ぶつくさと〜く
【Vol.55】 コロコロ・ゴロゴロ (2006.8)
え〜、7月の連休に、北海道へと行ってきました。
去年の秋にも、知床や摩周湖といったいわゆる道東方面に行ったので、
「こいつ、またかよっ!」というストレートなツッコミは、
全身で気持ち良く浴びるように受け止めさせて頂くとして(なんのこっちゃ)、
「一度でいいからベストシーズンの富良野・美瑛を見てみたい!」と以前から思っていたので、
アホの一つ覚えで、またまた北海道へと飛んでしまったのでした。
しかも今回は完全にピンポイント植毛的な観光で、
「富良野・美瑛・旭川」という、距離にしてほんの60kmという狭〜〜いエリアを見るためだけに、
なんと5泊6日という超過疎(?)スケジュール・・・。
ほんと、のんびりする気マンマンで行ったのでした。
羽田から飛行機で旭川へ到着し、最初に向かったのは、今人気の旭川市旭山動物園。
そこは話題の動物園だけあって、平日でもえらい人でした。
話に聞いていた通り、飼育施設が動物たちの性質をうまく利用して作られており、
シロクマやペンギン、オランウータンなどのエサの時間(もぐもぐタイム)には、
普段とは一味違った目線で彼らを見ることができて、とても楽しめました。
(ちなみにお昼時の休憩所は、人間たちのもぐもぐタイムで大混雑・・・)
続いては富良野にある、ファーム富田へ。(ど、どうも)
さすがに7月ともなると、濃い紫色をしたラベンダーが一面にきれいに咲いていて、
そして様々な色の花たちも所狭しと咲き乱れていて、もぅ最高でした。
思わず、いしだあゆみと追いかけっこしそうになってしまいましたね。
(分かりにくっ)
そして、富良野の花々を堪能した後は、色とりどりの広大な畑が不規則に並び、
「パッチワークの丘」とも呼ばれる美瑛の丘へ。
緑、白、黄、土の色、そしてその中にポツンと印象的に現れる木々。
穏やかな大地が、自然と心を優しくしてくれているかのようでした。
(そのままのんびり美瑛のペンションで2泊)
最後に再び旭川に戻って、旭川ラーメンのお店巡り(山頭火本店と青葉へ)をしたんですが、
それでも流石に5泊6日ともなれば、時間はたっぷりぷりと余りまして・・・。
う〜ん、どうしようかな〜?とシワ一つ無い脳ミソで悩んだ挙げ句、絞り出した答えが、
「じゃ、も一回、旭山動物園」(泣)
・・・結局、一度の旅行で二回も同じ動物園に足を運ぶという、
グリコのキャラメルのようなオチが待っているのでした。
(それなら動物園の年間パスポート買った方が安かった・・・)
てな感じで、ほんとゆったりし過ぎるくらいではあるのですが、
北海道を満喫してきたのでした〜。
さて話は変わって、毎日電車に揺られているといろいろなことがある、
てのは以前にも書きましたが、先日はこんなことがありました。
その日、電車はまばらに人が立っている程度の混み具合でした。
私はドアに寄りかかって、何気なく窓の外を見ていました。
すると突然、コロコロコロという音とともに、
右肘に違和感が(て俺はメジャーリーガーか)、
・・・じゃなくて、コツンと何かが靴に当たる感触が。
ん?と思って下を見ると、なんと足元に空き缶が横たわっているじゃないですかっ。
「つまり、どこからか転がってきた空き缶が、自分の足で止まったという訳ですな」
(桂米朝師匠風に読もう)
しかも私の足にピタッとくっ付いているその空き缶は、そっと足を横にずらしてみても付いてくる・・・。
こりゃもう完全に、空き缶になつかれてしまった状態じゃないですかっ!!
いや〜ん、空き缶ちゃんたら、丸くてころころしてて、ものすご〜く可愛らしいや〜ん。
しゃあないなぁ、可哀想やし、おうちに持って帰って育ててあげようかしら。
・・・て、なんでわしがこんなカチンカチンの金属クズをペットにせなあかんのじゃぃ!!
とは言え、足をどかせると彼はまた転がって行ってしまうんですよね。
しかも、今度はコロコロ音がスタートするのが自分のところからなので、
私が空き缶を捨てた犯人やと思われかねない・・・。
そうなんです、一瞬にして私は、そんな手負いの兎よろしくの、
切羽詰まった状況に追い込まれてしまったのですっ!(ガチョ〜〜〜ン)
さて、こういう時、みなさんならどうされますか?
実は、私は過去に何度かこの状況に遭遇してるんですが、
わたしがいつもやるのは、次のどちらかのパターンです。
一つは、そ〜っと両足をうまく使って空き缶を立ててから、倒れないように、
座席の下にするするすると移動させて隠してしまうか(やらしいな)、
もう一つは、そ〜っと足で缶を踏んでこれ以上転がらないように潰してから、
座席の下にするするすると移動させて隠してしまうか(これもやらしいな)。
他人の空き缶を拾って次の駅で捨てるのも善人過ぎるし、ほんま、
一体どうするのがベストなんですかねぇ・・・?
空き缶マニアの人、誰か教えて下さいっ!
ところで最近、「脳を鍛える」がテーマのTV番組やゲームソフトがやけに多いと思いませんか?
別にそういうのんが流行ること自体は、いい風潮だとは思うんですよね、
本当に多くの日本国民の脳が鍛えられて、将来的に国が発展するその手助けになるんなら。
まあそれはともかくとして、こういう「流行りモノ」って、
一番にやり始めた人は、先見の明があって素晴らしいなぁと思うんですけど、
すぐに誰かがそれを真似て、同じような番組やゲームがゴロゴロと出てきますよね?
なんかそれって、見ててちょっと情けないと思いません・・・?
平気で他人の真似をして・・・ほんと、恥ずかしくないんですかねぇ?
そう、この前までは「レオナルド・ダ・ヴィンチ」に関する本や映画がちょっと流行ると、
どこの局でも特別番組を組んで、まぁ同じようなことを言ってらっしゃる。
そうやってあちこちで同じような内容を「したり顔」でされると、
逆に「またか」と、折角の熱が冷めてしまう人も多いんとちゃいますかね。
番組やゲームなんかを作る人てのは、なんでもかんでもやればいいんではなくて、
あくまで「クリエイター」であって欲しいなぁと、私は思います。
自分自身が新しい何かを創り出して、人々に新しい世界を見せて、
みんなに新しい楽しみをもたらす、常にそんな姿勢でいてもらいたいと願います。
(まぁ家電メーカーの一開発者である私自身への戒めでもある訳ですが〜)
そうこう言ってるうちに、ブームなんてものはだいたい1年もすれば終わってるんですけどもね。
さあ、「脳を鍛える」の次は何が流行るのでしょうか。
とりあえず次は、マネマネばかりするのではなく、もうちょっと頭をひねって考えて、
新しい流行りモノを生み出してもらえれば、と思います。
う〜ん、グチっぽくなってきたなぁ。こりゃもう完全に、老化現象とちゃうんか〜!
てことで、今回もそそくさと逃げるように退散することにしますです。
え〜ぃ、テクマクマヤコン、テクマクマヤコン・・・(なんのこっちゃ)
(Vol.55 おしまい)