ぶつくさと〜く

【Vol.45】 「もわん」と「ぐりん」 (2005.10)

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いや〜、あまり盛り上がっていなかった今年のプロ野球ですが、
さすがに優勝が決まる頃ともなると、ちょっとは面白くなりましたね。
とにかく、リーグ優勝を果たした阪神&ロッテ、おめでと〜ございます!
(ちなみに現在、まだ日本シリーズ前)

大阪生まれの私は、熱狂的とまではいかないですが、やっぱり昔からの阪神ファン。
関東では肩身の狭い思いをしていた・・・という訳ではないんですけど、
毎日試合の結果をちらっと見て、勝ってたら軽くニヤケ顔になるという、
いわゆる「隠れ阪神ファン」なのでした。

なので、もし「阪神応援禁止令」が出て、国民全員「岡田監督の踏絵」をしろと言われたら・・・
まぁきっと、なんぼでも踏めるんですけどね。
(岡田監督ごめんなさい。どうでもええけどあの常に泣きそうな顔、故・藤山寛美さんに似てません?)

今年は珍しくその阪神が強かったので、目の前で胴上げを見られるかもと思って、
ついつい10月頭の神宮球場のチケットを発売初日に並んで購入し、
ヤクルト対阪神戦を見に行ってしまいました。(結局胴上げは9月末に終わってたんですけど)

試合当日、久しぶりの野球観戦に多少興奮しつつ、東京メトロ銀座線の外苑前駅を降りました。
駅を出てみると、関東にこんなに阪神ファンがおったんか?と目を疑うほど、
縦縞のシャツがうようよと地下から湧き出てくるではないですか。(こわっ!)

ほんま、一体どこに潜んどったんじゃぃ?と思いつつ(私もですけど)、
大勢の阪神ファンがぞろぞろと球場へ向かうその光景に、だんだんとこっちのテンションもヒートアップ。
興奮覚めやらぬまま、ついに、初めての神宮球場に到着しました。

高まる気持ちを押さえつつ、軽い手荷物検査を終えました。
そして、いざ、決戦のスタジアムへ入ると・・・あ、あれ?なんじゃこらっ?
ぬぉ〜、球場ちっちゃっ!めちゃちっちゃっ!
まるで、ミニミニ国のミニミニ球場や〜〜ん!

とても失礼ながら、行き慣れた阪神甲子園球場を基本の大きさで考えていたために、
その「社員食堂のうな重のうなぎ」ばりの小ぶりさに、度肝を抜かれてしまいました。
(うなぎだけに、肝まで抜かれるわけやね・・・ぷぷぷ)

まあなんやかんやで試合は阪神が勝って、球場はかんなり盛り上がってたんですけどね。
基本的には弱いチームなんで、今年くらいは盛り上がらせて下さい。(来年はまたBクラスかな?)

自分がサッカーをやってるばっかりに、ついついTVでもサッカーばかり見てしまいますが、
日本シリーズも白熱した良い試合をして、プロ野球ももっと楽しくなって欲しいと思います。

さて話は変わって、私はタバコを全く吸わない人なんですけど、
タバコを吸わないみなさんは、あのニオイてすっごく気になりません?
タバコから出ている煙をそのまま吸い込むのならまだましなんですけど、
タバコを吸い終わった後のおっさんの口から、
いろんな他のニオイと一緒に「もわん」と出てくるあのニオイはたまりません。

しかも朝、コーヒーを飲みながらタバコを吸い(どんなブレンドコーヒーじゃぃ)、
混雑している電車に、その混ざり合った生温かい息を撒き散らしながら乗り込んで来て、
すぐ隣に立たれたときには、確実に「キ〜〜!!」って失神しそうになりますね。

私が通勤に使用するJR山手線、電車内はもちろん禁煙なんですけど、
ホームの一箇所にはちゃんと喫煙コーナーが設けられています。
喫煙コーナーがあること自体は全然構わないんですけど、
電車が駅に到着すると、喫煙コーナーにいた人たちが、
タバコを今の今まで吸っていたその体で、その服で、その息で、
一斉に同じドアからぞろぞろと乗り込んできて、ぐるっと周りを取り囲んでくれるんですよ。
おぃおぃおぃ、勘弁してくれよ〜、ほんま。

まあまあ、それも百歩譲ってOKやとしましょうよ。
んが、なんと山手線のそれぞれの駅で喫煙コーナーの位置がばらばらなために、
つまり、この駅は一両目のところに、次の駅は五両目のところにという設置の仕方なので、
一駅停まる度に違う車両にタバコ軍団が乗り込んでくるんです。

いゃいゃいゃいゃいゃいゃ、JR、あほかっ!
あちこちに分散させたら、電車全体が「もわん」で占領されてしまうがな!
常にどこか一箇所だけになるように設置したらええやんけっ!あほんだら〜!!

ほんと、最近よく見かける「女性専用車」と同じように、
「タバコを直前に吸った人専用車」も作ってもらえませんでっしゃろかねぇ・・・?

ところで、最近自転車に乗る機会がめっきり減ってしまいました。
みなさんは、どうでしょうか?

私が住んでいるところは、横浜市青葉区の東急田園都市線沿線という、
名前の通り「昔はド田舎でした〜」と言わんばかりの場所で、
山にトンネルを掘って電車を通し、丘を切り開いて街を作ったところなんです。
てことで、と〜っても坂が多い。

運良くうちのマンションは駅からフラットな道を歩くだけなんですが、
休みの日なんかにちょっと自転車で出かけようかと思うと、当然のように坂道地獄が待ってます。

まぁ多少の坂道があろうが、頑張って自転車を使ってもいいんですけども、
くそ暑い夏の日に、汗水垂らして自転車を必死で「立ちこぎ」し、
親の仇(かたき)かのように力いっぱいペダルを踏みしめて、
ふらっふらに蛇行しながらゆっくりゆっくりと上っている時に、
その横を、杖をついたお婆さんにあっさりと歩いて追い抜かされてしまうという、
この上なく虚しい思いだけは絶対にしたくないので、
結局バイクで出かけてしまうのでした。(長っ)

まあそれはいいとして、学生の街・京都ではほんと、あほほど自転車を見かけましたね。
(通称:北京の朝)

京都の街を縦横に駆け巡る碁盤目状の道のほとんどは平坦なので、自転車で走るには持ってこい。
気持ちのいい天気の日には、鴨川沿いを颯爽と自転車で走ったものでした。
(もちろんバイクも気持ち良かったですけどね)

しかし・・その頃よく見かけたんですけど(今でも時々見ますが)、
何故か自転車を「手放し」して乗っている人、いますよね?
つまり、手をハンドルから放して、まるで両手ぶらり戦法のようにだら〜んとし、
でも顔は必死でバランスをとってる顔になっていて、
お、快調にこいでるな〜と思って見てたら、
急にハンドルがあさっての方向に「ぐりん」と曲がってこけそうになる。

あの人たちって、一体何がしたいんでしょうか・・・?
俺は手放しで乗れるんやで〜ってことを自慢したいのん?
それとも、ハンドルを握ってたらそんなに手が疲れるのん?
それともそれとも、「ぐりん」てなる瞬間のスリルをただ味わいたいのん?
・・・一体、何でなんじゃ〜ぃ!!

もちろん、彼がサーカス団の見習い団員なら、まぁ納得できますよ。
もしくは、家が先祖代々そば屋さんで、どうしても後を継がないとあかんという運命を背負っているのなら。
でも、きっと違うんですよね(そらそうやろ)。
どなたか、私が10年以上抱えているこの謎を、あっさり解決して下さ〜ぃ!

・・・てなわけで、気がつけば今年もあと2ヶ月ちょっとになりました。
内容的にもサムくなってきたようなので、この辺で早々に撤収させて頂きま〜す。

では〜!

(Vol.45 おしまい)


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