ぶつくさと〜く
【Vol.49】 メール (2006.2)
いや〜、ついに念願の「ピアノ」を購入しました〜!(ぱちぱちぱち)
まぁピアノと言っても電子ピアノで、しかもめちゃめちゃ高価なモノではないんですけど、
それでもちゃんと88のフル鍵盤が付いていて、
本物と同じタッチが感じられる、YAMAHAさんの「ちょっとええ」ピアノです。
色はダークブラウンと、大人な感じにしてみました。
(て、今更大人な感じを求めてどうすんねん)
その電子ピアノをネットで購入するときなんですが、メールで配送料を問い合わせてみると、
「配送料は無料ですが、組み立て代が別途5,000円くらい掛かります」と返ってきました。
「5,000円『くらい』って、その曖昧な金額はなんじゃい!」と多少怒りのメールを返したんですが、
まぁそれはいいとして、
そもそも電子ピアノなんて「完成形」で送られて来るもんやと思い込んでいたので、
あら、その場で組み立てるんや〜と、ちょっと驚いてしまいました。
ほんまに素人でも組み立てられるもんなん?と、一抹の不安はあったのですが、
まぁ結構面白そうでもあったのと、5,000円も安くなるのならということで、
自分で組み立てる道を選択してしまいました。
送られてきた電子ピアノの組み立て説明書を読んでみると、
鍵盤を1つ1つ接着剤でくっつけて・・・という複雑なものではなく(プラモデルやがな)、
大きなパーツを組み合わせるだけの簡単な工程が書いてありました。
「な〜んや、簡単や〜〜ん」と思いながら、ちゃっちゃと土台の組み立てを終わらせ、
そして最後の工程になりました。
最後は、鍵盤と電子制御部分が入っている「本体」を、その土台の上に乗せて取り付けるという作業でした。
いざ、箱から取り出すために本体を持ち上げようとすると、
「お、重っ!」「ぐきっ」「うげっ、腰痛っ!」
そう、電子ピアノの心臓部とも言うべきその本体は、
一人で持ち上げるにはかなり無理があるヘビー級のチャンピョンで(なんのこっちゃ)、
二人がかりでもひーこらひーこら言いながら必死で持ち上げるという重さなのでした。
(多少の「ぐきっ」程度で済んでよかった・・・)
まあそんないそぎんちゃく、もとい、ひともんちゃくはあったのですが、
それでも自分の家にピアノがあるというだけで、ちょっと嬉しい気分になるじゃないですか。
♪もしも〜ピアノが〜弾けたなら〜 by 西田敏行
(う〜ん、昭和〜)
今のところ、残念ながらあまり鍵盤をいじる時間が取れてはいないのですが、
暇を見つけてはちょいちょい練習したいと思っとります。
さて話はぬるっと変わりますが、
電車の駅のトイレで手を洗っていると、よく見るんですよね。
小便をした後に、す〜っと私の後ろを素通りして出て行くおっさん。
男性の方々、見かけませんか?
別に洗面台が埋まっている訳じゃないんですよ。
なんぼでも空いてるんですよ。
それなのに、す〜っと何事も無かったような顔をして出て行く・・・。
おぃおぃおぃおぃ、どないなっとんじゃい!
その「ど汚い」手は、今から乗る電車で、どこにも触らへんのかぇ?
手摺り持ったり、吊り革持ったり、となりの人に触れたりするんやろがぃ!
ほんま、勘弁してよ〜っ!!
あれ、トイレの後に手を洗ってないのんて、自分で嫌じゃないんですかねぇ?
手に、何かいろんなもんがこびり付いてる気がして、ものっすごい洗いたくなりません?
ほんま、自分のおてて、どんだけキレイやと思ってはるんでしょうか・・・。
確かに犬や猫ならお尻も拭かず、手も洗わずでええんでしょうけど、
あのおっさんはなんや、女性アイドルと握手した後やから、手を洗われへんのか?
ちゃうんやったら、しっかりゴシゴシ洗てくれや〜〜!!
(どうでもええけど、犬や猫の便器をウォシュレットにしたら、飛び上がってびっくりしよるやろな)
そういうシーンを見た後は特に、電車の吊り革をぐっと握り締めるのん、嫌なんですよね。
どうしても指1本で持ったり、吊り革の輪っかじゃなくその上の革の部分を掴んだり、
もしくは、丸い輪っかをぐりんと90度くらい回してから掴んだりしてしまうのは、私だけでしょうか?
(みんながやってたら、結局は1周回って同じところを握るんやけど)
ほんと、お願いやから、みんないい気分で電車乗れるようにしましょうよ・・・。
しかし、最近しょうもないTVコマーシャルがいっぱいありますねぇ。
何が言いたいのか、何を伝えたいのか、全くわからんやつが。
何なら、どこの会社のCMか最後までわからんまま終わるのんとかもありません?
この前、何のCMかは忘れたんですが、TVの画面を見ながら思わず声に出して、
「なんじゃそらっ」と無意識にツッコんでしまってました。
(それはそれで、俺、初老やな・・・)
さて、そのCMの話なんですが、以前から結構好きなCMがありました。
もう3、4年ほど前に流れていたCMなんですが〜。
(また古い話題かぃ)
それは、AU(KDDI)の携帯電話のCMで、「最後のメール」というタイトルなのですが、
話のあらすじはこんな感じです。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
とある男性が、会社の社員食堂で一目惚れした女性、それは耳の不自由な人でした。
本を読んで手話を勉強した彼は、桜の咲く頃、
勇気を出して「君ノ、トナリ イイデスカ?」と彼女に手話で話しかけます。
彼女は戸惑いながらもうなづき、そして二人の楽しい日々が始まりました。
携帯電話の動画メールで会話をしたり、喫茶店で会ってデートをしたり・・・。
しかし、幸せだった二人は、何かが原因ですれ違ってしまい、そして、
彼の「もういいよ・・・」の言葉を最後に、悲しみのうちに別れてしまいます。
遠くに旅立つためか、雪の舞うホームで独り、荷物を手に列車を待つ彼女。
仲間と静かなバーにいる彼の携帯電話に届いた彼女からのメールには、こう書いてありました。
「最後のメールなのに 言葉が見つからないヨ」
そのメールを見た瞬間、彼は立ち上がり、我を忘れたかのように走り出します。
仲間の呼ぶ声にも振り返らずに。
そして、駅に到着した彼は階段を駆け上がり、ホームで列車を待つ彼女を発見します。
それと同時に、一通のメールがホームにいる彼女の携帯電話に。
そのメールは、彼からのものでした。
「君ノ、トナリ イイデスカ?」
そして彼は、涙ぐむ彼女のもとへ駆け寄り・・・。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
みなさん、ご存じでしょうか、このCM?
中森明菜が歌う「瑠璃色の地球」がバックに流れ、この物語をさらに印象的にしています。
いろんな想いが凝縮されていて、その急にわっと溢れ出した感情が伝わってきて、
すごく素敵なCMだと思いました。
その中で、仲間の一人として登場する真木蔵人が、
バーから走りだす彼の背中に向かって「走れー」と言うんですが
(ちなみに60秒版ではちょっとセリフがちゃうんやけど)、
そのチョイ役のセリフがまたいい味を出してるんですよ、
彼の気持ちを分かっている親友の一言、って感じがして。
最近、あまりにもムラっと見たくなって、ネットで探してしまいました。
本家のKDDIのページからは残念ながら削除されてしまっていたんですけど(復活させてよ〜)、
出演者の名前や、挿入歌名まで使って必死で探すと、
いや〜、ほんと、ネット上にはなんでも転がってるもんですね。
画質はよろしくないものの、発見して勝手にダウンロードさせて頂きました。
(ほんと、勝手に「ありがとうございます」。)
そして今では、ついついPCを開くたびに見てしまうようになってます。
しかしCMてほんと、「現代の俳句」みたいなもんですよね。
決められた時間の中で、最低限必要な映像と音声だけを使って、しっかりとストーリーを作り上げ、
さらに伝えるべき商品の内容(季語みたいなもんかな?)をもちゃんと盛り込む。
(もちろん全然俳句になってないものがほとんどですが)
普段何気なく見過ごしてしまってるCM、なんならスキップしてしまっているCMですが、
たまにはじっくりと見てみるのもいいかもしれません。
みなさんにもそんな想い出のCMやTV番組、ありませんか?
それでは今回はこの辺で。
(Vol.49 おしまい)