるのではないでしょうか。
さらに避難グッズだけでなく、家具の転倒防止の対策もしておきました。
富田家のテレビは、どでかい50インチのリアプロジェクションテレビのため(いやらしく自慢)、
これが倒れてきたり吹っ飛んできたりしたときには、まさに一番の凶器になるんですよね。
そこで、震度7でも安心!という(ほんまかぃ)「耐震マット」をテレビの下に貼り付けました。
(ちなみに100円ショップでも同じような「耐震マット」を売ってたんですが、
流石にちょっと不安なので、も少しええのんを買いました・・・)
また、食器棚の扉が開いて中の食器が飛び出して来ないようにと「耐震ラッチ」を購入しました。
ちょうどいい厚さの木材、白いペンキ、木工用ボンドなどを買い、汗水垂らして日曜大工を開始。
白く塗った木材をあて木にして、手にマメを作りながら力いっぱいネジを締め、
大きな揺れを感じたら扉がロックされる(はずの)ラッチを、食器棚の内側に取り付けました。
いや〜、これで地震が来ても安心じゃな〜、あっはっは〜、スケさんや〜、カクさんや〜。
(とか言って、マンション自体が崩れたら意味がないんやけど)
しかし、日本人はこうやって一生、地震に怯えて生き続けないといかんのでしょうかねぇ。
ただ受け身で、地震が起こるのを待っていることしかできないのでしょうか。
う〜ん、それは嫌やなぁ・・・ポク、ポク、ポク、チ〜ン!(これ一休)
あっそうか、「地震が起こったとき」の対策をするんじゃなくて、
「地震を起こさせない」ようにしたらええんとちゃうんですか?
いや、流石にそれは無理としても、「大きな地震を起こさせない」ならできそうじゃないですか?
例えば、地球を人工的に揺らせる巨大な機械を作って、
震度1くらいの人間が感じない程度の小さな地震を毎日起こしておけば、
そしたら大陸プレートは安定して、大きな地震は発生せんのとちゃうんですか?
(むぅん、アッタマいぃ〜〜・・・か?)
もしくは、そないに大掛かりな装置使わんでも、日本列島にいる全員が、ぴったり同じ時間に、
せ〜ので「ど〜〜〜ん!!」て地球を力いっぱい足で踏みつければ、
それだけでちょっとプレートが動いて安定したりしないんでしょうかねぇ?
(日本中で同じ時間に足を痛める人が続出するだけか?)
・・・ま、まぁとりあえず、「備えあれば憂いなし」の言葉通り、
みなさんも、まずは身近でできることから地震対策をされてみては如何でしょうか。
地球規模の話のついでと言ってはなんですが、EXPO2005(愛・地球博)が閉幕しましたね。
行くつもりはしてなかったのですが、とある旅行会社の万博入場券プレゼントに応募していたら、
忘れた頃にたまたま当たってしまったので、今月の13日(火曜日)に、愛知まで行ってきました。
しかし、当選したのはなんとたったの一枚だけ・・・。
おぃおぃ、プレゼントしてくれるならペアにしてくれよっ!と涙で頬を濡らしながらも、
大阪万博以来35年ぶりの日本での万国博覧会、生きているうちに次は無いかもしれないですし(泣)、
期せずして与えられたせっかくのこの機会を大切にしようかいなと、
もう一枚入場券を購入して、万博へ行くことになったのでした。
(まんまと旅行会社の作戦にはまってるんとちゃうんか?)
ご存知の通り、開幕日には4万人強しか入らないほどの不人気博覧会だったのですが、
国やJRの宣伝効果もあってか日に日に入場者数は増加。
さらに9月に入って閉幕を惜しんだ「最後に見納め組」が押し寄せて、
我々が行った日は、平日なのになんと初めて20万人を超えるという大盛況ぶりでした。
ほんと、「にんべん」に「人」を7つくらい書いた漢字が脳裏に浮かぶほど会場は混雑してましたね。
(実はあれ、「人博覧会」とちゃうんか?・・・まぁ半分以上は名古屋の人でしょうけど)
さらにもう9月半ばだというのに太陽がぎらぎらと照りつけ、その日の最高気温はなんと37.5度・・・。
最近運動不足気味の我々に、まぁほんと、これほどまでに過酷な条件を揃えてくれたもんです。
「ありがとう、神様〜!!」(吉本新喜劇の桑原和男風に読もう)
さてさて、その日は長い一日でした。
前日から名古屋入りして(美味しい晩飯を食べたかったから〜)、名古屋駅前のホテルに宿泊、
翌朝5:30には起きて、名鉄バスセンターからの始発(7:30発)のバス(エキスポライナー)に6時から並びました。
(もちろん折りたたみイス持参で)
バスは順調に出発し、8時前には万博会場の東ゲートに到着。
ゲートの前から5mほどのところに並ぶことができました。
そして8:30、ゲートがオープン。すでに太陽が照りつけていました。
我々は日立パビリオンの当日整理券をもらうために、やや小走りで移動。
5分ほどで到着し、整理券をもらえそうなところに並びました。
しかし、朝っぱらからくそ暑い中、競争馬のようにゲートオープンとともにいきなり走らされた嫁は、
到着した時にはすでにふらっふらで立っていられない貧血状況になっており、
見知らぬ人にチューブ入りのアイスをお借りして、しばらく座り込んで頭を冷やしてました。
(いや〜、朝から走らせてすんません・・・)
まぁ結局は日立の整理券をもらうことができ、
私は独り、ぐったりしている嫁を置いて、さらに三菱パビリオンの当日予約をしに走ったのでした。
と、こんな感じで朝から過酷な状況やったんですが、まぁ頑張った甲斐もあって、
思っていたよりは見たいパビリオンに入場することができました。
実際に入場したところはこんな感じです。
午前:カナダ館(5分待ち)→ガスパビリオン(事前予約)→日立パビリオン(当日整理券)
午後:アイルランド館(5分待ち)→ベルギー館(30分待ち)→三菱パビリオン(当日予約)→長久手日本館(90分待ち)
長久手日本館を出た後、太陽が沈むのを見ながらお土産を買い、
万博一番の目玉である「マンモス」を見るため、グローバルハウスのブルーホールへ向かいました(これも事前予約)。
横50m・縦10mの大画面映像を見てちょっとうるっとしてしまった後(えへっ)、ついに待望のマンモスラボへ!
さあ建物に入るぞ〜!と思ってのぞき込んだ瞬間、なんとすぐそこにマンモスがいるではありませんかっ!
心の準備をする前の登場に、「うおっ、いきなりかよ!」と焦ってしまいました。
そして、ムーンウォークをしながら(ども、マイケルで〜す、フォ〜ッ!)・・・じゃなくて、
ムービングウォーク(動く歩道)に乗せられると、マンモスの巨大な頭と足がだんだんと近づいてきました。
完璧な形を残してそそり立つ2本の牙と、頭の上にこびりついた体毛。
18,000年という気が遠くなるほどの時間を氷の中で過ごしてきたマンモス・・・、
その年月を経た今でも、こんなに原型を留めたリアルな姿で残っているなんて、う〜ん素晴らしい!!
「独り感慨無量状態」に浸りかけたのもつかの間、
ムービングウォークは無情にも我々をどんどん出口へ押し流して行く・・・。
「ぬぉ〜、待ってくれ〜!あんなに売りにしてたんなら、せめてもうちょっとゆっくり見させてくれや〜!」
結局、はじめ人間ギャートルズの「マンモスの輪切り肉」なんぞ想像する暇も全くなく、
あっと言う間に通り抜けてしまったのでした・・・(泣)
そしてマンモスを最後に我々の愛知万博は終了、バスで名古屋駅まで向かい、
駅近くでしっかりと「ひつまぶし」を食べ、最終ののぞみで横浜の家まで帰ったのでした。
(富田家到着は24:30でした・・・)
とにかく、暑くて長い一日でしたが、楽しい万博の想い出が心に残る一日となりました。
次、日本で開かれる万博は、いったい何十年後になるんでしょうかね。
さて、日に日に涼しくなってきた感がありますが、
季節の変わり目、みなさん風邪などひかれませんように。
今年もきっと短いであろう秋を、精一杯堪能しましょうねっ!!
(Vol.44 おしまい)