ぶつくさと〜く

【Vol.69】 ピキン (2007.10)

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ほんと、ど〜〜〜〜〜〜〜でもいいことなんですが、
先日、何気なくNHKのニュース番組を見ていると、
ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん関連のニュースで、
とある黒人の「国連事務総長特別顧問」という方が映っていました。
(きっと見られた方もおられると思いますが)

なんと、その人の名は「ガンバリ特使」。

うお〜〜、めっちゃオイシイ名前や〜〜ん!
めっちゃ仕事に力入ってそうや〜〜ん!!

と、独り全く意味のないところで、急にテンションが上がってしまったのでした。
(かなり頭イカレてるな・・・)

ただ残念なことに、TVでちらりと見た限りでは、
名前とは裏腹に、あまりガンバってない感じのコメントをしてました・・・。
(チーン)

さてさて、みなさんは子供の頃、どんな歌をよく聴いておられましたでしょうか?
ワタシは、もちろん他にもいろいろ聴いてはいたんですが、
特に中学生の頃は、何故か「さだまさし」をよく聴いていました。

流石にもう時代はレコード盤の頃ではなかったので、レンタルショップでCDを借り、
使い回しのカセットテープに重ね録りして(以前録音した曲が途中から始まったりするんですが〜)、
そのテープを家で何回も何回も聴いてましたね。
(ずいぶん貧乏臭い話やな・・・)

きっと分かる人には分かると思うのですが、
「精霊(しょうろう)流し」とか「案山子(かかし)」「秋桜(こすもす)」といった、
寂しい感じの曲がお気に入りでした。

だからと言って別に暗い中学生という訳ではなく、
まぁどちらかと言えばかなり明るい方だったとは思うのですが、
家で独りでさだまさしを聴いて、思いっきり涙を流している日もありました。

今から考えると、ほんま、ちょっとやぱい子ですよね・・・。
我が子が独りでさだまさし聴いて泣いてたら、ちょっと誰かに相談してみますよね・・・。

まぁ、まさしの話は置いといて、前からちょくちょく思ってることがあります。
それは「涙」って何?、ってことです。

涙って、悲しいときにも、嬉しいときにも、自然と溢れ出るモノじゃないですか。
(おっと、ちょっとカッコエエ言い方してしもた)

悲しいとき「だけ」出るとか、嬉しいとき「だけ」出るなら、
なんとなく「あぁ、その感情の信号が涙腺に繋がってるんやな」と勝手な解釈で納得できるのですが、
悲しいときにも、嬉しいときにも、どっちでも出るってどういうことなんでしょうか?

いやほんと、海ガメだって、涙を流してるのはいつも同じシーンですよ?
(何か例えがずれてる気がするが)

もしこれが「感情が高まった時」に出るモノだと言うのなら、
怒ってるときや興奮してるとき、すごく緊張してるときなんかには、
もっと出て来てもいいと思うのですが、何故かこの場合は登場しないですよねぇ?
一体、どういうシステムになってるんでしょうか・・・?

かなり昔、パペポTVという関西の深夜番組で、上岡龍太郎氏が、
「目から出たら涙、鼻から出たら鼻水、口から出たらよだれ、耳から出たら耳だれ。
出る場所が違うだけやのに、涙だけが綺麗なものとして特別扱いされるのはおかしい!」
と力説されてたのをよく覚えているのですが、
実は涙は、鼻水やよだれや耳だれと同じシステムで出るんでしょうか?

このメカニズムについて詳しくご存知の方、おられましたらこっそり私に教えて下さい。
涙というモノが、何故自然と溢れてしまうのか、その理由を。

さて話は変わって、僭越ながらも、
私が地域自治会の会計をやらせて頂いていることは以前書きましたが、
自治会内でも、そして自治会がいくつか集まった自治会連合でも、様々なイベントがあります。
月2回の公園清掃、防災訓練、盆踊り大会、焼き芋大会などなどなど。

特にこの秋の季節にはイベントが多く、子供たちが運動会で汗を流すのと同様に、
先日、自治会連合による「体育祭」なるものが近所の小学校で行われました。

自治会の役員としてはかなり「若手」の私は(この年で若手と呼ばれるのは芸人と自治会くらい?)、
当然こういう機会には、いろいろな種目に出ないといけない訳なんですよね。
・・・ということで、たいして足も速くないくせに、
体育祭の最終種目である「自治会対抗リレー」の選手に選ばれてしまったのでした。

そのリレーというのは、年齢別の男女混合8人が1チームとなって行われるもので、
女性の40代、30代、20代、10代の順にそれぞれトラック半周を走り、
その後に男性の40代、30代、20代、10代がそれぞれ1周走るという種目なのでした。

大人たちが走るので、流石にそう簡単にその年代の選手が見つかる訳ではなく、
例えば10代の枠に40代のおっちゃんが走ってもよいルールになっていました。
(もちろん逆はダメ〜)

てことで私は、30代のご老体のくせに、元気いっぱいの20代枠で走ることになりました(泣)

あまり顔馴染みでないとは言え、自分と同じ地域に住む子供たちやそのお母さん、
そして老人会のお年寄りが、精一杯声援を送ってくれる中、
ついに自治会対抗リレーが始まりました。

我がチームは、なかなか好位置をキープしながら次々とバトンを繋ぎ、
私は、5チーム中2番目という順位でバトンを受け取りました。

まぁ何と言いますか、普段たいして運動もしてないくせに、
選手として選ばれてしまったからには、
みんなの期待に応えるべく、結構ムキになって走ってしまうものでして・・・。

最初のコーナーの時点で、わずか数メートル前にトップのランナーが走っていたので、
なんとかこいつを抜いて1位になってやろうと、カーブの間に徐々に接近しました。
そして直線コースに入ったときに、「本気モード」で一気に加速。
早々にトップランナーと肩を並べた私は、あっという間に彼を抜き去ってトップに躍り出たのですっ!

「うおっ、俺、まだまだイケるやん!結構やるやん!」

これで地域のみなさんからの人気も急上昇、なんなら選挙にでも出ちゃおうかな?
と、小さくニヤケてしまった瞬間、
「ピキン」という聞き馴れない音とともに、左足の太ももの裏に激痛が走りました。

「ぬぉぉぉぉぉぉ〜〜!」

そうなんです、どうやら普段運動していない貧弱な私の体にとって、
「本気モード」の走りは少々自分の限界を越えてしまったらしく、
あっさり肉離れを起こしてしまったようなんです。
(チーン)

「痛たたたたたたっ!」と、まるで北斗神拳正統伝承者のような叫び声を上げ、
左足の太もも裏を手で押さえながら必死で走る私を見て、
会場は、3割の心配と7割の笑いとが入り交じったような雰囲気になっていました。

そのまま最後のコーナーを曲がり、なんとか1位のままバトンを最終選手へ。
結局チームはそのまま1位でフィニッシュし、一応面目を保つことはできたのでした。

まぁなんやかんやでその日は気分よく帰ったのですが、
結局その翌日からは、左足を引きずって歩く羽目になり・・・。
例の「ピキン」は、どうも血管がどこかで切れた時の音のようでして、
それから1ヶ月ほど経った今も、ひざの裏のところに血が溜まってます(泣)

いや〜、ほんと、おっさんにこんな無理させたらあかんよ。

・・・てなわけで、だんだんと寒くなってきましたが、
季節の変わり目、みなさん体調管理に十分気を付けましょうね〜!

それではみなさん、さよおならプ〜。
(小学生レベル)

(Vol.69 おしまい)


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